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岡山観光モデルコース(半日・1泊2日)!お城巡りやご当地グルメ堪能の旅
岡山観光のモデルコースを、車なしの半日・車ありの半日・車ありで1泊2日の3パターン紹介した記事です。モデルコースを参考にすれば、倉敷美観地区や岡山城、大原美術館など有名どころを押さえながら効率良く回れます。観光にかかる所要時間も紹介しているので、参考にしながら旅の計画を立ててみてください。
お城巡りにフルーツ!岡山観光のモデルコースを紹介
岡山県には、趣のある景色が魅力の美観地区や岡山城といった歴史を感じさせるお城、菩提寺の大イチョウのような美しい自然、岡山県産の旬のフルーツを使ったスイーツなど、観光スポットや名産品がたくさんあります。
見どころの多い岡山を旅行するなら、うまく観光スポットを回れるようにしっかり計画を立てて行くのがおすすめ。美術館や民藝館を楽しめる「倉敷エリア」や、豊かな自然とアートを楽しめる「奈義町エリア」、岡山県三名城の「岡山城・津山城・備中松山城」の3つのエリアは必ずチェックしておきましょう。
そこで、この記事では岡山観光の3つのモデルコースを、車あり・車なしの両方で紹介します。
【半日】車なしでぶらぶら楽しめる岡山観光モデルコース:倉敷
Picture courtesy of 写真AC
岡山旅行では、車がなくても美観地区を中心に回れば観光スポットを十分に見て回れます。半日の滞在であれば、以下のプランがおすすめです。
午前:大原美術館
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「大原美術館」は、倉敷駅から徒歩約15分の美観地区に位置する、日本初の西洋美術を中心とした美術館です。倉敷を拠点に多岐にわたり活躍した実業家によって設立されました。
収蔵されている美術品は、洋画や彫刻品、工芸品など約3,000点にも上ります。クロード・モネの「睡蓮」やエル・グレコの「受胎告知」など、世界的に有名な絵画を鑑賞できます。
大原美術館周辺のおすすめホテル
くらしき桃子 総本店
大原美術館から徒歩約2分の場所にある「くらしき桃子 総本店」では、旬のフルーツを使ったスイーツを味わえます。
パフェやゼリー、ジェラートなどはどれもフルーツがたっぷり使われていて、彩り豊か。岡山県産のフルーツはもちろん、全国のフルーツも堪能できますよ。
午後:倉敷民藝館
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「倉敷民藝館」は、「くらしき桃子 総本店」から徒歩約2分の場所にある博物館です。江戸時代後期に建てられた、典型的な土蔵作りの米倉を改装して開館しました。
館内には、陶磁器や木工品、染織品、民画など、日本だけでなく世界各国の生活用品が新旧を問わず約15,000点所蔵されています。
倉敷民藝館周辺のおすすめホテル
倉敷アイビースクエア
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「倉敷アイビースクエア」は、倉敷美観地区や大原美術館に隣接した複合観光施設です。倉敷民藝館からは、徒歩で約5分です。
明治時代の紡績工場の外観を保存し、再利用した建物の中に、ホテルや文化施設、お土産店などが入っています。陶芸や絵付けなどを体験できるモノづくり教室もあるので、旅の思い出にオリジナルの器を作ってみるのも一興です。
クラシカルでおしゃれなレストランや、落ち着いた雰囲気のパブリックバーもあります。
倉敷アイビースクエア周辺のおすすめホテル
【半日】車ありで楽しむ岡山観光モデルコース:現代美術と自然の奈義町
車があれば、半日でもスムーズに移動して岡山観光を目いっぱい楽しめます。ここでは、自然豊かな奈義町で美しい景色を楽しむおすすめのモデルコースを紹介します。
午前:奈義町現代美術館
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「奈義町現代美術館」は、岡山駅や倉敷駅から車で1時間30~40分程度の距離にある美術館です。中国自動車道美作ICまたは津山ICからは、車で約20分です。
作品と建物が一体化した公共建築の美術館としては世界初です。「太陽」「月」「大地」と名付けられた3つの展示室では現代アートと建築を五感で体験できるほか、池に面した喫茶室からは借景として秀峰那岐山も望めます。
午後:菩提寺の大イチョウ
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奈義町現代美術館から車で約12分の場所にある「菩提寺の大イチョウ」は、樹齢推定900年の大きなイチョウの木です。国の天然記念物に指定されており、全国名木百選にも選定されています。
秋になると周辺のモミジも赤や黄色に紅葉し、美しいグラデーションが見事です。イチョウが色づく11月下旬頃には、ライトアップイベントも開催されています。
屋敷の滝
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菩提寺の大イチョウから車で12分ほど走ると、奈義八景のひとつに選ばれている「屋敷の滝」があります。戦国の武将・延原弾正(のぶはら だんじょう)の屋敷跡があったため、「屋敷の滝」と呼ばれるようになりました。
高さ約40メートルの滝は水量が豊かで、迫力満点。山道を5分ほど歩くとたどり着くので、森林浴も楽しめます。
【1泊2日】車で4つの城めぐり!岡山観光1泊2日のモデルコースを紹介:岡山城から鬼城山
1泊2日の岡山観光で車があるなら、お城めぐりがおすすめ。ここでは、岡山県三名城とされる岡山城・津山城・備中松山城に加え、鬼ノ城の4つを回るモデルコースを紹介します。
1日目午前:岡山城
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日本100名城のひとつ「岡山城」は、豊臣秀吉の指導により築城されたという言い伝えがあります。
黒塗りの下見板で覆われていることから烏(カラス)を意味する烏城(うじょう)の別名があるほか、当時は有力大名の威厳を示す金箔瓦が多く使われていたため、「金烏城(きんうじょう)」とも呼ばれています。
三層六階建て、漆黒の天守の威厳ある見事なたたずまいは必見。天守閣にはお土産ショップ「金烏城(きんうじょう)商店」や、食事やスイーツを楽しめる「烏城カフェ」もあります。
令和の大改修が終わり、新しく生まれ変わった岡山城をゆっくり見学してみましょう。
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岡山後楽園
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岡山城から徒歩約4分の場所にある「岡山後楽園」は、日本三名園のひとつです。
回遊式庭園で、歩きながら移り変わる景色を眺められるように工夫されています。園内にある「延養亭」や「能舞台」など、歴史的な建物も見どころのひとつ。
四季を通して、茶摘みや月見など多くの行事が開催されています。
午後:津山城 鶴山(かくざん)公園
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「津山城 鶴山(かくざん)公園」は、日本を代表する平山城・津山城の跡地に作られた公園です。津山城は初代藩主・森忠政が築城し、完成まで13年もかかりました。
1873年に廃城令が発せられて以降、石垣以外の建造物は取り壊されていますが、2005年に築城400年の記念事業として備中櫓(びっちゅうやぐら)が復元されています。
「日本さくら名所100選」に選定されていて、春には約1,000本の桜が美しく咲き誇ります。
津山城(鶴山公園)周辺のおすすめホテル
湯郷温泉
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津山城 鶴山公園から車で約30分の場所にある「湯郷温泉」は、「岡山県美作(みまさか)三湯」のひとつ。
平安時代に慈覚大円仁法師によって発見されたという言い伝えがあり、美肌の湯として人気です。
江戸時代の剣豪・宮本武蔵の生誕地であるため、刀を使った居合・作法を体験できるプロジェクトなども行われています。
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2日目午前:備中松山城
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「備中松山城」は、湯郷温泉から車で約1時間20分の場所にあります。
標高430メートルの臥牛山(がぎゅうざん)の頂上付近にあり、雲海に浮かぶ「天空の山城」として人気の撮影スポット。
現存する12天守のひとつで、天守と二重櫓(にじゅうやぐら)、土塀の一部は国の重要文化財に指定されています。
午後:鬼城山(鬼ノ城)
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備中松山城から車で50分ほどの場所にある「鬼ノ城(きのじょう)」も、日本100名城のひとつ。
標高約400メートルの鬼城山(きのじょうざん)の山頂付近に気づかれた城で、城壁や倉庫群などが残っています。
鬼ノ城は古代の正規の歴史書には登場せず、多くが謎に包まれている山城です。山頂の手前にあるビジターセンターで、城の概要や解説をチェックしましょう。
よくある質問
旅行の計画を立てるときは、観光スポットを回るのにかかる所要時間を見積もっておく必要があります。そこで、岡山の代表的な観光地の滞在時間に関する質問に回答します。
よくある質問
大原美術館の平均滞在時間はどのくらい?
大原美術館は、本館・分館・工芸・東洋館の3つに分かれていて、どの館を見学するかにより滞在時間は異なります。
有名な西洋絵画が展示されている本館のみ観賞するのであれば、所要時間は1時間ほどです。3つの館に加えて庭園も回るのであれば、2時間以上見ておくのがおすすめです。
岡山城を見るのにかかる時間はどのくらい?
岡山城の館内は展示室になっていて、所要時間は1時間ほどです。じっくり見学したいなら、1時間30分は見ておくと良いでしょう。
天守閣に一番近い烏城公園駐車場から岡山城までは徒歩で約15分かかるので、時間に余裕を見て計画を立てるのがおすすめです。
岡山観光のモデルコースで、岡山の魅力を余すところなく満喫しよう!
岡山観光では、モデルコースをもとに旅の計画を立てれば、定番のスポットをうまく押さえながら効率良く観光できます。まずは岡山で過ごす時間や日数と移動手段、どんな過ごし方をしたいかを考えて、旅のプランを練ってみましょう。
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Written by Cakutama editorial team