【映像で見る日本】写真映えする景色を楽しめる日本の観光地
日本というと、東京や大阪のような大都会や、美しい寺社や歴史ある町並みの残る京都の姿を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。でも、日本の魅力はそれだけではありません。本記事では、日本を訪れるなら少し足を延ばしてでも訪れる価値のある、美しい景色が楽しめる観光スポットをご紹介します。
日本というと、東京や大阪のような大都会や、美しい寺社や歴史ある町並みの残る京都の姿を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。でも、日本の魅力はそれだけではありません。
本記事では、日本を訪れるなら少し足を延ばしてでも訪れる価値のある、日本各地の美しく、絵になる観光スポットをご紹介します。
1.魅力満載!新潟・佐渡島
©BSN
佐渡島とは、新潟県にある日本海側最大の島。その佐渡島は豊かな土壌と気候を生かした、農業や漁業が盛んな島です。古くは海洋交易の拠点として栄え、歴史、文化、芸能の島として知られてきました。
佐渡島観光の魅力は、四季折々の美しい風景。豊かな自然を島じゅうで見られるほか、森には樹齢300年もの天然杉が残され、海では、たらい舟を使った沿岸漁業が今も営まれています。
運がよければ自然復帰した朱鷺(トキ)の姿も見ることができるかもしれません。ここでは日本の原風景ともいえる景色を楽しむことができるのです。
また、鬼の面をつけて独自の振り付けで舞いながら太鼓を叩く佐渡を代表する伝統芸能「鬼太鼓(おんでこ)」や、夜に薪を焚いて行う「薪能」、「相川 宵乃舞(よいのまい)」などの行事も見どころ。
このほか、佐渡島には、日本有数の金の採掘場であった「佐渡金山」や「北沢浮遊選鉱場」などの史跡、海を臨む山の傾斜地に階段状につくられた「棚田」などの景勝地もあります。
佐渡島
住所:新潟県佐渡市
電話番号:0259-27-5000
公式HP:佐渡市公式HP
2.そり立つ雪の壁、富山・立山黒部アルペンルート
©TUT
日本海側に位置する富山県の観光スポットとして有名なのが、日本三名山に数えられる立山。広大な富山湾の先に、雪に覆われた山々が見える姿は絶景です。
富山県と長野県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」は、まさにこの標高3,000m級の山々を貫く山岳観光ルート。なかでも春のルート開通時に楽しめるのが、世界的にも有名な「雪の大谷」です。長い冬の間、豪雪に埋もれた道路を重機で掘り進め、高さが20m近くにもなる巨大な雪の壁が出現するのです。
毎年4月中旬〜6月中旬にかけては、歩行者用に開放された道路を散策することができ、世界各地から大勢の観光客が訪れる人気スポットになっています。一面が真っ白な雲上の銀世界。この大自然の迫力と美しさに、魅了されること間違いありません。
立山黒部アルペンルート
公式HP:立山黒部アルペンルート
3.日本有数の名城、長野・松本城
©SBC
松本城は、戦国時代の姿を今に残す、戦うためにつくられた城。姫路城、彦根城、犬山城とともに国宝に指定されています。
天守の壁面は白の漆喰と黒漆塗りの板で覆われており、白と黒のコントラストの美しい城としても有名です。また、天守の背景には日本を代表する名連峰・北アルプスを臨むことができ、天守を囲む堀にその姿が映し出される光景は、まさに絶景。
四季折々に見られる景色も魅力にあふれており、春には桜、秋には紅葉に映える城の姿を、冬には冠雪した城の姿を楽しめます。城の堀では鯉や白鳥、鴨などの姿を見ることも!
松本観光の際は、城の見学と周辺の散策をのんびりと楽しむのがオススメです。
松本城
住所:長野県松本市丸の内4‐1
電話番号:0263-32-2902
公式HP:松本城
4.楽しみ方いっぱい!山梨・富士五湖
©UTY
春から夏にかけて、山梨県の富士五湖周辺では富士山を臨む美しい風景や、アクティビティを楽しむことができます。
富士山を眺めるスポットとして人気を集めているのが、富士吉田市の新倉山(あらくらやま)忠霊塔。春には華やかに咲き誇る桜と五重塔、雪をかぶった富士山の見事な競演を楽しめます。
また河口湖周辺では、満開の芝桜の背景に雄大な富士山を眺められる「富士芝桜まつり」が4月~5月にかけて行われ、約80万株の芝桜の絨毯が富士の麓を彩ります。
山中湖から富士山を眺めるならば、水陸両用のバス「KABA」に乗るのがオススメ。森林ドライブからそのまま湖へダイブするので、アクティビティとしても楽しむことができるうえ、湖面から眺める富士山の姿は格別。
8月末には、富士山のお山じまいの祭りとしても知られる「吉田の火祭り」が行われます。70を超える大松明に火がつけられる姿は圧巻。記憶に残る旅になるはずです。
富士五湖
公式HP:山梨県公式HP
5.阿蘇復旧・復興のシンボル、熊本・阿蘇神社
©RKK
熊本県の観光地というと熊本城が有名ですが、せっかく熊本へ行くなら、阿蘇市一の宮町にある阿蘇神社にも足を延ばしてみましょう。
阿蘇神社は、阿蘇を開拓したといわれる健磐龍命(たけいわたつのみこと)などを祀る地域の守り神で、約2300年の歴史のある神社です。
7月に行われる御田植神幸式(おたうえしんこうしき)や3月に行われる火振り神事など四季折々の農耕祭事が受け継がれており、今も阿蘇の人々の心の拠りどころとなっています。
2016年4月16日未明に起こった熊本地震の本震で、阿蘇神社にも甚大な被害がありました。重要文化財の楼門や拝殿なども倒壊し、復旧には長い時間がかかる見込みです。しかし、2017年の初詣には多くの人が集まり、再建を祈りました。
まだまだ地震の傷跡の残る熊本ですが、訪れることは復興の手助けにもなるはずです。
阿蘇神社
住所:熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
電話番号:0967-22-0064
公式HP:阿蘇神社
6.時間が止まった廃墟の島、長崎・軍艦島
©NBC
長崎県長崎市の沖合に浮かぶ端島(はしま)は、通称「軍艦島」の名で知られる近年注目の観光スポット。周囲を岸壁に囲まれ、島内に高層住宅が林立する姿が戦艦のように見えることから、その名がついたと言われています。
かつては炭鉱の島として栄え、最盛期は東京を超える、日本一の人口密度でした。1974年の炭鉱閉山とともに無人島になりましたが、手つかずの廃墟は、日本の近代化への道を物語る貴重な資料となっています。
2009年から軍艦島の一部エリアへの上陸見学が可能となり(※1)、クルーズ船の運航(※2)も始まりました。2015年7月には、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録され、世界各国から観光客が訪れるようになりました。
※1:見学エリアは限定されています。
※2:荒天時は運休。上陸もできません。
軍艦島
住所:長崎県長崎市高島町字端島
電話番号:095-825-5175(外国人旅行者専用ダイヤル)
公式HP:長崎市公式観光サイト
終わりに
日本にはまだまだあなたの知らない、魅力的なスポットがたくさんあります。せっかく日本を訪れるならば、こういった地方にある観光スポットへも足を延ばし、日本でしか見られない景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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