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料理が楽しくなる!暮らしを彩る道具たち「Flying Saucer(フライングソーサー)」
東京、西武新宿線沼袋駅が最寄りの「Flying Saucer(フライングソーサー)」を紹介します。 1800種類ものキッチン道具がズラリ。オリジナル商品は使いやすくて長持ち!
こんにちは。東京、中野のまちを歩きながらいろんな人やお店を紹介している、ナカノ観光レポーター「ちいたん」です。ちびナカノさんも一緒です。新青梅街道沿いを歩いていると突如現れるオシャレなお店、その名は「Flying Saucer」。さっそく、お店に入りました。
ちいたんが10年以上愛用しているお気に入りのキッチン道具があります。何を隠そうそれが、ここのオリジナルクッキングスプーン。すくう、炒める、混ぜるが一本で出来る万能ツールです。つなぎ目がなく、洗うのがとても楽なんです。
プロ御用達の店内は、憧れのキッチン道具が見事に並べられています。とってもきれい。
1800種類もの商品を扱っているそうです。
見ているだけでわくわくしてきます。
店長の清水智寿子さんにお話を伺いました。「先代が脱サラして、沼袋で調理用の道具を販売したのがはじまりです。今は、注文を受けて業務用の道具や食器を卸したり、不二家のペコちゃんの販促品を作ったりするのが本業で、夫が社長をしています」インターネット販売もしているそうです。
―お店の名前にはどんな意味が込められていますか?「そのままズバリ『飛ぶ皿』。英語では、『空飛ぶ円盤』、つまりUFOのことをいうみたいですね。社長が親友にアイデアを出してもらい、威勢がいいということで決めました。もともとはホテルやレストランに向けた業務用調理器具のショールームでしたが、せっかく大通り沿いにあるので、22年前(2024年現在)に一般の方にも販売するようになりました。業務用の調理器具はサイズが豊富で耐久性があります。あまり流行にとらわれないオーソドックスなデザインなので、買い足しもできます」
開店当時からほとんど変わらないデザインのカトラリー。
―こちらのキッチン道具は、本当に丈夫で長持ちですよね。「オリジナル商品を作るなら、値段以上のものにしたいと思ったんです。正直、経営的には厳しいところもあります。このスパチュラも、発売して11年(2024年現在)かな?当時買ったものがダメになって、やっと2本目を買いに来るお客さんがちらほらいらっしゃいます」
「最初一人でいらしたお客さんが、次はお友だちや親御さん、お子さんと一緒に来るなど割とリピーターが多いです。30代の方が多いですかね」
―人気商品は何ですか?「ちいたんさんに買っていただいたクッキングスプーンや、IH対応商品ですね。IHとガスでは熱の伝わり方が違うので、野菜炒めやチャーハンでは出来上がりが変わりますよ」
IHを使って、清水さんが実演してくれました。市販のフライパンと、Flying Saucerオリジナルの深型フライパンでお湯を沸かして側面を触ってみると、違いがわかりました!Flying Saucerのフライパンの方が、より熱くなっています。側面まで三層構造で、均一に熱が伝わり、煮物などがふっくら仕上がるとのこと。3年くらい使うとテフロンが劣化してしまいますが、かけ直しもしています。何回もかけ直している方もいて、新品同様で戻ってくるそうですよ。
「日本製にこだわっていますが、このスパチュラだけは中国製です。300℃の耐熱温度を実現するには、国内で作ると高くなってしまうんです」
取材中に、社長の清水さんを見かけました。「陶器でも鉄でもステンレスでもガラスでも、社長は作り方をよく分かっているんですよ」
社長の清水三樹さん(右)
こちらの多機能深型フライパン。なだらかな角度が使いやすさの秘訣です。取っ手にへこみがあることで、持ちやすく手にフィット。そのへこみは、ひとつひとつ新潟の職人さんが手作業で加工しています。
―料理をおいしく作るコツを教えてください。「私たちは、素材が8割で道具が1割、残りの1割はその人の腕だと考えていますが、道具は選んでください。いいフライパンを使えば、パラパラのおいしいチャーハンができますよ」
料理のワークショップもやっていて、キャンセル待ちが出るほど人気の回もあるとのこと。楽しそう。「お店のコンセプトでもあるんですが、調理器具の買い物で失敗してほしくないので、ワークショップで道具を使っていただいて、良さを体感してもらえればと思っています」
―中野の好きなところを教えてください。「いい意味で、変わらないところですかね。中野駅周辺は再開発していますけど、気取っていなくて落ち着きます。中野って何かをはじめるのにいいまちだと思います。高齢の方や子どもにも優しいと思います。それから、中野通りや哲学堂公園の桜がきれいですね」
―これからお店をどんなふうにしていきたいですか?「私たちはいい道具を販売している自負があります。もっと広めていきたいです。働いていて普段の食事に時間をかけられない方も多いと思いますので、そこを道具でカバーできたらいいかなと思っています。料理がもっと楽しく、楽になるように。使っていてストレスにならないような道具をおすすめしていきたいですね」
実際に試してみて使いやすく、お値段以上のものが揃っています。ぜひ一度「Flying Saucer」に足を運んでみてください。きっとお気に入りのキッチン道具に出会えますよ。ね?ちびナカノさん。
URL
Flying Saucer
所在地:〒165-0025 東京都中野区沼袋2丁目15番10号
アクセス:西武新宿線 沼袋駅より徒歩11分・大江戸線 新江古田駅より徒歩15分・中央線 中野駅北口 バス停7番乗り場より
京王バス 練馬駅行きで江古田二丁目下車徒歩1分
営業時間:月曜日、11時から17時30分
土曜日、日曜日、祝日(水曜日を除く)、11時から18時
定休日:火曜日、水曜日、木曜日、金曜日
駐車スペース:新青梅街道沿い中野区立第七中学校向い駐車スペース有り
TEL:03-3387-5474
メール:info@flyingsaucer.co.jp
中野区は、東京都23区の西部に位置しています。サブカルチャーの「聖地」と呼ばれる「中野ブロードウェイ」が特に有名ですが、それ以外にも歴史ある神社・仏閣やグルメなど、多くの観光資源を有しています。 中野駅周辺で「100年に1度」とも言われる再開発が進み、まちの移り変わりが進む一方、昔ながらの人情味あふれる商店街が賑わっているなど、中野のまちは多様な面を持っています。そんなまちの多様性が、約1.7万人、約120カ国の人が住むというまちの特徴にもつながっています。