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河口湖で絶対行きたい5つのスポット ー富士山、美術館、富士急ハイランドなどー

日本の首都・東京から程近いリゾート地「河口湖」エリア。日本で一番大きな山「富士山」の麓にあり、湖をはじめとした美しい自然や様々なレジャーを楽しめる富士五湖地域の中心地です。河口湖周辺の訪れるべきスポットと、たっぷり楽しむためのポイントをご紹介します。
東京に近いリゾート「河口湖」
日本の首都・東京から程近い山梨県のリゾート地「河口湖」エリア。日本で一番大きな山・富士山の麓にあり、湖をはじめとした美しい自然や、さまざまなレジャーを楽しめる富士五湖地域の中心地です。
なんといっても一番の見所は、広大な河口湖と、その向こうにそびえる大きな富士山の絶景。また湖を囲むようにレジャー施設や飲食店、ホテルなどが立ち並んでいます。東京の新宿からバスでわずか1時間半という距離感も魅力です。
河口湖で楽しむべき5つのこと
それではさっそく、河口湖の訪れるべきスポットと、たっぷり楽しむためのポイントをご紹介します。
1.富士山ビュースポットで写真撮影

Picture courtesy of やまなし観光推進機構
まずは、富士山が綺麗に見えるビュースポットをいくつか紹介。
1つ目は、河口湖の北岸にある「河口湖円形ホール」です。この付近では、河口湖大橋と富士山を1枚の写真に収めることができます。

Picture courtesy of やまなし観光推進機構
また、そこから少し西湖側に進んだ「大石公園」周辺も人気のスポット。河口湖の向こうに見える富士山と、季節の花畑を一緒に楽しむことができます。特に6〜7月にはラベンダーが一面に咲き誇る様子(写真)が見られます。
河口湖の北側には景観のよい場所がたくさんあるので、散策しながらお気に入りの撮影スポットを探してみてください。
2.富士山パノラマロープウェイ

ちょっと違った視点から富士山・河口湖を眺められるのが富士山パノラマロープウェイ。ロープウェイで登る「天上山(てんじょうやま)」は日本に伝わる昔話「カチカチ山」の舞台になったと言われる山のため、以前は「カチカチ山ロープウェイ」と呼ばれていました。
のんびりとロープウェイで登ったら、山頂にある展望台へ。富士山とその麓まで含めた大パノラマが楽しめます。またハート型の「天井の鐘」も撮影スポットとして人気です。疲れたら「たぬき茶屋」でお団子や抹茶フロートなどの軽食をいただくのもオススメ。
3.オルゴールの森美術館

Picture courtesy of オルゴールの森美術館
次に、お天気が優れなくても楽しめるミュージアムを2つご紹介。まずは、広いガーデン内に佇む西洋風の建物が目を引く「オルゴールの森美術館」です。
ここには、あのタイタニック号に搭載予定だった大きなオルゴールが展示されていたり、音楽に合わせて砂の絵で物語が描かれるサンドアートライブが1日3回開催されるなど、見所がたくさんあります。

Picture courtesy of オルゴールの森美術館
そして晴れた日には色とりどりのバラが楽しめるローズガーデンへ。最盛期の6月には、全720種ものバラが咲き乱れる様子が楽しめます。
4.久保田一竹(くぼたいっちく)美術館

Picture courtesy of 久保田一竹美術館
もう1つは、2009年にミシュラン観光ガイドの3つ星に選ばれた「久保田一竹(くぼたいっちく)美術館」。
本館には、染色工芸家・久保田一竹氏の作品が立派な和風建築の中展示されています。久保田一竹は、「辻ヶ花」と呼ばれるすでに衰退してしまった染色の技法を、独自の解釈と技術によって蘇らせたことで有名です。敷地内にはとんぼ玉(ビーズ)ギャラリーやミュージアムショップ、茶房なども併設。

Picture courtesy of 久保田一竹美術館
また館内だけでなく、外の風景も楽しめるのがこの美術館の特徴。自然と人の技が融合した日本庭園は四季折々で表情を変え、特に秋は見事な紅葉で訪れる人を魅了します。
5.富士急ハイランド

「ホテルと料金をチェック。絶叫系遊園地「富士急ハイランド」」より
国内外の若者に大人気の遊園地・富士急ハイランド。目玉はなんといっても絶叫系アトラクションの数々! 高さや最高速度、最大落下角度など数々のギネス認定記録を持つ「FUJIYAMA」「高飛車」「ええじゃないか」といったジェットコースターが目白押しです。
他にも巨大迷路やお化け屋敷、フランスの絵本をモチーフにした「リサとガスパールタウン」エリアも。ホテルやレストランも併設されているので、あわせて利用するのもいいかもしれません。
河口湖で味わいたい山梨グルメ

Picture courtesy of やまなし観光推進機構
「せっかくなら“河口湖ならでは”の食事を楽しみたい!」という方にオススメなのが、「ほうとう」。
ほうとうは山梨県の郷土料理で、幅広の小麦麺と、かぼちゃなどの野菜を味噌で煮込んだものです。出汁(だし)のうまみと野菜の甘みが調和し、特に肌寒い季節には体に染み渡るおいしさです。河口湖駅周辺では「ほうとう不動」や「甲州ほうとう小作」といったお店が人気です。
河口湖を楽しむオススメルート
次に、ここまで紹介してきたスポットを含めた、オススメのルートを紹介します。河口湖は1〜2日あればじゅうぶん主要コースを回れますが、時間に余裕がある方は、2泊すればゆったりと魅力を味わうことができるでしょう。
1泊2日の場合
高速バス、または鉄道で河口湖駅へ着いたら、まずは富士山パノラマロープウェイへ。絶景を眺めたら、路線バスで移動して、お昼は山梨名物のほうとうやうどんをいただきましょう。
午後はゆったり美術館巡りへ。温泉のあるホテルや旅館なら早めにチェックインして、1日の疲れをゆったり癒しましょう。

河口湖畔で富士山を望む商業施設ハナテラス
2日目は大石公園周辺を散策。疲れたらカフェで一休みしたり、おしゃれな和雑貨や山梨のフルーツを使ったスイーツなどのお店が並ぶ「ハナテラス」でお買い物したりしながら楽しめます。もしくは、朝から富士急ハイランドで思いっきり遊んでもよいですね。
おみやげを買うなら河口湖駅、富士山駅、富士急ハイランドバス停に併設しているおみやげ店がオススメです。
2泊3日の場合
もう1泊するのであれば、少し足を伸ばして河口湖の西側にある西湖(さいこ)、あるいは富士吉田市を訪れてみてはいかがでしょうか?
西湖周辺には、「樹海(じゅかい)」と呼ばれる豊かな森があり、その中をウォーキングして楽しめるコースやガイドツアーが用意されています。

富士登山口の入り口でもある北口本宮冨士浅間神社
また、隣町である富士吉田市には、富士山と五重塔が一緒に見られる大人気フォトスポット「忠霊塔」や、富士登山の出発点である「北口本宮冨士浅間神社」があります。いずれも、河口湖エリアからバスまたは電車で訪れられるスポットです。
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季節のイベント情報
最後に、イベント情報をご紹介。河口湖周辺では、花や紅葉が見頃を迎える季節ごとにさまざまな催しが行われます。
4月:富士河口湖さくら祭

河口湖では例年4月中旬ごろに桜が見頃を迎えます。河口湖円形ホール付近のウォーキングトレイルでは、湖畔沿いに桜並木が見られます。期間中は屋台が出店し、軽食などが楽しめます。
4-5月:富士芝桜まつり

Picture courtesy of やまなし観光推進機構
桜が終わると、次は芝桜のシーズン。地面がまるで大きな絨毯のように色鮮やかなピンクで埋め尽くされる様子は圧巻です。
6-7月:ハーブフェスティバル(八木崎公園・大石公園)

Picture courtesy of やまなし観光推進機構
富士山が綺麗に眺められるフォトスポットとしても知られる八木崎公園と大石公園では、6〜7月にかけてラベンダーが最盛期を迎えます。
11月:紅葉まつり(もみじ回廊)

Picture courtesy of やまなし観光推進機構
東京などの平地より少し早い10月下旬から11月にかけて、紅葉が真っ赤に色づきます。河口湖の北岸にある「もみじ回廊」の周辺にはたくさんの屋台が立ち並び、多くの人で賑わいます。
ちなみに、河口湖周辺は標高が高いので、冬はとても冷え込みます。しかし、その分とても美しい富士山を眺めることができます。夏の6〜9月頃は富士山の雪が溶けてしまうので、雪の積もった富士山を見たい方はそれ以外の時期がオススメです。
河口湖へのアクセス・移動手段
東京都内から河口湖に訪れる際は、高速バスまたは鉄道を利用します。
高速バスは、新宿から乗車して河口湖駅まで乗り換えなしで行くことができるので、初めての方にはオススメ。渋滞などがなければ1時間40分ほどで到着します。
高速バス・夜行バスで河口湖に行こう!お得なチケットはこちら!
河口湖エリア内を周る場合は、河口湖周遊バスが便利。何度もバスに乗る場合は、2日間有効なフリーパス(大人1,500円、小人750円)を買えば、今回の多くのスポットを網羅できます。河口湖駅バス窓口、周遊バス車内で販売しています。
その他の高速バス・路線バスについては富士急行バスの公式HPをご覧ください。
天気のよい日には自転車を借りて気ままにめぐるのもオススメ! 河口湖駅前の「fujisanbike」など、いくつかレンタサイクルショップがあります。
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四季折々で河口湖を楽しもう!
以上、河口湖で訪れるべき場所や楽しみ方をご紹介しました。東京からのアクセスに便利な場所ながら、自然景観や美術鑑賞、ご当地グルメに絶叫アトラクションまで、たくさんの見所があります。
また、周辺にある山中湖や西湖など富士五湖エリアにはまだまだ魅力がたくさん。ぜひ四季折々の景色とともにゆっくり満喫してくださいね。
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アイキャッチ画像:Picture courtesy of やまなし観光推進機構