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北海道・札幌丸わかりガイド。気温・服装、グルメ、観光スポットなど
北海道を代表する都市・札幌。豊かな自然、歴史ある文化、そして絶品グルメを季節問わず堪能することができます。本記事では、札幌のオススメ観光スポットから気温・服装・アクセス情報まで、北海道観光にかかせない旅情報をまとめてご紹介します。
札幌とは?
札幌を代表するイベント「さっぽろ雪まつり」
日本の最北に位置する北海道。その政治・経済・文化の中心地といえるのが札幌市です。新鮮な魚介類やラーメン、ジンギスカン(羊の焼き肉)などの絶品グルメ、四季に合わせてさまざまな表情を魅せる景勝地など、魅力が満載です。
本記事では、札幌を訪れたら絶対に行きたいスポット10選から、オススメグルメ、時期ごとの気候・服装まで、札幌旅行に必要な情報を余すところなくお伝えします!
目次:
札幌のエリアガイド
オススメの札幌スポット10選
絶対食べたい札幌グルメ4選
札幌への行き方
観光の交通手段
気温、服装
イベント
観光のモデルコース
宿泊施設
札幌のおみやげ
旅のお役立ち情報
札幌のエリアガイド
札幌は、歴史ある観光名所、多くの人でにぎわう歓楽街など、エリアによって異なる魅力をもつ街です。
中心部に東西に広がる大通(おおどおり)公園の周辺には、赤レンガ庁舎、時計台、テレビ塔など、長い歴史をもつ建築物が集まっています。
その近くにあるすすきのエリアは、「眠らない街」と呼ばれるナイトスポット。ラーメン、ジンギスカン、ザンギ(鳥の唐揚げ)など札幌名物を食べることができるグルメスポットでもあります。
中心部から少し離れ、藻岩山(もいわやま)から札幌の夜の街を眺めれば、息を呑む美しい夜景が広がっています。定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)まで足を伸ばせば、美しい四季の風景に囲まれながら温泉につかれます。
オススメの札幌スポット10選
1.札幌市時計台
Photo by Pixta
「札幌市時計台」は札幌のランドマークといえる建物。1878年、北海道大学(当時は札幌農学校)の講堂として建てられました。現在は国の重要文化財に指定されています。
1時間ごとに鐘の音が街にひびきわたり、夜になると美しく点灯される時計台は、市民を静かに見守る街のシンボルとして、長きにわたって親しまれています。
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2.赤れんが庁舎
「赤れんが庁舎」も、札幌を代表するランドマークの1つ。以前は北海道庁の旧本庁舎として使われていた建物です。
建設は1888年。パリのオペラ座に代表されるネオ・バロック様式をアメリカ風にアレンジしたデザインが特徴です。館内は無料で公開され、歴史資料などが展示されています。
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3.二条市場
北海道に来たら、ぜひ新鮮な魚介類を味わってみてください。100年以上の歴史をもつ市場「二条市場」では、とれたてのウニやイクラ、カニなど、心ゆくまで海鮮を堪能することができます。
「札幌で海鮮を食べるなら!アクセス抜群「二条市場」へ行こう」では、市場の雰囲気やオススメの店などを詳しく紹介しています。
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4.幌見峠(ほろみとうげ)ラベンダー園
札幌市内にある幌見峠(ほろみとうげ)ラベンダー園は、5,000株のラベンダーが可憐に咲き誇る場所として有名です。
見ごろは、7月中旬から8月中旬の1ヶ月間。園内ではラベンダーの刈り取りも体験できます(500円〜)。
アクセス方法など詳しくは、「札幌市内にあるラベンダー畑「幌見峠ラベンダー園」がキレイすぎる!」をご覧ください。
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5.もいわ山ロープウェイ
Photo by Pixta
札幌は、日本三大夜景の1つとして認定されるほど、その夜景の美しさで有名です。
中でも札幌市中心部の夜景を見渡せるのが、藻岩山(もいわやま)。
標高531メートルの頂上には、ロープウェイとケーブルカーを使って行くことが可能です。「光のじゅうたん」とも形容される美しい札幌の夜景をぜひ楽しんでください。
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6.すすきの
すすきのは、北海道を代表する歓楽街で、飲食店や娯楽施設、ホテルなどが密集するエリア。「眠らない街」とも形容され、夜には8万人もの人々であふれます。治安は比較的よいと言われてますが、スリや客引きなどには注意しましょう。
夜のイメージが強いすすきのですが、「狸小路商店街」という商店街もあるので、昼間はショッピングを楽しむこともできます。
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7.白い恋人パーク
「白い恋人」とは、2枚のクッキーでホワイトチョコレートを挟んだ、北海道の有名な菓子。
札幌の白い恋人パークでは、観光客に向けた工場見学のツアーが開催されています。
8.北海道神宮
1869年に建てられた北海道神宮は、北海道を代表する神社として知られています。北海道の国土を守る神様などが祀られています。
境内には約1,400本の桜の木が植えられており、春にはお花見スポットに。春に札幌を訪れた方は、参拝とともに、お花見も楽しんでみてはいかがでしょうか。
北海道神宮周辺のおすすめホテル
9.モエレ沼公園
Photo by Pixta
彫刻界の巨匠、イサム・ノグチが設計した「モエレ沼公園」は、廃棄物の埋め立て地を活用した芸術性あふれる公園です。
四季に応じて異なる魅力を持ち、自然とアートが呼応する特別な空間。詳しくは、「イサム・ノグチがデザインした札幌市の「モエレ沼公園」が美しい!」をご覧ください。
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10.定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)
札幌近郊に位置する定山渓温泉は、北海道を代表する温泉街の1つ。
ホテルや旅館に泊まれば、ゆったりと贅沢な時間を過ごせます。日帰り温泉や無料の足湯、また源泉を利用して「温泉卵」(温泉を使ったゆで卵)を作ることができるスポットもあります。
紅葉でも有名なスポットで、秋にはカヌーに乗りながら紅葉を楽しめます(カヌー体験は6月末〜10月31日の期間)。
定山渓温泉周辺のおすすめホテル
絶対食べたい札幌グルメ4選
新鮮な魚介類だけでなく、ラーメンやジンギスカンなど、おいしいものが集まる札幌。ここでは代表的な4つの札幌グルメをご紹介します。
1.海鮮・寿司
Photo by Pixta
札幌グルメとして忘れてはいけないのが海の幸。国内でも高い漁獲量をほこる北海道では、新鮮で脂の乗った魚介類を味わうことができます。
二条市場や場外市場などでは、ウニやイクラをふんだんに使った海鮮丼を朝6:00ごろから食べられます。ランチタイムには行列ができる店もあるため、朝に行くことをオススメします。
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2.札幌ラーメン
札幌は、東京に次ぐ日本第2のラーメン激戦区と言っても過言ではないぐらい、数多くのラーメン店があります。
中でも、名物は味噌ラーメン(写真)。中華鍋で、味噌や野菜、さらに出汁(だし)を注いで高温で炒めることで、味噌ラーメン独特の風味が生まれます。
もちろん味噌ラーメンだけでなく、札幌には個性的なラーメン店が揃います。「5000杯食べたマニアがオススメ!北海道・札幌市の激ウマ人気ラーメン15選」で、ぜひ行きたいラーメン店を見つけてみてください。
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3.ジンギスカン
Photo by Pixta
札幌の名物グルメ・ジンギスカンは、専用の鍋を使って調理する、羊肉の焼き肉料理です。肉と一緒にさまざまな野菜を焼くスタイルが一般的。
栄養豊富で手頃な価格で味わえるジンギスカンは、札幌を訪れたらぜひ試してみたい料理の1つです。
4.スープカレー
世界中には数えきれないほどのカレーの種類がありますが、ここ札幌の地で生まれたのがスープカレー。
特徴はさらさらしたスープと、目を引く大盛の野菜。カレーによっては鶏肉など大きな肉が入っていることもあり、食べ応えはじゅうぶんです。スパイシーな香りが食欲を刺激します。
札幌への行き方
東京から札幌へは、飛行機が便利でしょう。
東京の羽田空港・成田空港から札幌の新千歳(しんちとせ)空港までは、片道1時間40分〜2時間ほど。費用は約6,000円〜(時期・航空会社による)。
新千歳空港から札幌駅までは、快速エアポートで約40分、料金は1,070円。バスで約65分、料金は1,030円。
東京駅から札幌駅まで新幹線で訪れる方法もありますが、乗り換え込みで片道約8時間半、料金も27,000円ほどかかるのであまりオススメしません。
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観光の交通手段
札幌で観光地をめぐる場合、札幌の中心部と市内を結ぶ「札幌市営地下鉄」がオススメ。各区間の料金は200円〜370円程度ですが、「地下鉄専用1日乗車券」を購入すれば、大人830円・子ども420円で一日乗り放題となります。
また、土・日・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)に札幌を訪れた方には、さらにお得な乗り放題乗車券「ドニチカキップ」も販売されています。こちらは1日乗り放題で大人520円・こども260円。休日に札幌へ行く時はぜひ利用してみてください。
地下鉄だけでなく、札幌市近郊には鉄道やバス、路面電車が運行しています。地下鉄が通っていない札幌中心部から西側の地域は、路面電車(市電)の利用が便利です。
郊外へ行く際は、電車の車窓から札幌の大自然をゆっくりと堪能してみてください。
気温、服装
春の札幌は本州と比べるとまだ肌寒さが残っているため、コートなどの上着類、マフラーや手袋の防寒グッズを持参することをオススメします。3月に雪が溶け始め、4月になるとほとんど雪はなくなります。
一方、7月と8月の日中は30度を超える真夏日もありますが、夜になると気温が下がるため、夏でも長袖の洋服を準備しておくとよいでしょう。
10月になると平均気温は12度を下回り、11月上旬から雪が降り始めます。11月〜2月は氷点下の日が増え、雪が積もって道も滑りやすくなります。冬の北海道を訪れる際は、しっかりと防寒対策をして、歩きやすい長靴などを準備していきましょう。
イベント
札幌を代表するイベントと言えば、毎年2月上旬に開催される「さっぽろ雪まつり」。雪を削って作るアート作品は、ぜひ一度見てみたいですね。
寒い季節にぴったりのあたたかい北海道グルメも提供されるこのイベントには、世界中から観光客が集まります。札幌市中心部にある大通公園やすすきのなどがメイン会場となります。
観光のモデルコース
「札幌でどこを観光しようか迷っている」という方にモデルコースをご紹介します。
1日目
朝 赤れんが庁舎、時計台、テレビ塔(大通公園)などを観光
昼 白い恋人パークで工場見学
夜 藻岩山、すすきのなどでラーメンを食べる
2日目
朝 二条市場で海鮮丼を食べる
昼〜夜 モエレ沼公園、あるいは定山渓温泉
1日目で札幌の主要観光地を回ったら、2日目は自然と温泉に癒されながら、ゆっくりとした一日を過ごしてみてはいかがでしょうか?
宿泊施設
札幌には、一般的なホテルから老舗の旅館、ゲストハウスまで、さまざまなタイプの宿泊施設がそろいます。
札幌駅や大通公園のすぐ近くに立つ「札幌グランドホテル」は、便利な立地と上質なサービスに定評があります。
1903年創業の老舗旅館「中村屋旅館」は全室和室。歴史情緒あふれる旅館として、観光客から人気を集めています。札幌駅からも近いため、市内を観光する方にオススメ。
札幌を代表するゲストハウス「SappoLodge」には、ドミトリーや個室など多様なタイプの部屋がそろいます。1Fにはカフェバーが併設されているため、宿泊客同士でお酒を交わしながら仲を深めることもできます。
札幌のおみやげ
ロイズのポテトチップチョコレート
「ロイズ」のポテトチップチョコレートは、札幌のおみやげとして大人気の一品。ポテトチップスにチョコレートがコーティングされた、甘さと塩気のバランスが絶妙なスナック菓子です。
白い恋人
2枚のクッキーでホワイトチョコレートを挟んだ「白い恋人」は札幌の定番みやげの1つ。デパートや駅のおみやげ売り場で簡単に買い求めることができます。日本人なら誰しもが知っている水色のパッケージが目印です。
札幌を存分に楽しもう!
観光スポットやグルメに事欠かない札幌。ぜひお好みの旅のプランを立てて、札幌を満喫してください!