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【2024】南禅寺の紅葉の見頃はいつ?おすすめの見どころやライトアップ、アクセスも紹介!
京都にある南禅寺は、毎年多くの人が訪れる紅葉の名所。広い境内がモミジ一色になる絶景や、ライトアップを目当てに、毎年大勢の観光客で賑わいます。本記事では、2024年の紅葉の見どころや混雑具合、アクセスなどを詳しく紹介します。
南禅寺の紅葉の特徴
Photo by Pixta
南禅寺は平安時代から「もみじ寺」の愛称で親しまれ、京都随一の紅葉の名所として古くから有名です。
広大な境内の中におよそ300本ものカエデの木が植えられており、紅葉狩りのシーズンには真っ赤に染まったモミジやカエデが出迎えてくれます。
南禅寺の境内は4万5,000坪の広さを誇り、大きく分けて4箇所の見どころがあります。そのため同じ南禅寺の中でも、風景や見どころが大きく変わるのが特徴です。家族や友人同士で、散歩をしながら紅葉の色づきを楽しむこともできるでしょう。
また、南禅寺には、拝観料を支払って紅葉を見るエリアもあります。季節によって時間が異なるため、訪れる日と照らし合わせながら確認してみてくださいね。
拝観料金
方丈庭園もしくは三門:一般600円、高校生500円、小中学生400円
南禅院:一般400円、高校生350円、小中学生250円
営業時間
12月1日〜2月28日:8:40〜16:30
3月1日〜11月30日:8:40〜17:00
目次
南禅寺の紅葉の見頃はいつ?
南禅寺の紅葉は、例年11月中旬から12月上旬が見頃とされています。
10月下旬からモミジが色づきはじめ、11月中旬からは、1ヶ月弱の見頃のシーズン到来。全ての木々が赤く染まる11月中旬から12月上旬が、最もオススメの時期です。
南禅寺は高低差がある禅寺のため、木々が色づき出した様子を下から見上げたり、楼上から京都市街地とともに紅葉を眺めたりと、さまざまな楽しみ方ができるでしょう。
また、紅葉狩りの時期になると、南禅寺の周辺は最高気温が15度前後、最低気温は1ケタになる日もあります。
風を通さない防寒具やマフラー、カイロなどを持参すると、寒さに負けずに紅葉狩りが楽しめますよ。
南禅寺の紅葉のおすすめスポット4選
南禅寺には、大きく分けて4つのおすすめスポットがあります。思わず写真を撮りたくなるほど美しい絶景なので、ぜひ訪れる前にチェックしてみてくださいね。
おすすめスポット1.三門
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1つ目のおすすめスポットは、重要文化財にも指定されている「三門」です。
三門へと続く石畳の横にはずらりとモミジが並び、真っ赤なトンネルが登場。モミジに囲まれながら、三門へと歩いて行くだけで特別な気分を味わうことができるでしょう。
また、山門は日本最大級の高さを誇る名門としても有名。高さ22mの三門の荘厳さと、モミジの明るい色合いは、記憶に残る絶景です。
日が傾き始めた時間帯に訪れると、モミジの間から夕陽が差し込む幻想的な雰囲気も楽しめますよ。
おすすめスポット2.水路閣
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2つ目のおすすめスポットは、テレビや映画でもよく使われている水路閣。琵琶湖の水を高所にある貯水池まで汲み上げるために、1890年に作られた施設です。
紅葉のシーズンになると、レンガのアーチでできた水路閣を囲うように、一斉に赤やオレンジの葉が色づきます。高さ9mの水路閣は、紅葉と並んでも見劣りせず、荘厳でレトロな雰囲気が楽しめるでしょう。
また、水路閣では、アーチの中や柱のそばで写真を撮ってもOK。
着物を着て、おしとやかに紅葉を楽しむのも一興です。
おすすめスポット3.大方丈庭園
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三門をくぐった先にあるのが、本坊の中にある方丈庭園。南禅寺の方丈は国宝に指定されており、大方丈と、その後ろにある小方丈からなっています。
そのうち、美しい紅葉とのコラボレーションが見られるのは、大方丈庭園です。手前と前方には白砂の広々とした空間を残し、奥に佇んでいるのが大方丈庭園の特徴。
紅葉シーズンにはモミジが真っ赤に染め上がり、庭園の趣きをより一層引き立てます。
また、大方丈庭園は、横並びで置かれた石が、海を泳ぐ虎の親子のように見えることから、別名・虎の子渡しの庭とも呼ばれています。
石とモミジが絶妙な調和で保たれた美しい空間をぜひ、楽しんでくださいね。
おすすめスポット4.天授庵
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最後に紹介するのは、南禅寺の塔頭寺院である天授庵。ここでは2つの異なる庭園で、情緒あふれる紅葉が楽しめます。
1つ目のスポットは、枯山水庭園・石庭。切石によって飛石のように表現された幾何学的な石畳が特徴で、紅葉目当てでなくても惹き込まれること間違いなし。
紅葉シーズンには、石畳や白砂に覆い被さるほどずっしりとした紅葉が、庭園の魅力を引き立てます。
もう一つの庭園は、天授庵が創建された鎌倉時代の末期から南北朝時代に作庭されたと言われている池泉回遊式庭園。周辺をマツやモミジ、竹林に囲まれており、自然のエネルギーが感じられる庭園です。
名前の通り回遊しながら、1,200坪もの庭園を心ゆくまで楽しむことができます。
また、庭園の中には池泉があるため、水面に映る紅葉の様子や、さまざまな生き物たちにも視線が釘付けになりそうです。
南禅寺の紅葉のライトアップ情報
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例年南禅寺では、紅葉の夜間ライトアップをしていましたが、2023年は残念ながら中止。
そして2024年のライトアップも、引き続き中止となりました。
とはいえ、早朝から日暮れまで拝観できる南禅寺では、時間帯によって、さまざまな紅葉の姿を見ることができます。
朝の澄んだ空気とともに南禅寺の紅葉を独り占めしたり、日が暮れかかる15〜16時ごろに訪れて、夕日に照らされたモミジや庭園を眺めたりと、紅葉狩りの楽しみ方は無限大です。昼間の暖かい時間帯に、ぜひ南禅寺の見どころたっぷりの紅葉を楽しんでみてくださいね。
南禅寺へのアクセス・混雑情報
南禅寺へアクセスするには、電車やバスなどの公共交通機関を利用する方法と、車で行く場合の2種類がスタンダードです。
京都駅から電車で訪れる場合は、地下鉄烏丸線で烏丸御池(からすまおいけ)駅まで3駅5分。地下鉄東西線に乗り換えて、蹴上(けあげ)駅まで4駅7分です。蹴上駅から南禅寺までは歩いて10分で到着します。
バスで移動する場合は、京都駅発の京都市バス5号系統で南禅寺永観堂(なんぜんじえいかんどう)まで、もしくは、100号系統で東天王町(ひがしてんのうちょう)までに乗車しましょう。
どちらのバスからでも約35分で到着し、料金は230円です。南禅寺まではいずれのバス停からも、徒歩約10分で到着します。
また、車でアクセスする場合は、京都東インターから三条方面へ約6km進み、蹴上交差点を右手に曲がります。
南禅寺交差点から参道を250mほど進むと、中門手前に第一駐車場があります。乗用車の場合は、2時間以内で1台1,000円、2時間以降は1時間毎に500円の駐車料金が発生します。
ただ、乗用車の駐車スペースは8台のみなので、公共交通機関やタクシーの利用がおすすめです。
紅葉とともに庭園や寺院を楽しもう
水路閣や天授庵など南禅寺には、モミジやイチョウが色づくことで存在感が増す建造物がたくさんあります。
創設、作庭された頃の時代背景を学びながら、紅葉の美しさにも魅了されてみてくださいね。
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