旅の準備はじめよう

明治15年(1882年)、町民の寄付によって建築された西日本最古を誇る擬洋風の小学校校舎で、国の重要文化財に指定されています。 現在は、明治・大正・昭和時代の教科書や教育に関する資料を展示する教育資料館として、学校の歴史の紹介をしています。
開明学校は、四国の愛媛県西予市宇和町という所にあります。松山市から車・JRで約1時間の場所で、歴史と文化と豊かな自然の残る閑静な町です。
明治15年(1882)年、町民の寄付によって建てられた擬洋風の小学校校舎。日本古来の伝統的建築様式である唐破風や飾り瓦を用いる一方、アーチ形の窓に外国製のガラスを使用するといった洋風な造りも取り入れており、和と洋を融合させたモダンな建築となっています。
開明学校の『開』の文字が刻まれた、特注の飾り瓦も見どころの1つです。
季節や時間によって、様々な表情を見せる開明学校。自分好みの風景を探してみませんか。
【春】ツツジと開明学校
【夏】紫陽花と開明学校
【秋】紅葉と開明学校
【冬】雪と開明学校
小説『坊ちゃん』の漢文の先生のモデルとなった儒学者・左氏珠山の門下生や町民の有志が、明治2年(1869)年に私財を出し合い建築した学び舎で、開明学校の初代校舎として使用された『申義堂』。市の有形文化財に指定されています。
申義堂の名前は、中国の学者『孟子』の『義を申(かさ)ねる』という言葉が由来となっています。
明治・大正・昭和の教科書や学校日誌など、様々な教育資料を所蔵・展示し学校の歴史を紹介しています。豊富な資料の中でも『掛図』の呼び声は高く、明治初期の頃のものが綺麗な状態で残っているという事では、日本一だとも言われております。
明治・大正時代の教室が再現されており、その教室で『明治の授業』を体験する事ができます。授業は約30分で、袴姿の先生が掛図などを使って『読書(よみかき)・算術・修身・歴史・唱歌』の5教科の授業を行います。
2階の教室のアーチ型の窓からは古い町並みの中に佇む幼稚園 (兼 教会)のオレンジ色の屋根を臨む事ができ、情緒ある風景を楽しむ事ができます。
アーチ形の窓から見た雪景色
開明学校の2階には、着物の試着・書道・そろばん等の体験コーナーがあります。アーチ形の窓から見える景色を背景に、着物姿で記念撮影をするのもオススメです。
本格的に着物を着たい方は、是非【着物体験タイムトリップ】をご利用ください。
開明学校は、長野県松本市にある旧開智学校と姉妹館提携を結んでいます。同じ擬洋風の校舎ですが、個性や魅力は多種多様。どこが似ていてどこが違うのか等、見比べてそれぞれの特徴を発見するのも面白いのではないでしょうか。
市内の観光パンフレットの作成や着地型旅行商品の造成、プロモーション活動などを行っています。 楽しいこと、わくわくすること、のんびりした時間。 ここ「せいよ」だからこそ感じられる時間を発信しながら、このまち自慢の商品もどんどん広めていきたいと日々奮闘しています。 このまちの素敵なものが、みなさまの豊かな時間につながりますように。