旅の準備はじめよう
【2024開催】夏の風物詩!徳島市「阿波おどり」日程・アクセス・見どころまとめ
阿波おどりとは、四国地方、徳島県の夏の風物詩。400年以上もの歴史を持ち、日本三大盆踊りに数えられています。徳島市阿波おどりの概要、会場へのアクセスなどを紹介します。
阿波おどりとは
© JNTO
「阿波おどり」とは、「四国地方」、徳島県の夏の風物詩。400年以上もの歴史をもち、岐阜県の郡上踊り(ぐじょうおどり)、秋田県の西馬音内の盆踊り(にしもないのぼんおどり)とともに日本三大盆踊りに数えられています。
「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々」というメロディに合わせて男女が踊る様子は、とても賑やか。見ていて楽しくなること請け合いです。
阿波おどりには、男性たちが法被(※1)や浴衣姿で踊る男踊りと、女性たちが頭に網笠(※2)を被り浴衣を着て踊る女踊りの2種類があります。とくに、赤やピンクの浴衣を着た女性たちの女踊りは艶やかで、祭りの目玉でもあります。
阿波おどり自体は徳島県の各地や東京の高円寺、中目黒などでも見ることができますが、もっとも有名なのは徳島市で開催される「徳島市阿波おどり」。
毎年8月12日〜15日のお盆の時期に開かれ、10万人の踊り手が踊りを披露し、例年100万人を超える観客が訪れます。
本記事では、徳島市阿波おどりの日程、会場へのアクセスや持ち物、見どころについて紹介します。
※1:法被(はっぴ)……主に祭りで着用する日本の伝統的な衣装。腰までの長さで、着物のように身体の前で合わせて着る。
※2:網笠(あみがさ)……い草(Rush grass)やわらで編んだ帽子のこと。主に夏に直射日光を避けるためにかぶる。
あわせて読みたい
目次
1.阿波おどりとは
2.2024年の開催日程
3.アクセス
4.阿波おどりの見どころ
5.服装、持ち物
6.よくある質問(FAQ)
2024年の開催日程
© JNTO
2024年の徳島市阿波おどりは、開催が発表されました。
開催日:2024年8月12日、13日、14日、15日
場所:演舞場・おどり広場・おどりロード・まちかど広場など
※詳細は、公式HPをご確認ください。
例年の日時:8月12日、13日、14日、15日の4日間
例年の場所:演舞場・おどり広場・おどりロード・まちかど広場など
阿波おどりの会場と駅からの行き方
© JNTO
徳島市阿波おどりは、JR徳島駅の南側で開催されます。
2024阿波おどりの無料演舞場は、両国本町演舞場・新町橋演舞場です。
徳島駅
住所:徳島県徳島市寺島本町西(てらしまほんちょうにし)1-61 GoogleMap
東京から新幹線で行く方法
東京から徳島までの行き方です。陸路を使う場合は、東京駅から新幹線・博多行に乗車し岡山駅で下車。岡山からJR快速マリンライナー・高松行に乗り、終点の高松駅で降ります。高松からはJR特急うずしお・徳島行に乗り、終点の徳島駅で降ります。
所要時間は約6時間、料金は自由席で20,090円です。
東京から飛行機で行く方法
空路を使う場合は、羽田空港から徳島空港行きの国内線に乗ります。羽田からは毎日10本ほどの国内線が出ています。徳島空港までの所要時間は1時間15分、料金は15,000〜50,000円ほどです。料金は航空会社やシーズンによって異なります。
徳島空港からは、リムジンバスで徳島駅に行きます。所要時間は約30分、料金は600円です。
阿波おどりの楽しみ方
阿波おどりの楽しみ方です。
グループ(連)ごとの踊りの違いをチェックしよう
© JNTO
徳島市阿波おどりは、徳島駅前の会場で18:00〜22:30の間に披露されます。阿波おどりには、正式な踊り方はありません。1,000ほどある連(れん)と呼ばれる団体がそれぞれ異なる踊り方で踊っています。会場では、それぞれの踊りの違いを楽しみましょう。
「にわか連」に参加して踊ってみよう
© JNTO
阿波踊りは市内のいくつかの会場で見学できます。有料会場は、藍場浜(あいばはま)演舞場や南内町演舞場、紺屋町演舞場。無料で見られる会場は、両国本町演舞場、新町橋演舞場、アミコドームなどです。
徳島駅前の会場で阿波おどりを踊れるのは、事前に阿波おどりを踊る団体である連(れん)に登録し、練習を重ねた人のみ。観光客が当日会場で踊ることはできません。
しかし、「にわか連」と呼ばれる、国籍を問わずに誰でも参加できるグループに参加すれば、訪日観光客でも阿波おどりをすることができます。
「にわか連」は、徳島市内の元町おどり広場や市役所前広場で、18:30と20:30に踊っています。阿波おどりを踊りたくなった人は、参加してみましょう。
阿波おどりを楽しむための服装と靴、持ち物
服装・靴
8月の徳島の平均気温は27.8℃、日中は30℃に達することもしばしばです。Tシャツや半ズボンといった軽装で現地を訪れるのがよいでしょう。靴は、歩きやすいスニーカーかサンダルがオススメです。
持ち物(タオル・水)
飲み物や汗をかいたときのためのタオルなどを用意しておきましょう。暑さ対策、水分補給をしっかりとして、阿波おどりを楽しんでください。
よくある質問
「徳島市阿波おどり」の由来はなんですか?
徳島市阿波おどりの起源は複数の説があります。
中でも、もっとも広く知られている由来は、1586年(天正14年)、阿波藩主の蜂須賀家政が徳島城の落成を祝うために、民衆に振る舞い酒を与え、踊り騒ぐことを許したというものです。この宴が「阿波おどり」の始まりとされています。
「徳島市阿波おどり」の特徴は?
阿波おどりは、 「連(れん)」と呼ばれる踊りのグループが多数参加し、それぞれが独自のスタイルや演出で踊ります。
また、男性たちが法被(※1)や浴衣姿で力強く踊る男踊りと、女性たちが頭に網笠(※2)を被り浴衣を着て踊る女踊りの2種類があり、それぞれ踊り方や衣装が異なります。
とくに、艶やかな浴衣を着た女性たちが踊る女踊りは、優雅な動きが特徴で、祭りの目玉でもあります。
「徳島市阿波おどり」の日程はいつですか?
徳島市阿波おどりは、例年8月12日、13日、14日、15日の4日間で開催されます。
「徳島市阿波おどり」の会場はどこですか?
【有料演舞場】Sansan藍場浜演舞場・あわぎん南内町演舞場・紺屋町 株式会社バル演舞場
【無料演舞場】両国本町演舞場・新町橋演舞場
【その他の会場等】新町橋東おどり広場・両国橋南おどり広場・アミコドーム・シビックセンターさくらホール
阿波踊り会場周辺のオススメ観光スポットは?
・眉山ロープウェイ
徳島駅からは徒歩約10分。徳島市街地から眉山山頂までを結ぶ「眉山ロープウェイ」は、徳島平野や吉野川、紀伊水道まで見渡せる絶景のパノラマビューを楽しむことができます。
・眉山公園
眉山山頂にある「眉山公園」には展望台があり、徳島市内や周辺地域の広がる景色を一望できます。また、レストランやカフェもあり、景色を楽しみながら食事をすることができます。
まとめ
日本でもっとも有名な伝統的な盆踊りの1つである「徳島市阿波おどり」は、その歴史や伝統を守りつつ、現代においても多くの人々に愛され、楽しまれています。
観光客も参加できる踊りもあり、その一体感ぜひ肌で感じてみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい
※本記事は2017年4月20日に公開した記事を2024年版にリライトしたものです。