日本の真ん中、岐阜県。その北部にある飛騨高山(ひだたかやま)は周辺含めて見どころたくさん、人気の観光地です。その飛騨高山にある標高3,026mの乗鞍岳(のりくらだけ)をご紹介します。県道乗鞍線によりバスでアクセスできる乗鞍岳は、登山初心者にも気軽に3,000m峰を体験できると人気の山です。北アルプス(飛騨山脈)の最南端に位置し、剣が峰(けんがみね)を最高峰に、23の峰と7つの湖、8つの平原がある中部エリアを代表する名山、乗鞍岳。盛夏でも冷涼な山岳地帯は他では見ることのできない高山植物や野生動物の宝庫で、飛騨高山の豊かな自然を象徴する場所として広く知られています。
日本の真ん中、岐阜県。その北部にある飛騨高山(ひだたかやま)は周辺含めて見どころたくさん、人気の観光地です。その飛騨高山にある標高3,026mの乗鞍岳(のりくらだけ)をご紹介します。
日本で登山に親しむ者にとって、3,000m以上の標高を持つ山は、高度な登山スキルが要求される上級者向けの山との印象を与えます。乗鞍岳もいわゆる「3,000m峰」の一つ。その為、経験を積んだ登山のエキスパートのみが入山を許される聖域…と思われがちですが、実はそんなことはありません。「乗鞍スカイライン」の愛称で知られる県道乗鞍線(けんどうのりくらせん)によりバスでアクセスできる乗鞍岳は、登山初心者にも気軽に標高3,000mの山を体験できると人気の場所です。
北アルプスの最南端に位置し、剣が峰(けんがみね)(3,026m)を最高峰に23の峰と7つの湖、8つの平原がある、日本を代表する名山、乗鞍岳。盛夏でも冷涼な山岳地帯は他では見ることのできない高山植物や野生動物の宝庫で、飛騨高山の豊かな自然を象徴する場所として広く知られています。
季節によりみられる様々な花はその数なんと50種類以上。特に、7月中旬から8月中旬にいっせいに咲き始めます。厳しい高地で誰に見られずともひっそりと花開く高山植物。可憐な中に力強さも秘めている花々は見る者に感動を与えます。
高所でしか見られないことで有名な鳥、「雷鳥(ライチョウ)」も乗鞍岳に生息しています。テン、オコジョ、キツネなどの外敵を恐れ隠れていることが多いですが、霧の日には見かける確率が高まります。雷鳥はその数を減らしており、日本政府環境省は野性での絶滅の危険が高い種類の動物として指定しています。見かけた場合は5m以上の距離を取り、そっと見守りましょう。
この魅力的な「乗鞍岳」の環境を守るため、個人で車で乗り入ることは禁止されています。乗鞍岳へ導く「乗鞍スカイライン」を通行できるのは、許可証が発行されたバスなどの限られた車両と自転車のみ。緑溢れる山林の景色をバスの車窓から眺めると、高度が上がるにつれ森林限界を超え、ハイマツが地を這うように伸びる景色へ移り変わっていく様が見事です。
「乗鞍スカイライン」は、畳平(たたみだいら)バスターミナルを分岐点に長野県へ伸びており、県境を境に「乗鞍エコーライン」と名前を変えます。「乗鞍スカイライン」「乗鞍エコーライン」共に、日本一高所のサイクリングロードであり、一度は走ってみたい憧れの道としてサイクリストに人気です。
畳平バスターミナルは標高2,702m、日本で一番高所にあるバスターミナルです。ここから乗鞍岳の最高峰「剣が峰」(けんがみね)までは歩いて片道1時間半の登山。もちろん、登山に適した身支度は必要ですが、他の3,000m峰に比べハードルは低くなっており、小学生でもチャレンジできるレベルになっています。難しい登山スキルはまったく必要ありません。
乗鞍岳主峰の剣が峰へは1時間半、そんなにたくさん歩く自信がない…という方でも大丈夫!30分から楽しめるトレッキングコースがいくつもあります。体調やお天気に合わせてコースを選びましょう。
レベル:easy
所要時間:30~40分
特徴:高山植物が一面に咲くお花畑。木道が整備され、歩きやすいです。
レベル:easy
所要時間:30~40分
特徴:天気が良いと、真っ青な空が池の水面に映り美しいです。
レベル:easy
所要時間:30~40分
特徴:山頂近くまで歩きやすい階段が整備されています。美しい北アルプスの山々がよく見えます。
レベル:medium
所要時間:60~90分
特徴:山頂から焼岳や北アルプスがよく見えます。
レベル:medium
所要時間:60~90分
特徴:北アルプスや、雪渓の残る不消ヶ池(きえずがいけ)がきれいに見えます。
レベル:hard(not difficult)
所要時間:往復3時間
特徴:乗鞍岳の主峰へチャレンジ!遠くに富士山が見えることもあります。
御朱印(ごしゅいん)をご存じですか?寺院や神社の名前が墨書され、朱色の印が押されている用紙で、それぞれのお寺や神社によって全てデザインが異なり、大変美しいものです。日本のお寺や神社に参詣した際に授かることができます。本来は経典を書き写し、それを納めることで御朱印を授かったものですが、現在はお参りの証明として購入することが一般的です。持参した御朱印帳(ごしゅいんちょう)に書いてもらう、または書かれた紙を渡されることになっています。日本の風習の一つに、旅行先のお寺や神社で御朱印を授かり、たくさんの御朱印を集め、旅の思い出として楽しむことがあります。
乗鞍本宮(のりくらほんぐう)は乗鞍岳全体をご神体として古来より多くの人々の崇拝を集めています。剣が峰頂上の本殿と畳平の中之社(なかのしゃ)があり、希望する人に御朱印を授与しています。ぜひお参りをし、御朱印を授かってみてはいかがでしょうか。
※天候や神社の行事により宮司が不在の場合は御朱印を授与できません。
乗鞍岳を心ゆくまで満喫したいなら、泊まることもできます。満天の星空、神々しい朝日を拝めるのは宿泊した者だけの特典。ぜひその美しい景色を目に焼き付けてください。
宿泊先が3か所あり、それぞれをご紹介します。
銀嶺荘(日本語)
乗鞍白雲荘(日本語)
肩の小屋(日本語)
開山期間:2024年8月20日~10月31日まで
問い合わせ先:乗鞍自然環境案内所 電話 090-8671-3191
Mt. Norikura | Norikura Skyline (English)
乗鞍岳 | 乗鞍スカイライン(繫体字)
1. 高山濃飛バスセンターでチケットを購入、乗車
2. バス停ほおのき平で乗換
3. 畳平バスターミナルで下車
大人(往復)5,700円、小人半額
約1時間40分
1日約8往復(ただし雨天時は減便)
濃飛バス公式サイト(英語)
HIDA TAKAYAMA Tourist Information
Facebook_Visit Hida Takayama
飛騨高山観光公式サイト「飛騨高山旅ガイド」(日本語)