旅の準備はじめよう
中野土産の定番。創業100周年の洋菓子店「パティスリーふじの木」
東京、西武新宿線、都立家政駅から徒歩1分の洋菓子店「パティスリーふじの木」を紹介します。 焼き菓子ギフト「中野みやげ噺」は、中野の名所にちなんだネーミングが秀逸!
こんにちは、ナカノ観光レポーターの「ちいたん」です。ちびナカノさんも一緒です。今回ご紹介したいのは2024年に創業100周年を迎えた「パティスリーふじの木」。
東京、西武新宿線「都立家政駅」南口から歩いて1分。入口に「かせいチャン七福神」の恵比寿天が鎮座。商売繁盛のご利益があるそうです。
「かせいチャン七福神マップ」は、「パティスリーふじの木」でのみ入手できます。他のかせいチャン七福神も探してみてくださいね。
早速、素敵な雰囲気の店内へ。
三代目店主の田中祥一さんにお話を伺いました。なんと田中さんは、「中野区ものしり博士」なんですよ!
―お店の歴史を教えてください。「1924年に祖父が東京、高円寺でパン屋を創業。9年後に東京、野方駅北口に移転し、和菓子も売るようになりました。都立家政では、府立家政駅(現、都立家政駅)の開業に伴い、1938年に売店を開設。その後、洋菓子の販売開始、パンと和菓子の製造終了、一時閉店を経て、2019年に今のお店になりました。かつて営業していた喫茶室は、西武新宿線沿線で一二を争う規模だったそうです」
―お店のこだわりを教えて下さい。「地元にこだわり、都立家政商店街のマスコットキャラクター『かせいチャン』や、中野の逸話をモチーフにしたフランス菓子を作っています」
―お客さんはどんな方が多いですか?「地元の人が多いですね。車通りが少ないので、パン屋や喫茶室があった頃を知るご高齢の方からベビーカーのお子さんと一緒の方まで安心して来てくれます」
―人気商品はなんですか?「『中野みやげ噺』です。中野の逸品グランプリを受賞したことで広く知られ、都立家政だけでなく中野区内のあちこちからお客さんが買いに来てくれます」
―都立家政の好きなところを教えてください。「生まれも育ちも都立家政なので、愛着があります。ごちゃごちゃしていない落ち着いた雰囲気が好きです」
―おいしいスイーツを作るコツはなんですか?「いろいろなスイーツを食べて、なぜおいしいのか考えながら、自分の基準を作ることです。そのうえで、良い材料を使って手順と方法に沿って作ります」
―これからお店をどのようにしていきたいですか?「定番商品ばかりになってきているので、季節商品など新しいものをどんどん出していきたいです。たとえば、100周年のスペシャルBOXには、今まで入っていなかったお菓子を詰めています」
ちいたんは、お土産におすすめの焼き菓子ギフト「中野みやげ噺」を購入。中野の逸品グランプリ2011の他にも中野区認定観光資源、NAKANOブランドになっているんです。藤色のパッケージが上品!
詰め合わせのお菓子は、18種類の中から季節によって選ばれます。今回は、ちいたんが購入した6個入りの中身を紹介!18種類とも紹介したいところですが、残りはみなさんのお楽しみに取っておきますね。
オレンジケーキ「哲学堂公園 木漏れ日の下で」。ゆずケーキ「中野・上高田 たき火の詩」。紅茶とレモンのケーキ「府立家政女学校 午後のティータイム」。フルーツケーキ「紅葉山公園 星に願いを」。フィナンシェ「中野長者 夢のあしあと」。フロランタン「平和の森公園 いにしえの郷へようこそ」。お馴染みの中野の名所にちなんだ銘柄にワクワク。それぞれの逸話も調べてみたくなりますね。味わいもどこか懐かしくリッチで、贈り物にぴったり。
他にも、おいしいスイーツが揃っています。「かせいチャン七福神」をめぐりながら、足を運んでみてはいかがでしょうか?
パティスリーふじの木
所在地:東京都中野区若宮3丁目17‐6
アクセス:西武新宿線「都立家政駅」南口から徒歩1分
電話:03‐3330‐4261
営業時間:11時から19時
定休日:水曜日、不定休
中野区は、東京都23区の西部に位置しています。サブカルチャーの「聖地」と呼ばれる「中野ブロードウェイ」が特に有名ですが、それ以外にも歴史ある神社・仏閣やグルメなど、多くの観光資源を有しています。 中野駅周辺で「100年に1度」とも言われる再開発が進み、まちの移り変わりが進む一方、昔ながらの人情味あふれる商店街が賑わっているなど、中野のまちは多様な面を持っています。そんなまちの多様性が、約1.7万人、約120カ国の人が住むというまちの特徴にもつながっています。