旅の準備はじめよう
定期能二月-金剛流- 渋谷 セルリアンタワー能楽堂
公演日程 2025年2月2日(日) 開演時間 第一部 13:00(12:30開場) 第二部 16:30(16:00開場) 終演時間 第一部 15:30頃 第二部 18:40頃 主催 セルリアンタワー能楽堂 会場 セルリアンタワー能楽堂
2025年2月2日(日)
第一部は宗家・金剛永謹が舞う能「黒塚 白頭」。山伏祐慶の一行は、安達原で野中の一軒家に宿を乞い、家主の女は再三の願いに根負けして山伏たちを家に入れます。女は糸繰りの様子を見せ、様々に調子を変えて歌を謡いますが、夜が更けて冷え込みも厳しくなると、山から薪を採ってくると言い、閨を決して覗かぬようにと念を押して出て行きます。祐慶の供がそっと閨の内を覗くとおびただしい人の死骸があり、山伏たちが一目散に逃げて行くと、鬼に変じた女が約束を破ったことを恨み一行を食おうと襲い掛かりますが、祐慶たちが一心に祈ると鬼女はついに祈り伏せられ、夜嵐の中へ去って行きます。第二部は流儀の重鎮・豊嶋彌左衛門による能「花月」。行方不明のわが子を尋ね僧となった父は、やがて清水寺の門前で出逢った花月と言う少年が我が子であると気付きます。親子は再会を喜び、花月は舞を舞って見せ、父と共に仏道修行に出ようと連れ立って行きます。親子の劇的な再会の物語ですが、当時の流行歌の小歌、弓矢を用いた弓之段、曲舞、羯鼓の舞、キリの山めぐりと最初から最後までテンポよく楽しめる作品です。狂言は大蔵流による「右近左近」と「文蔵」。各部とも冒頭に上演演目の解説があります。
<第一部>狂言「右近左近」右近:茂山千五郎女房:大藏基誠後見:井口竜也能「黒塚 白頭」里の女/鬼女:金剛永謹阿闍梨祐慶:有松遼一同行の山伏:岡充能力:茂山千五郎笛:一噌隆之小鼓:曽和正博大鼓:國川純太鼓:大川典良後見:金剛龍謹、豊嶋幸洋地頭:廣田幸稔
<第二部>狂言「文蔵」主人:茂山千五郎太郎冠者:大藏基誠後見:井口竜也
能「花月」花月:豊嶋彌左衞門旅僧:宝生常三清水寺門前の者:茂山千五郎笛:松田弘之小鼓:田邊恭資大鼓:大倉慶乃助後見:廣田幸稔、豊嶋晃嗣地頭:金剛龍謹
解説:金子直樹(両部とも)
チケット情報
料金
S席(正面) ¥10,000
A席(脇正面) ¥8,000
B席(中正面) ¥6,000
※各部ごとの料金です。※学生券は能楽堂のみにて取り扱い。購入の際に学生証をご提示ください。※未就学児童のご入場はご遠慮いただいております。
株式会社東急文化村は、文化・芸術の創造と発信を社会との関わりの中で事業として捉え、創造する側と鑑賞する側との橋渡し役として、文化・芸術を支え、ライブ(生)の感動を伝えること、すべてのお客様に常に最大の満足・感動をしていただくことを目指しています。 お客様の満足と感動のため、“上質な企画”、“良好な環境の創造”、“品質の高いサービスの維持”を三本柱に、質の高さを絶えず追求してまいります。 また、当社は東京・渋谷にあるBunkamura、東急シアターオーブ、セルリアンタワー能楽堂の運営を行っています。いずれの文化施設も会場の特徴を生かしたオリジナル企画を軸とし、良質な文化を創造し発信しています。また、幅広く文化・芸術に触れていただく一助として、共通のテーマをジャンルや施設をまたいで紹介するなどの取り組みも行っています。