旅の準備はじめよう
あなたはどっちが好み?原宿・竹下通りとブラームスの小径
ファッション、音楽、アートをはじめとする、数々のストリートカルチャーを生み出した原宿・竹下通り。それと並行するように「ブラームスの小径(こみち)」という、情緒あふれる細い道があるのををご存知ですか。原宿の静と動を表す2つの通りをご紹介します。
若者文化の発信地「竹下通り」とその魅力
ファッション、音楽、アートをはじめとする、数々のストリートカルチャーを生み出した原宿の竹下通り。
都内有数の繁華街として栄えるこの場所には、日々、大勢の観光客が集まります。一方で、竹下通りの商店街から一歩入った「ブラームスの小径(こみち)」という、情緒あふれる路地があるのをご存知ですか?
隣接しているにもかかわらず、全く異なる特色をもつ竹下通りとブラームスの小径。今日は、原宿を訪れたらぜひとも足を運んでほしい、異色の2大ストリートについてご紹介します。
竹下通りへのアクセス
竹下通りへのアクセスはいたって簡単。JR原宿駅の竹下口を出ると、目の前にゲートが現れます。
通りを見下ろすと、全長360メートルの細長い道を絶え間なく行き交う人々の姿が目に飛び込んできます。昼夜かまわず人でにぎわう竹下通りは、海外メディアも注目する話題のカルチャースポットです。
「原宿の絶品クレープ店ベスト3!有名老舗のおいしいクレープを食べよう」より
人の波に呑まれながら通りを突き進むと、原宿名物「クレープ」の販売店を発見。手頃な価格なのに食べごたえのあり、焼きたてを味わえるクレープは、学生や旅行者に人気のスイーツです。
ringo-a.me×ロリータの究極カワイイコラボ!? メルヘン撮影会 in 代々木公園より
ゴスロリ(ごすろり:退廃的・ゴシック的で、少女的・ロリータ的なファッション)の聖地としても有名な竹下通り。皆さんも、個性あふれるファッションを身にまとった若者が集うこの地で、東京ストリートカルチャーの「今」を肌で感じてみてはいかがでしょう。
まるでヨーロッパの世界?ブラームスの小径の成り立ち
華やいだ雰囲気の竹下通りとは対照的に、ほの暗い路地裏に悠然と佇む、ブラームスの小径(こみち:小さな道、細い道のこと)。アンティーク調の街路灯が、通行人を静かな世界へ誘います。
今から40年以上前、芸術と文化の複合施設として、この場所にひとつの「洋館」が誕生しました。その後、周辺一帯には、ヨーロッパ風のブティックや石作りのカフェが次々と建設され、ブラームスの小径は原宿のおしゃれな穴場スポットとして、またたく間に成長を遂げたのです。
狭い小径ですが、緑豊かなスポット。竹下通りと並行している通りとは思えないほど静かです。
小径形成のきっかけとなった「ある洋館」と言えば、レストラン「JARDIN de LUSEINE」です。パリの古い街角を彷彿とさせる建築は、女性から絶大な人気を誇っていたのだとか。(現在は閉業)
洋館の店先には、ドイツの有名音楽家、ヨハネス・ブラームスの胸像が立っています。なぜ原宿の小さな路地に、ヨーロッパの作曲家の名が付けられたのでしょうか。
その由来を調べてみると「ブラームスの小径」の名付け親がフランス人作家フランソワーズ・サガンだと発覚。洋館の初代経営者と親交の深かったサガン氏が、自身の著書「ブラームスはお好き」にちなんで命名した、とのことです。
ブラームスの小径の行き方
肝心の行き方ですが、竹下通りのダイソーの向かい側に伸びる道を進むと、「CHRISTIE」という老舗喫茶店が目に入ります。
CHRISTIEの右手を曲がったその先に「ブラームスの小径」は隠れています。シンプルなアクセス方法ですが、見落としやすい場所にあるため、しっかりと地図を確かめながら歩くとよいでしょう。
若者の街として活気に満ちた竹下通りと、大人の風格ただようブラームスの小径。 雰囲気は違えど、街を長年見守ってきた2つの通りは、原宿を語る上で欠かせない存在です。皆さんも、原宿に足を運ぶ機会があれば、ぜひ2つの通りの違いを楽しんでみてください。
Information
竹下通り
住所:東京都渋谷区 神宮前1丁目
営業時間:-
定休日:-
Wi-Fi環境:なし
クレジットカードの有無と種類:-
言語対応レベル:-
他言語メニューの有無:-
最寄り駅:JR原宿駅
アクセス:竹下口から徒歩1分
価格帯:-
宗教情報:-
電話番号:-
公式HP:原宿竹下通り商店会
ブラームスの小径
住所:東京都渋谷区神宮前1-15-14
営業時間:-
定休日:-
Wi-Fi環境:なし
クレジットカードの有無と種類:-
言語対応レベル:-
他言語メニューの有無:-
最寄り駅:JR原宿駅
アクセス:竹下口から徒歩5分
価格帯:-
宗教情報:-
電話番号:-
公式HP:-
※本記事は2015年10月13日に公開した記事をリライトしました。
94年生まれ。神戸出身、東京在住。アメリカからの帰国子女。旅、アート、食が大好きな大学生。