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撮影スポットがたくさん!絶対行きたい新潟の観光名所と美食まとめ
日本海に面し、南北に長い新潟県。お米や日本酒、魚介類などの食、そしてスキーや絶景などが楽しめる観光スポットとして注目を集めています。今回はそんな新潟県のオススメの食や、県内各地の名所を紹介します。
新潟は絶景、食の宝庫!
「最高に贅沢な3時間!リゾート列車「雪月花」でゆく新潟絶景旅」より
新潟県は、絶景や食の宝庫。日本有数のお米や日本酒の生産地として知られ、また日本海に面していることから、おいしい魚介類も食べられます。
新潟県
日本の中部地方に属し、日本海側に位置する新潟県。南北に細長く、大きく分けて3つのエリアに分かれており、西の方から上越(じょうえつ)・中越(ちゅうえつ)・下越(かえつ)と呼ばれています。
台湾の桃園国際空港からは新潟空港への直行便も出ており、旅行もしやすい場所。JR東京駅から新潟駅までは新幹線で約2時間で、日本国内を周遊する際にも訪ねやすい県だといえるでしょう。
今回はそんな新潟県のオススメグルメや、県内各地の観光スポットを紹介します。
1.漁師の気分で乗ろう!「たらい舟」
Picture courtesy of 公益社団法人 新潟県観光協会
新潟港からフェリーで約2時間で着く佐渡島(さどがしま)は、新潟県の西部に位置する日本海最大の島です。自然豊かで、文化や伝統がしっかりと受け継がれています。
そんな佐渡島で古くから続くのが磯(いそ)ねぎ漁。磯ねぎ漁とは、たらいの上からガラスの箱で磯まわりを覗き、鋭利な金具をつけた道具を使って海藻や魚介などを採取する漁法です。
Picture courtesy of 公益社団法人 新潟県観光協会
佐渡島では、そのたらい舟に乗る体験ができます。漁師の気分が味わえると人気ですよ。佐渡島ならではの伝統的な体験をしてみませんか?
たらい舟(矢島体験交流館)
住所:新潟県佐渡市小木(おぎ)365-1 Google Map
営業時間:8:00〜17:00(10月21日、11月~3月は休業)
公式HP:https://niigata-kankou.or.jp/experience/13686
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2.いつ来ても絶景!「星峠の棚田」
Picture courtesy of 公益社団法人 新潟県観光協会
米どころとして有名な新潟県ですが、山間地域では十分な田の面積が確保できなかったことから、小さな土地を利用して稲作をする“棚田”が多くあります。
この「星峠の棚田」には、大小さまざまな棚田が約200枚、斜面に広がっています。水面に水が張られると、その美しさはまさに別世界にいるかのよう。
春夏秋冬、1日の中でも時間帯によって異なる景色を見せてくれる「星峠の棚田」は、いつ、何度訪れても飽きることがありません。1年に何度も足を運ぶ人もいるほどです。
棚田は農家の方がお米を作る場所のため、ロープが張ってある場所や農地には入らない、ゴミは持ち帰るなど、マナーを守って見学しましょう。
星峠の棚田
住所:新潟県十日町市峠 Google Map
公式HP:http://www.tokamachishikankou.jp/natural/tanada/hoshitoge/
3.圧巻の花火「長岡まつり大花火大会」
Picture courtesy of 公益社団法人 新潟県観光協会
「長岡まつり大花火大会」は日本三大花火の1つに数えられ、打ち上げ数は2日間で約2万発! 日本最長の大河、信濃川で開催される花火大会で、毎年100万人以上が訪れます。
Picture courtesy of 公益社団法人 新潟県観光協会
目玉は、直径約650メートルもの大輪を咲かせる正三尺玉(※1)と、約1.7キロメートルの間で花火が次々と打ち上がるフェニックス。フェニックスは、2004年に新潟県長岡市を含む中越地域で起きた地震の復興を願い、打ち上げられるようになりました。
視界いっぱいに広がる花火は一度見たら忘れることはできないでしょう。「長岡まつり大花火大会」を観に日本を訪れても、きっと後悔はしないと思いますよ。
※1:正三尺玉(しょうさんじゃくだま)……花火の一種。直径は90センチメートル、重さ300キログラムで、法的に認められる最大重量の花火玉(2019年現在)。
長岡まつり大花火大会
開催場所:新潟県長岡市長生橋(ちょうせいばし)下流 信濃川河川敷 Google Map
公式HP:https://nagaokamatsuri.com/
4.レトロでおしゃれな「沼垂テラス商店街」
「新潟駅から徒歩15分、レトロで可愛い街「沼垂テラス商店街」を歩く」より
「沼垂(ぬったり)テラス商店街」は、一度は多くの店が閉まりシャッター通りと化した場所に新たな店を呼び込み、注目を集めている商店街です。
陶磁器の器や小物、アクセサリーなどを製作する「青人窯(あおとがま)」や、家具と染め織り布を販売し、コーヒーも飲める「ISANA」、とんぼ玉製作を体験できる「taruhi glass works」など多種多様な店が並びます。
小さな店ばかりなので、店主とお話ししながら買い物ができるのも魅力。人の温かさに触れられる「沼垂テラス商店街」をぶらりと散策してみませんか?
沼垂テラス商店街
住所:新潟県新潟市中央区沼垂東3-5 Google Map
公式HP:http://nuttari.jp/
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5.新鮮な海産物が楽しめる「寺泊魚の市場通り」
Picture courtesy of 寺泊観光協会
“魚のアメ横”と呼ばれる「寺泊(てらどまり)魚の市場通り」は、地元の新鮮な魚介類はもちろん、全国各地から海産物が集まる場所です。
Picture courtesy of 寺泊観光協会
ランチ営業している店もあるので、食べ歩きや海鮮丼などの食事を楽しむのもいいでしょう。市場の活気あふれる雰囲気の中で、高級魚の“のどぐろ”やイカ、浜焼きなどが手軽に食べられますよ。
寺泊魚の市場通り
住所:新潟県長岡市寺泊下荒町(てらどまりしもあらまち) Google Map
営業時間:8:30~17:00 無休
公式HP:https://niigata-kankou.or.jp/spot/5823
6.カップル、ファミリーにぴったり!「新潟市水族館 マリンピア日本海」
Picture courtesy of 新潟市水族館 マリンピア日本海
「新潟市水族館 マリンピア日本海」は、かわいらしいペンギンやアザラシなどの動物はもちろん、生き物に触れられる体験水槽などもあり、子どもから大人まで楽しめる施設です。
巨大水槽の底を通るマリントンネルは、まるで海中にいるような感覚になること間違いなし。日本海に生息する水生生物にも多く出会えますよ。
新潟市水族館 マリンピア日本海
住所:新潟市中央区西船見町5932-445 Google Map
営業時間:9:00~17:00(券売は16:30まで) 12月29日~1月1日、3月第1木曜日とその翌日休
公式HP:https://www.marinepia.or.jp/
7.オリジナルせんべいを作ろう!「新潟せんべい王国」
「「新潟せんべい王国」で世界に一つだけのおせんべいを作ろう!」より
日本のお菓子といえば、せんべい。お米から作られるせんべいは、日本人にとって馴染み深いお菓子です。
「新潟せんべい王国」は、そのせんべいを自分で焼くことができる施設。顔のサイズほどもある直径25センチメートルの巨大せんべい作りは旅の思い出作りにぴったりです。
「「新潟せんべい王国」で世界に一つだけのおせんべいを作ろう!」より
せんべいには醤油で好きな絵を書くこともでき、この世でたった1枚のせんべいが完成します。とっておきのせんべいを作ってみてください。
新潟せんべい王国
住所:新潟県新潟市北区新崎2661 Google Map
営業時間:9:30~17:00
公式HP:http://senbei-oukoku.jp/
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8.スノーアクティビティなら「ガーラ湯沢スキー場」
「東京から約90分で行ける本格ゲレンデ!GALA湯沢で雪を楽しもう!」より
日本の冬といえば、雪。スキーなどスノーアクティビティを楽しみに日本を訪れる人も多いのではないでしょうか。
新潟県にある「ガーラ湯沢スキー場」は、初心者向けのスキーレッスンや、雪国伝統の履物・かんじきを履いて雪山を散策する体験ツアーなど、滑れなくても楽しめるアクティビティがたくさんあります。
かんじきを履いて散策するツアー 「東京から約90分で行ける本格ゲレンデ!GALA湯沢で雪を楽しもう!」より
英語や中国語、タイ語でのスキーレッスンも実施しているので、日本語が分からなくても大丈夫。初めて雪を見る人も多く参加するので、初心者でも安心です。
JR東京駅から新幹線で約90分とアクセスがよく、さらに新幹線「ガーラ湯沢駅」とスキー場が直結しているのが嬉しいポイント。初めてのスキーを新潟で体験してみるのはいかがでしょうか。
ガーラ湯沢スキー場
住所:新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢1039-2 Google Map
営業時間:8:00~17:00(天候や季節によって異なる、HPにて要確認)
公式HP:https://gala.co.jp/winter/
9.日本酒の飲み比べ「ぽんしゅ館」
「日本酒5種を500円で飲み比べできる、新潟「ぽんしゅ館」」より
新潟県は米の一大産地であることから、日本酒も有名です。酒蔵の数は日本一を誇り、古くから日本酒の県として親しまれてきました。そんな新潟県には、たった500円で日本酒5種類を飲み比べられる施設があります。
「日本酒5種を500円で飲み比べできる、新潟「ぽんしゅ館」」より
その名も「ぽんしゅ館」は、新潟駅や長岡駅、越後湯沢駅構内にある、“新潟の地酒”をテーマにしたミュージアム。飲み比べのほか、気に入った日本酒や地元の特産品の購入もできます。
おみやげに困ったら「ぽんしゅ館」に行けば、きっといい品物が見つかることでしょう。
ぽんしゅ館 新潟驛店(新潟駅構内)
住所:新潟県新潟市中央区花園1-96-47 Google Map
公式HP:https://www.ponshukan-niigata.com/
ぽんしゅ館 長岡銘品の館(長岡駅構内)
住所: 新潟県長岡市城内町1-611-1 CoCoLo長岡 2F Google Map
公式HP:https://www.ponshukan-niigata.com/
ぽんしゅ館 越後湯沢驛店(越後湯沢駅構内)
住所: 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2427-3 Google Map
公式HP:https://www.ponshukan.com/
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10.桜4,000本が咲き誇る「高田公園」
「【新潟】約4000本の桜が咲き誇る、日本三大夜桜「高田公園」」より
新潟県上越市の「高田公園」は、日本三大夜桜の名所の1つ。約50ヘクタールの敷地に約4,000本の桜が咲き誇る公園です。敷地内にいっぱいに広がる満開の桜は、まさに圧巻の一言。
園内には、桜が天然のトンネルを作る「さくらロード」や公園のシンボル「高田城三重櫓(たかだじょうさんじゅうやぐら)」があり、いずれも桜とともに撮影するのにぴったり。
高田城三重櫓(写真右)と夜桜 「【新潟】約4000本の桜が咲き誇る、日本三大夜桜「高田公園」」より
桜が咲くころには「高田城百万人観桜会」という、多くの観光客が訪れるイベントが開かれます。観桜会の期間中は夜になるとライトアップが始まり、昼とは異なる幻想的な雰囲気に。特に三重櫓と桜が水面に映り込む様子は、ぜひカメラに収めておきたい絶景です。
北陸新幹線の「上越妙高駅」東口から会場まではシャトルバスが運行し、交通の便がいいのも魅力的。
高田公園
住所: 新潟県上越市本城町44-1 Google Map
公式HP:https://www.city.joetsu.niigata.jp/soshiki/toshiseibi/takada-park.html
11.歴史を感じる撮影スポット「佐渡金山」
道遊の割戸(どうゆうのわれと) Picture courtesy of 佐渡市世界遺産推進課
佐渡島にある「佐渡金山」は、近世における日本最大の金銀山。江戸時代(1603~1868年)に最盛期を迎え、1989年に操業が停止するまで、400年近く続いた歴史があります。
佐渡金山では人形を使って忠実に再現された採掘作業風景を見られるほか、実際に使われていた坑道やトロッコ、工場などが残されており、当時の様子を知ることができます。
坑道や採掘跡などは国の重要文化財、近代化産業遺産に指定されていて、世界遺産候補にもなっています。
北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと) Picture courtesy of 佐渡市世界遺産推進課
中でも江戸時代の露天採掘地「道遊の割戸(どうゆうのわれと)」は佐渡金山の代表的な撮影スポット。巨大な金脈を掘り進めるうち、V字に割れるような山になったといいます。
また金山から車で7分ほどの場所には、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』を彷彿とさせるスポット「北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)」があります。
ここは銅の製造工程で使われていた技術を、日本で初めて金銀に応用した施設。1ヶ月で50,000トン以上の鉱石を処理できたそうです。
佐渡金山
住所: 新潟県佐渡市下相川1305 Google Map
公式HP:http://www.sado-kinzan.com/
12.希少なトキに出会える「トキの森公園」
Picture courtesy of 佐渡市産業観光部農業政策課
トキという鳥をご存知でしょうか? 鳥の一種で、かつて日本を含むアジア各地に生息していましたが、乱獲や土地開発などにより日本では絶滅。現在は中国から贈呈されたトキの子孫が生き残っています。
佐渡島は、トキが最後まで野生で生きていた島。「トキの森公園」では、そんな希少なトキに実際に会うことができます。
Picture courtesy of 佐渡市産業観光部農業政策課
公園内にある「トキふれあいプラザ」はトキが生息できる環境が再現された場所で、ケージ内を優雅に飛ぶトキの姿や、池のドジョウを探してついばむトキの姿などが見られます。トキについて詳しく知るなら、「トキ資料展示館」へ。パネルや映像資料、はく製などが展示されています。
トキの森公園
住所:新潟県佐渡市新穂長畝(にいぼながうね)383-2 Google Map
営業時間:8:30~17:00 月曜(3月~11月までは無休)、年末年始休
公式HP:http://tokinotayori.com/tokipark/
新潟で絶対食べたいグルメ4選
海の幸
Picture courtesy of 公益社団法人 新潟県観光協会
新潟は日本海に面しており、マダイや本マグロ、寒ブリなどさまざまな魚介類が漁獲されます。
水揚げされた新鮮な魚介類は、誰もが感動するおいしさ。地場だからこそ、比較的安価においしい魚を味わうことができますよ。
Picture courtesy of 公益社団法人 新潟県観光協会
さらに、新潟は米の生産量が日本トップクラス。新鮮な魚介とおいしいお米が合わさった寿司は、ぜひ食べてほしい新潟の食です。
へぎそば
Picture courtesy of 公益社団法人 新潟県観光協会
新潟県の郷土料理である「へぎそば」は、つなぎ(※2)に海藻の一種・布海苔(ふのり)を使用し、「へぎ」と呼ばれる器に1口ずつ丸めて盛り付けられた蕎麦のことです。
つるっとした喉越しとコシのある歯ごたえが特長で、やみつきになること間違いなし。布海苔にはビタミンやミネラルが含まれており、血中コレストロールを下げる効果もあるといわれています。
※2:つなぎ……崩れやすいものを固める際に使用するもの。
村上牛
Picture courtesy of 公益社団法人 新潟県観光協会
甘みがあり、とろけるような味わいの「村上牛」。村上とは新潟県北部にある市の名前で、ここでは自然豊かな環境下で、コシヒカリの稲わらを使った飼料を与えて牛を育てています。
村上市内はもちろん、新潟市内でも味わえる村上牛は、焼肉やステーキ、すき焼きや串焼きまで、食べ方はさまざま。お気に入りの店を見つけてみるのもいいでしょう。
タレカツ丼
Picture courtesy of 公益社団法人 新潟県観光協会
新潟県で食べるカツ丼は、日本でよく食べられるカツ丼とは一味違います。通常のカツ丼は、とんかつを甘い醤油だしで煮込み、溶き卵で和えてご飯にかけて食べるものですが、新潟県民に馴染み深いカツ丼は、甘辛いタレにとんかつをくぐらせた「タレカツ丼」。
丼いっぱいに敷き詰められたとんかつには醤油ベースのタレが染み込み、一度食べたらやみつきになる人が続出しています。新潟に来たら、ぜひご堪能あれ。
いつ来ても楽しめる、新潟を堪能しよう!
新潟県は美しい絶景から文化が色濃く残る史跡がある、独特の雰囲気を感じられる場所です。春夏秋冬それぞれの表情をもつので、何度行っても楽しめるでしょう。メジャーな観光地に飽きたら、新潟で絶景と食を堪能する旅はいかがでしょうか?
新潟生まれ。日本文化と古い建物が好きな社会人。日本を、地方を好きになってもらえるような記事を綴っていきたいです。