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もし秋に北海道に行くなら、雄大な自然が作り上げる紅葉をぜひ見たい! 温泉やアクティビティも楽しめる北海道のオススメ紅葉10スポットをご紹介します。
北海道は、日本の最北にある、もっとも大きな県です。雄大な自然に、新鮮な海産物をはじめとするグルメ、心奪われる夜景などさまざまな魅力があり、日本中、世界中から多くの人々が訪れます。
しかし、もし秋に北海道に行くなら、雄大な自然が作り上げる紅葉をぜひ! 紅葉はもちろん、温泉やアクティビティまで楽しめる、北海道の人気紅葉10スポットと、例年の紅葉時期をご紹介します。
北海道は非常に広く、場所によって紅葉の時期は異なりますが、おおむね10月〜11月上旬に見ごろを迎えるスポットが多いようです。層雲峡(そううんきょう)の紅葉は日本でもっとも早いと言われており、8月下旬ごろから始まります。
本記事では、各スポットの例年の紅葉時期を書いています。その年々によって時期は微妙に変動するため、参考までにご覧ください。
「大沼国定公園(おおぬまこくていこうえん)」は総面積が9,000ヘクタールもある大きな自然公園です。自然豊かな園内の景色は非常に美しく、新日本三景にも選ばれています。
園内では、ハイキング、カヌー、サイクリングなど、さまざまなアクティビティを楽しみながら紅葉を見ることができます。冬には、凍った湖面の上でする「ワカサギ釣り」も有名。
函館駅、函館空港などからバスが出ているので、アクセスも便利。函館駅からは特急北斗で30分です。
10月中旬~11月上旬
Picture courtesy of 社団法人層雲峡観光協会
旭川空港から車で1時間20分のところにある大峡谷が「層雲峡(そううんきょう)」です。日本でもっとも広い国立公園・大雪山国立公園の入口近くに位置します。
層雲峡温泉からロープウェイやリフトを使い、黒岳という山の7合目まで、紅葉を見ながら上ることができます。ロープウェイ降り場から頂上までは歩いて1時間ほど。
紅葉を真上から眺められるだけでなく、トレッキングしながら北海道の大自然を間近に感じることができるオススメのスポットです。
層雲峡は、層雲峡温泉を拠点にしましょう。紅葉の美しい紅葉滝も、温泉街から徒歩30分程度です。初心者向けの散策コースですが、運動靴をはいて行くようにしましょう。
黒岳を含む大雪山は、日本でもっとも紅葉の時期が早いと言われ、山頂では8月下旬から紅葉が始まります。なるべく早めに見に行くのがオススメです。
山頂:8月下旬
8、9合目:9月上旬
5〜7合目:9月後半
層雲峡温泉周辺:10月初旬
世界自然遺産・知床(しれとこ)半島の深い森の中に、5つの湖があります。その湖の周りを散歩しながら、2つのコースで美しい紅葉を楽しむことができます。
車いすも利用できる高架木道は、雄大な紅葉風景の中、全長800メートルの道を歩いていきます。知床五湖はヒグマの生息地ですが、高架木道には電気柵があるので安心。こちらは無料で散策可能です。
地上遊歩道では、野生動物やさまざまな植物を見ながら、深い森の中を歩きます(ヒグマ出没時は閉鎖)。こちらは有料レクチャーを受ければ散策できます。各種手続きは知床五湖フィールドハウスで行なっています。
10月上旬〜中旬
札幌の中心部からバスで1時間程度の場所にある「定山渓(じょうざんけい)」。渓流に沿って散策しながら紅葉を楽しめます。
中でも二見吊橋(ふたみつりばし)は、前後左右が美しい自然に包まれる人気スポット。ロープウェイを利用して、山頂から紅葉を眺めることもできますよ。
また日帰り利用の可能な温泉が多数あり、温泉に入りながら紅葉を楽しむという贅沢な経験ができるのも魅力。カヌーや乗馬などのアクティビティも揃っているので、大自然を思うぞんぶん満喫できます。
紅葉シーズンの10月1日〜21日まで、定山渓内を「紅葉かっぱバス」というバスツアーが運行しています。定山渓観光案内所から1日4便、1時間程度で紅葉の見所を巡ります(700円)。
10月上旬〜10月中旬
登別温泉は、9種類もの温泉が湧き出す、北海道を代表する温泉地の1つです。1日に流れ出る湯量は、なんと1万トン!
登別温泉の源泉・地獄谷(じごくだに)や、湯気の沸き立つ火口跡・大湯沼(おおゆぬま)付近では、さまざまな種類の木からなる美しい紅葉を見ることができます。周辺は火山ガスや高温の温泉が噴出しており、白い湯けむりに紅葉がよく映えます。
10月中旬〜10月下旬
意外と知られていない紅葉の名所が、「北海道大学」です。北海道大学は北海道を代表する国立大学で、札幌市内に広大な敷地をもつことで知られています。
秋にはイチョウの名所となり、380メートルの道路に70本のイチョウが植えられています。空を見上げると、頭上一面に黄色のイチョウが広がります。JR札幌駅から徒歩7分という好立地に位置しており、気軽に立ち寄ることができるのも人気の理由の1つです。
10月下旬〜11月上旬
日本新三大夜景で知られる札幌、その中でも有名な夜景が、藻岩山(もいわやま)から見る夜景です。麓(ふもと)からロープウェイで上がった先には、まばゆいばかりの夜景がきらめきます。
この藻岩山では、秋になると木々が色づき、ロープウェイの下には目にも鮮やかな紅葉が広がります。昼間は色づく木々を楽しみ、夜は夜景にうっとり。秋に来れば、1つの場所で2度楽しめるスポットです。
10月中旬〜10月下旬
Picture courtesy of 函館市観光部
こちらの巨大な“星”は、「五稜郭」という函館を代表する観光スポット。江戸時代の末期に作られた要塞で、現在は公園として一般に開放されています。
春は桜でピンク色に染まり、秋は写真のように紅葉で色づき、季節によって異なる表情を見せます。隣接する高さ107メートルの五稜郭タワーに登れば、五稜郭の全体を見渡すことができます。
10月中旬〜11月上旬
Picture courtesy of 函館市観光部
函館で紅葉を見るなら、五稜郭のほかに「香雪園(こうせつえん)」がオススメ。見晴公園(みはらしこうえん)という公園の中にある日本庭園で、もともとは豪商の別荘地でした。
Picture courtesy of 函館市観光部
1年を通じて自然の移り変わりを楽しむことができますが、何といっても紅葉の時期は息をのむ美しさ。地面に落ちた紅葉は、まるでじゅうたんのよう。夜にはライトアップされて幻想的な風景となります。
10月中旬〜11月上旬
アップル社が壁紙に採用したことから世界的にも知られるようになった美瑛(びえい)の「青い池」。こちらも季節によって美しく姿を変え、とくに5月中旬〜6月下旬にはもっとも美しいコバルトブルーが見られると言われています。
秋になると、その湖はまた異なる姿に。山の木々が色づき、湖面にその鮮やかな色が映え、青々とした湖とも混じり合って言葉に尽くせない色彩を作り出します。アクセスはやや不便ですが、訪れる価値のある場所です。
10月上旬〜中旬
北海道には、温泉と紅葉を楽しめたり、カヌーやサイクリングなどアクティビティをしながら見物できたりと、ユニークな紅葉スポットが盛りだくさん。紅葉の秋には、北海道の絶景を見ながら、特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
北海道は非常に広いため、移動に時間がかかることがあります。アクセス方法も限られている場合があるので、行きたい場所はどこにあるのか、アクセス方法なども把握してから向かうようにしましょう。
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