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毎年4月中旬~5月下旬に開催する「富士芝桜まつり」では、富士山と芝桜の絶景を楽しめます。イベントは山梨県富士河口湖町で開催。雄大な富士山をバックに、首都圏最大級約50万株もの芝桜が花を咲かせるというから驚きです。
日本で桜の次に楽しめる花のひとつ、「芝桜(しばざくら)」。桜より少し遅い4月から5月にかけて開花し、直径1.5センチほどの小さな花を咲かせます。
花の形が桜によく似ていること、芝生のように地面を一面覆うことから「芝桜」と名前が付けられました。
芝桜はプランターなどで育てることができますので、町で見かけることもあるかもしれません。しかし桜の木のように、シーズンになるといたるところで見つけられる、というものではありません。
そして、「芝」という言葉がついているように、一面に花を咲かせることが魅力のひとつ。広大な敷地一面に花を咲かせる、芝桜の名所で絶景を楽しんでみませんか?
そんな芝桜を楽しめるイベントのひとつが、山梨県の富士河口湖町で開催される「富士芝桜まつり」。
ここで望める世界遺産の富士山と、一面をピンク色で染める芝桜の景色は、ほかでは見られない絶景です。雄大な富士山をバックに、首都圏最大級約50万株もの芝桜が花を咲かせるというから驚きです。
ちなみに、桜はピンクの花を咲かせますが、芝桜は、白、ピンク、紫など色とりどりの花を咲かせます。例えば、富士芝桜まつりで見られる芝桜の一部がこちらです。
もっとも鮮やかなピンクの花を咲かせるのが「マックダニエルクッション」という品種。大輪咲きの芝桜が園内を彩ります。
真っ白な花を咲かせてくれるのは、「モンブラン」や「リトルドット」と呼ばれる品種。開花後も緑の絨毯のように明るい景色を見せてくれます。
さまざまな色合いの芝桜が地面を彩る様子は、桜のお花見とはまた違った美しさです。
開催期間:2025年1月現在、開催情報未発表。(参考:2024年4月13日~5月26日開催)
2025年の料金は大人(中学生以上)が1,000~1,300円、子ども500~700円。2歳以下は無料です。
また、開花状況などによる開催時期の変更や、増税の影響による値段変更の可能性もあります。詳細は公式HPをご覧ください。
開催期間中、新宿駅南口にあるバスタ新宿から「富士芝桜まつり会場」まで直通バスが出ています。所要時間は約3時間、料金は往復で6,500~6,700円です。
また、河口湖からもシャトルバスが出ています。会場へは約30分程度で到着。東京から河口湖までは、新宿駅から富士回遊に乗り約1時間55分で河口湖に到着します。また、中央線特急「かいじ」もしくは「あずさ」に乗り約60分(指定席2,360円)、「大月駅」で富士急行線に乗り換えて約60分(1,170円)です。
会場ではご当地グルメが味わえるキッチンカーや展望カフェなどさまざまな施設が用意されています。
「展望広場」では、地上3.8メートルの高さから会場内の芝桜を一望できます。こちらは空と富士山と芝桜のコントラストを存分に楽しめる、絶好の撮影スポットでもあります。
photos by PRtimes
富士山周辺のご当地グルメを味わえるのも富士芝桜まつりの魅力。
期間中に開催される「富士山うまいものフェスタ」では、強いコシが自慢の「吉田うどん」、地元ブランド豚を使った「甲州富士桜ポークの豚汁」、「富士宮やきそば」や山梨名物「甲州とりもつ煮」などのメニューがずらり。これなら、たくさん歩いてお腹が空いても安心です。
また、会場から車で約30分の日帰り天然温泉「ふじやま温泉」では、極めてめずらしい泉質の「マグネシウム・カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉」というすべての泉質の温泉がブレンドされている良質の天然温泉に浸かることができます。
美しい景色を堪能し、身も心もポカポカになれそう。温泉好きの人は、足を運んでみては?
期間は約1か月半ほどですが、終盤は花が散り始めているので、より鮮やかな景色を楽しみたい人は早めに行くことをオススメします。
日本でしか見られない絶景を堪能できるのはもちろん、その土地ならではのグルメやイベントも多数開催されてるので、東京からの日帰り旅行にぴったり。ぜひ1度訪れてみてください。
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元記事執筆:Mami Wakamatsu
※本記事は2016年3月31日に公開した記事を2025年版にリライトしたものです。
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