旅の準備はじめよう

尼崎は、人情味あふれる城下町。阪神尼崎駅までは大阪梅田駅から電車で7分とアクセス抜群!見どころが駅の近くに集まっているため、大阪からの日帰り観光にピッタリです。本記事では尼崎の外せない見どころ、必ず食べたい料理、おみやげなどを紹介します。
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日本には多くの城下町がありますが、なかでも兵庫県尼崎市は駅周辺に見どころが集まっている、そのコンパクトさが魅力。
2019年に再建された尼崎城や静かな佇まいの寺町、そして地元の人でにぎわう昭和レトロな商店街。いずれも駅から歩いて周ることができます。さらに、大阪から手軽に行けることもあって、穴場のエリアとして注目されています。
今回は大阪梅田駅から阪神電車で尼崎へ向かいます。ローカルな魅力を楽しむ日帰り旅へ、一緒に出かけましょう!
※注意※
阪神電車「尼崎駅」のほかにJR「尼崎駅」もありますが、両駅は2km以上離れており、歩くと30分以上かかりますのでご注意ください。
阪神電鉄「尼崎駅」のすぐ前にある観光案内所。市内の観光スポットやイベント情報はこちらで。尼崎のお土産物も多数取り揃えています。
元和3(1617)年、江戸幕府の命により、譜代大名・戸田氏鉄(うじかね)が尼崎藩主に就き、新たに尼崎城を築きました。明治6(1873)年の廃城令後に取り壊されるまで約250年もの間、大坂の西の守りとしてその雄姿を誇った尼崎城が、2019年に再建され、現在も町のシンボルとして親しまれています。
城内では、金のふすまを背景に忍者や武者の衣装を身につけて記念撮影ができたり、剣術や鉄砲の体験コーナーがあったりと、新しいお城ならではの楽しい体験コンテンツが盛沢山です。
櫻井神社は1883年、櫻井松平の祖、信定公を祀り、尼崎城内に建立されました。当時の姿そのままに保存されてきた市内でも数少ない木造建築物で、再建された尼崎城のすぐ南側にあります。
創業100年以上、尼崎城のほど近くに店を構える老舗です。手作業で炊き上げる水飴の原材料はお米だけ。箸に絡めて舐めると、優しい甘さが口いっぱいに広がります。喉を大切にする落語家やアナウンサー、歌手などにも人気の商品です。
廃校になった小学校の教室を改装した、ちょっとノスタルジックなカフェです。ランチのおすすめはローストビーフ。カフェタイムには、ベイクドチーズケーキが人気です。
尼崎生まれ、尼崎在住の漫画家・尼子騒兵衛さんの作品「落第忍者乱太郎」の原画を中心に紹介するギャラリー。元小学校の建物を活かして、“忍術学園”をイメージした展示スペースのほか、購買部(物販コーナー)もあります。小規模ながらも個性的な空間です。
尼崎城の復元模型や尼崎藩主・櫻井松平家ゆかりの「太刀 銘 守家」(国の重要文化財)はじめ、甲胃、火縄銃、参勤交代時の槍などの武具、城絵図、朝鮮通信使送迎の絵巻物などの貴重な資料が展示されています。また、世界170ヵ国の金貨、銀貨等もコインミュージアムにて常設展示されています。
貯金箱専門の博物館。日本はもちろん、欧米やアジア、中東など古代から現代まで世界62ヵ国、25,000点もの貯金箱が収蔵されています。
阪神尼崎駅南西にある寺町地区は、「都市美形成地域(歴史上特長のある地域として保存すべき地域)」に指定された趣のある町です。重要文化財などもたくさんある11のお寺が、城下町のまちなみをよく伝えています。
貴布禰神社は、かつて尼崎城主のご祈願所を務め、尼崎藩の公式祈願祭を斎行していました。現在は「尼のきふねさん」として親しまれています。
国道2号線から阪神電鉄本線の高架近くまで約400mにわたって南北に延びるアーケード商店街で、衣・食・住の専門店が約100店舗軒を連ねています。地元の人に愛される昔ながらの商店も多く、下町の雰囲気を感じることができますよ。
商売や一家の繁栄を見守る「尼のえべっさん」こと、尼崎えびす神社。入口に立つ高さ17mの大きな鳥居がひときわ目を引きます。
尼崎中央商店街は、“阪神尼崎と言ったら商店街”と言っても過言ではないほど、今も昔も変わらず、市民や地域から愛され親しまれています。関西にはいくつものアーケード商店街が存在しますが、その中でも屈指の知名度と人気を誇ります。
「中央一番街」から始まり、「中央三番街」「中央四番街」「中央五番街」と続き、出屋敷方面へ東西に渡って約1キロも続く全天候型アーケード商店街。年中問わず多くの人で賑わっており、エリアごとにお店や雰囲気が異なるなど、それぞれに特徴があるのも見どころです。
いかがでしたか?尼崎は、どこか懐かしい雰囲気も感じられる穴場エリア。ぜひ行ってみてくださいね。
今回はキタの中心地である梅田からのルートをご紹介しましたが、ミナミの中心 難波(なんば)からも尼崎駅まで直通で行くことができます。
阪神電車の「大阪難波駅」から「尼崎駅」までは、快速急行で15分。乗り換えなしでラクラクです。
尼崎市は兵庫県の南東の端に位置する、人口約45万人の中核市です。 阪神電車、JR、阪急電車が東西に走っていて、大阪や神戸、京都や奈良へも乗り換えなしでアクセスでき、関西3空港へも1時間以内で移動できる、交通の便がとても良い町です。 【城のある町】 元和3(1617)年、江戸幕府の命により、譜代大名・戸田氏鉄(うじかね)が尼崎藩主に就き、新たに尼崎城を築きました。明治6(1873)年の廃城令後に取り壊されるまで約250年もの間、大坂の西の守りとしてその雄姿を誇った尼崎城は、2019年に再建され、再び町のシンボルとなっています。 【人情の町】 尼崎には古くから賑わいが続く商店街や、銭湯などが多くあり、町のあちこちに下町の風情が残っています。人情味あふれる気さくなおっちゃんやおばちゃんと会話すると、懐かしさと温かさが感じられます。 【産業と環境が共生する町】 明治時代、紡績工場の開業で工業都市としての第一歩を踏み出した尼崎は、その後高度経済成長をリードしてきました。近年は、温室効果ガスの大幅な削減など低炭素社会の実現に向け、高い目標を掲げて先駆的な取組にチャレンジする都市として、平成24年度には国から「環境モデル都市」に選定されました。 ※一般社団法人あまがさき観光局は、尼崎に関わる様々な関係者の方々のご協力をいただきながら、地域の資源を最大限に活用することにより、観光客を広く呼び込み、地域経済を潤し、市民の地域への誇りと愛着を育む尼崎ならではの観光地域づくりに未来志向で取り組んでいくため、2018年3月に設立されました。