世界一"濃い"抹茶ジェラートが食べられる！浅草「壽々喜園」

日本の味といえば、醤油や味噌が代表的なものですね。中には「抹茶」を思い浮かべる訪日旅行客の方々もいるのではないでしょうか。

そんな、日本という国のイメージにも強く結びついている「抹茶」。その抹茶の味を最大限感じることができる場所をご存知でしょうか。それは、訪日旅行客がもっとも足を運ぶ、東京・浅草にあります。

壽々喜園(すずきえん) 浅草本店では、世界一濃い抹茶ジェラートを味わうことができるのです。

壽々喜園は、150年以上の歴史がある老舗の茶店です。煎茶、玉露をはじめ、美肌茶、健康茶など様々な種類のお茶を販売しています。

場所は、浅草寺から歩いてすぐのところ。抹茶色ののぼりが目印です。

店内は、茶葉や抹茶を点てるときに使う茶筅(ちゃせん)や急須など、お茶に関する商品が陳列されています。

こちらが目玉のジェラート。ここで提供される抹茶ジェラートは、お茶の名産地・静岡県で抹茶菓子を専門に展開する「ななや」とコラボした商品です。

抹茶ジェラートを初め、ほうじ茶、玄米茶など、お茶を活かしたメニューのほか、黒ごまや大納言あずきなど、日本ならではの味わいのジェラートが集結しています。

抹茶ジェラートは、濃さが7段階に分かれて用意されています。一番濃い「No.7」が世界でもっとも濃いと言われている抹茶ジェラートです。

ジェラート業界では、No.5が濃さの限界と言われていますが、その限界を越えたのがNo.7。このNo.7のジェラートには特別な茶葉が使用されており、農林水産大臣賞を受賞した国内でも最高品質の抹茶を存分に堪能できます。

No.7が静岡県内の「ななや」直営店以外で食べられるのは、壽々喜園 浅草本店が初めてとのことです。

左がNo.1の抹茶ジェラートで、右がNo.7のジェラートです。その色の違いは歴然で、No.7の濃さを物語っています。

実際に、No.7の世界一濃い抹茶ジェラートを食べてみました。

口に入れた瞬間、抹茶の芳醇な香りが伝わってきます。そして、抹茶をぎゅっと凝縮したような深い味わいが口一杯に広がります。抹茶といえば"苦い"というイメージですが、上質な茶葉を使っているからか、苦みは軽やかで上品さすら感じさせます。

No.1の濃さのジェラートも味わってみましたが、こちらはかなりさっぱりした印象。No.7だと苦手だという方もいるようなので、自分好みに合わせて濃さを選んでみてください。

ジェラートはシングルもしくはダブル、器にはカップもしくはコーンが選べます。抹茶の濃さにより価格は変動し、シングルは370円〜580円、ダブルなら470円〜680円です。

ダブルを注文して、No.7にほうじ茶ジェラートや玄米茶ジェラートを合わせみると、また味わいが変わります。色々な組み合わせを楽しんでみてください。

現在(2016年1月)、この抹茶ジェラートが大変な人気を呼んでおり、店舗が混雑することもしばしば。混雑時には整理券が配布されることもあります。店内には座席がありますが、他の来店客がなるべく座って食べられるよう、食べ終わったら速やかに席を離れるようにしてください。

お店の方によると、抹茶ジェラートを目的に来店した訪日客がそのおいしさに魅了され、食べたあとに抹茶の商品を購入して帰ることも多いのだとか。

訪日旅行者にぴったり！その他のオススメ商品

壽々喜園には、日本茶に慣れていない訪日旅行客の方でも楽しめるよう、工夫の凝らされた商品が多数あります。そのうちいくつか紹介します。

こちらの商品は、抹茶を手軽に楽しむことができる「NODATE」(税別300円)。伝統的な抹茶の点て方を知らなくても、NODATEならば問題ありません。付属のシェイカーを振るだけで抹茶を作ることができ、道具を買いそろえる必要もありません。

1回分がパックになった煎茶もオススメ。1つ100円と値段もお手頃です。パッケージは歌舞伎や富士山など日本を象徴するデザインになっているので、おみやげに買って帰る訪日旅行客がよくいるのだそう。

もう少しまとまった量がほしいという方には、こちらの富士山缶(税抜680円)がオススメです。

普段、日本の人が親しんでいるようなお茶ももちろん購入できます。多種多様な茶葉が売られていますので、茶葉による味わいや香りの違いを店員に聞いてみてください。

日本ならではの味、抹茶。壽々喜園で、世界一濃い抹茶ジェラートを試して、抹茶や日本茶の深みを存分に味わってみてください。

壽々喜園

〒111-0032 東京都台東区浅草３丁目４−３