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四国の東端に位置する徳島県。徳島といえば渦潮ですが、それ以外にどこに行けばいいか迷う人も多いでしょう。そこで本記事では、日帰りや1泊2日で徳島観光できるモデルコースをご紹介します。各スポットの特徴もお伝えするので、参考にしてくださいね。
徳島県は四国地方の東端に位置する県。最も有名な観光スポットは渦潮ですが、それ以外はあまり知らないという人もいるのでは?
たとえば、夏の徳島では「阿波おどり」が開催され、グルメではなると金時などの豊かな作物に恵まれています。
また、県内は山地が多く、面積の内約8割を山地が占めています。雄大な自然に囲まれているのも徳島の大きな特徴ですね。
とはいえ、いざ徳島に行くことになっても、どういう風に観光したらいいか迷う人もいるでしょう。
そこでこの記事では、日帰りと1泊2日に分けて、徳島観光のモデルコースをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
日帰りで徳島観光をする場合、午前と午後で分けてスポットを訪れるのがおすすめ。
ここでおすすめするのは、午前中に鳴門の渦潮へ向かい、午後に大塚国際美術館に至るモデルコースです。
鳴門の渦潮から大塚国際美術館へは、徒歩約10分で到着できます。大塚国際美術館内にはレストランやカフェもあるため、ここでランチをいただくのもいいですね。
ただ、大塚国際美術館をじっくり見たい場合は最低でも2~3時間かかるため、午後いっぱいの時間を使って鑑賞することになるでしょう。
【日帰りモデルコース】
鳴門の渦潮(午前)→大塚国際美術館(午後)
Photo by AC
日帰りの場合、午前中に訪れるべきは鳴門の渦潮。
大潮の際は渦の大きさが30mにも達するといわれており、この大きさは世界最大級とのことです。
訪れる前に、潮見表で渦潮の発生する時間を確認していくのをおすすめします。渦潮が発生するのは、満潮と干潮の前後1~2時間なので、それを狙って行きましょう。
また、観潮船に乗れば近くで渦潮が見れるため、より渦潮を堪能した人は観潮船がおすすめです。
鳴門の渦潮を楽しんだ後は、大塚国際美術館に移動しましょう。
大塚国際美術館は全長約4kmの巨大美術館。主に世界26か国の名画を陶板で再現して展示しています。
非常に大きな美術館なので、回りきるのには多くの時間を要します。最低でも2~3時間はかかるため、じっくり見たい人は時間に余裕を持って訪れましょう。
また、美術館内には個性的なレストラン・カフェが3つ存在しているため、ランチも楽しめるのが嬉しいポイント。
ドイツ風のランチや渦潮を模した海鮮丼、鳴門金時クロワッサンなどの珍しいグルメが楽しめますよ!
続いてご紹介するのは1泊2日の場合のモデルコース。
1泊2日なので、日帰りより時間に余裕があります。特に1日目の夕方から夜にかけても徳島を楽しめるのがいいですね。
1日目は午後から観光をはじめ、夜は温泉でゆったり過ごすのがおすすめ。
2日目は遊覧船でじっくり観光した後、運動がてら眉山に向かってみましょう。
【1泊2日】
1日目:祖谷のかずら橋(午後)→祖谷渓(午後)→祖谷温泉(夕方〜夜)、2日目:大歩危峡観光遊覧船(午前)→眉山(午後)
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徳島に到着したら、まず訪れて欲しいのが祖谷のかずら橋。
祖谷のかずら橋は国に指定された重要有形民俗文化財であり、シラクチカズラという植物で作られた橋です。
橋を歩いてみると、隙間から渓谷が見えるのでスリル満点!高所恐怖症の人は要注意です。
また、夜にはライトアップも行われるため、昼とは違った幻想的な雰囲気の中橋を渡れます。
祖谷のかずら橋は、徳島阿波おどり空港から車で2時間ほどかかります。空港から訪れる際は時間に余裕を持って行動しましょう。
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祖谷のかずら橋を楽しんだ後は、祖谷渓を散策してみましょう。
橋のすぐ近くには「琵琶の滝」があり、美しい白糸のような滝が眺められます。
また、橋から車で約15分の場所には「小便小僧」の銅像が。断崖絶壁に谷底を見下ろすように立っている特徴的な銅像です。
銅像と同じように下を見下ろすと、エメラルドグリーンの祖谷川が眺められる絶景スポットですよ!
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祖谷渓での散策を存分に堪能した後は、祖谷温泉で疲れた体を癒しましょう。
祖谷温泉は祖谷渓の谷底にある源泉かけ流しの露天風呂で、白い湯の花が浮いていることで白濁して見えるのが特徴です。
温泉旅館なので宿泊も可能ですが、日帰りでの入浴ももちろん可能です。日帰り入浴の場合、7:30~17:00まで入浴可能なので、宿泊しない場合は少し早めに訪れるようにしましょう。
また、日帰り入浴の場合は大人700円、小人300円の入浴料がかかるためご注意くださいね。
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1日目の疲れを温泉で癒し、2日目の午前は大歩危峡観光遊覧船に乗ってみましょう。
大歩危峡観光遊覧船に乗ると、約30分かけて吉野川を下っていきます。渓谷を流れる川の流れに乗りながら、吉野川の浸食でできた結晶片岩が下から見れるのがポイントです。
9:00から営業しており、大人1,500円、小人750円で乗船できます。
風が強すぎたり、川の水位が増したりしている場合は欠航となる場合もあるため、天候の変化にはご注意くださいね。
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遊覧船で自然の雄大さを感じた後、午後には眉山に向かいます。
眉山は徳島市のシンボル的な存在で、どの方向から見ても眉に似ていることから眉山という名前が付いたそうです。
眉山の山頂からの眺めは素晴らしく、天気のよい日には徳島市街だけでなく淡路島や紀伊半島まで一望できるのが特徴です。山頂まではロープウェイも利用できるので、気軽に登れますよ。
また、眉山の山麓に位置する徳島眉山天神社も人気の観光スポット。ここでは、学問の神様とされている菅原道真を御祭神として祀っています。
続いて、徳島のおすすめホテルを2つご紹介します。泊まりでの旅行を予定している人は参考にしてみてくださいね。
Picture courtesy of Booking.com
徳島グランヴィリオホテルは、JR徳島駅から車で約10分の場所にあるホテルです。眉山まで約2.2km、JR阿波富田駅まで徒歩約10分、徳島空港まで車で約25分となっています。
フロントは24時間対応してくれるので、遅い時間のチェックインでも安心。荷物の預かりも行ってくれます。
客室は明るい色味の木製家具がメインとなっており、温かみを感じられます。レストランも3軒あるため、食事に困ることもないでしょう。
また、チェックアウトが11時であったり、駐車場が無料であったり、レンタサイクルがあったりとサービスが優れているのも嬉しいポイントです。
充実した設備である中、格安で泊まれるため、おすすめといえます。
Picture courtesy of Booking.com
JRホテルクレメント徳島は4つ星のホテルで設備が充実しており、過去の宿泊者の満足度の高さが特徴です。
レストランやバーもあり、夜にゆったりした時間を過ごすこともできますよ。
また、朝食はビュッフェスタイルで提供されるため、自分の好きなものを好きなように堪能できるのも嬉しいですね。
近くには徳島駅、阿波おどり会館、佐古駅もありアクセスも抜群。徳島阿波おどり空港も約10kmと比較的近い場所にあります。
徳島では鳴門の渦潮、眉山、祖谷のかずら橋、祖谷温泉など数多くのおすすめスポットがあります。この記事で紹介したモデルコースであれば、効率よく回れるためおすすめです。
徳島県の三大名物は、阿波おどり、すだち、藍染めです。特に夏のお盆の時期には阿波おどりのイベントが徳島各地で開催されます。
徳島の繁華街でおすすめなのは、秋田町です。秋田町は徳島県最大の歓楽街で、徳島駅から歩いて約10分のところにあります。
どの地域から出発するかにもよりますが、飛行機、電車(汽車)、車、高速バス、フェリーのいずれかで向かうことができるでしょう。移動時間を短縮したい場合は、飛行機や新幹線を活用しましょう。
東京から徳島へ行くのに、新幹線を利用した場合は約20,000円、飛行機を利用した場合は約40,000円だと考えてよいでしょう。ただし、徳島には新幹線が通っていません。新幹線利用時は途中で特急や高速バスなどに乗り換える必要があります。移動手段を選ぶ際は、利便性も考慮しましょう。
日帰りや1泊2日という短い期間でも、徳島を存分に楽しむことは可能です。
そのためには、観光スポットを効率よく回ることが大切。この記事で紹介したモデルコースを頭に入れ、各スポットの見どころを堪能しましょう。
ぜひこの記事を参考に、徳島観光をエンジョイしてくださいね!
ライター
エンタメ系からお役立ち系まで、多岐にわたる記事を執筆。2024年10月にMATCHAに参加しました。
長年事務員として勤めた経験があり、オフィス系ソフトの操作、WEBデザイン、コーディングなどが得意です。
WEBライターとしては2022年5月より活動を開始しました。