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【2024最新】福岡・博多が熱気に包まれる「博多祇園山笠」のスケジュール・開催場所・歴史を徹底ガイド!
2024年も開催する「博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)」は、福岡市博多区で毎年7月に行われる櫛田神社のお祭りです。この祭りでは、山笠と呼ばれる屋台が登場し、博多の町中や境内を走り回るのが特徴です。今回は、博多祇園山笠の2024年のスケジュールや開催場所、見どころなどを紹介します。
博多祇園山笠とは
©︎JNTO
博多祇園山笠とは、福岡市博多区で毎年7月に行われる櫛田神社のお祭り。ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
いまから800年ほど前、疫病が流行していた博多で、ある僧が住民に担がせた木製の台車に乗って町中に水を撒き疫病退散を祈ったのがこの祭りの発祥と言われています。
8日間にわたって行われる祭りでは、山笠と呼ばれる曳山(※1)を男性たちが担いで博多の町中をまわります。
祭りの最高潮は、最終日に行われる「追い山笠」。早朝4時59分から約5キロメートルの道のりを山笠を担いだ男性たちが駆け抜け、そのタイムを競うというもので、豪快な担ぎっぷりが見どころです。
博多っ子が博多祇園山笠にかける情熱はすさまじく、祭りに参加するための休暇「山笠休暇」が一部の会社で認められているほど。博多に夏の訪れを告げる博多祇園山笠の日程、スケジュール、会場へのアクセス、見どころなどを紹介します。
※1:曳山(ひきやま)……日本の祭りでおもに男性たちが担ぐ大きな車のようなもの。地方によって呼び方が変わり、山車(だし)、だんじりとも呼ばれる。
目次
1.博多祇園山笠とは
2.博多祇園山笠の日程
3.詳しいスケジュール
4.アクセス
5.博多祇園山笠の見どころ
6.博多祇園山笠で気をつけること
7.お役立ち情報
博多祇園山笠の日程
©︎JNTO
2024年の博多祇園山笠は、例年通り7月1日〜15日で開催予定です。
詳しくは、公式HPをご確認ください。
詳しいスケジュール
例年の博多祇園山笠の開催日程は以下の通りです。博多祇園山笠には独特の用語があり、山笠を担いでまわることを山笠を「舁く(かく)」、担ぎ手は「舁き手(かきて)」と呼んでいます。
開催期間は毎年7月1日〜15日。なお、鑑賞期間は7月1日〜7月14日深夜です。詳しいスケジュールは下記の通り。
7月1日:注連下ろし、ご神入れ、お汐井とり(当番町)
祭り初日に舁き山笠の流区域を清める行事、また山笠に神を招き入れる神事。
山笠参加者が心身を清めるために、石堂橋から箱崎浜まで、お清めのお汐井を取りに行く行事です。
7月9日:お汐井とり(全流)
当番町お汐井とりと主旨と行動はほぼ同じであるが、各流の舁き手が揃うため圧巻の見応えです。
7月10日・7月14日、16:00〜 流舁き(ながれがき)
それぞれの地区を山笠がまわる、お披露目の日です。
7月11日、5:00〜6:00 朝山笠(あさやま)
早朝からそれぞれの地区で山笠が運行します。
7月11日、15:00〜17:30 他流舁き(たながれがき)
山笠がそれぞれの地区を出て、ほかの地区もまわる日です。
7月12日、15:59 追い山笠ならし
最終日の「追い山笠」のリハーサルとも言える日。最終日と同じように、舁き手が櫛田神社から約4キロメートルのコースを全力で舁き、その時間を競います。
7月13日、15:30 集団山笠見せ
福岡市の中心に山笠が勢揃いする日。呉服町交差点~天神の1.3キロメートルの区間で行われます。
7月14日、16:00〜17:00 流舁き
最終日の追い山笠を迎えるための調整を兼ねた、2度目の流舁きです。
7月15日、4:59 追い山笠
博多祇園山笠のクライマックスです。一番山笠から次々に櫛田入りし、廻り止めを目指して薄暗い博多の街を懸命に舁きます。
静と動の熱い祭りを楽しもう
博多祇園山笠は毎年7月1日から開幕し、まずは9日間の「静の期間」を楽しみます。この期間、山笠は走りません。華麗絢爛な飾り山を楽しみながら博多の街を散策してみてはいかがでしょうか。
10日以降はいよいよ熱気に包まれた「動の期間」へ。見どころの異なる熱い祭りをぜひ堪能してください。
博多祇園山笠の会場と駅からの行き方
博多祇園山笠は、櫛田神社の周囲で観覧できます。祭りでは、まず櫛田神社の最寄駅であるJR博多駅に向かいましょう。
東京駅から新幹線のぞみ・博多行に乗れば、乗り換えなしで博多駅に到着します。所要時間は約5時間、料金は自由席で23,610円。博多駅から櫛田神社までは、徒歩15分ほどです。
博多祇園山笠の見どころ
8日間にわたって行われる博多祇園山笠ですが、観光客がとくに楽しめるのは6日目の集団山笠見せと8日目の追い山笠です。それぞれの見どころを紹介します。
集団山見せ
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すべての山笠が呉服町交差点に集結し、天神を通って福岡市役所まで進みます。この日は、福岡市長などの地元の名士が山笠の上に乗る「台上がり」に注目しましょう。
追い山笠
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祭りの最終日は、早朝から山笠が櫛田神社に続々と入場しますが、一番最初に入場した山笠の舁き手たちにのみ許された特権があります。
それが、「博多祝い歌(はかたいわいうた)」の歌唱です。この歌は博多でお祝いの席にだけ歌われる特別な歌で、普段は滅多に聞くことができません。祭りでは「博多祝い歌」も聞いてみましょう。
祭りのクライマックスである「追い山笠」では、若手や未熟な舁き手は山笠を舁けないことがほとんど。この日は、ベテランの舁き手たちが山笠を任されており、とくに洗練された巡行が見られます。熟練の技やダイナミックな舁き方をチェックしてみてください。
飾り山笠
奉納のため飾られる山笠を「飾り山」といい、高さは10~15メートルにも及びます。櫛田神社周辺に毎年14の飾り山が公開されると、街は一気にお祭りムード。
また櫛田神社の境内と、川端商店街内にある川端ぜんざい広場には常時飾られており、お祭り後でも楽しむことができます。
博多祇園山笠で気をつけること
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800年もの伝統をもつ博多祇園山笠では、独特のルールがあります。
博多祇園山笠の独自のルール
博多祇園山笠では、「祭りに参加する人は祭りの期間中にキュウリを食べてはいけない」、「喪中の人は祭りに参加してはいけない」、「女性は山笠に触れてはいけないし、舁き手の詰め所にも入ってはいけない」などのしきたりが現在でも守られています。
女性の祭りへの参加の是非については近年議論がされていますが、女性の参加は未だに許されていないようです。女性は山笠に触れたりせず、観覧するのみに留めましょう。
早めに会場に行こう
博多祇園山笠では、6日目の集団山見せと8日目の追い山笠はとくに混み合います。
櫛田神社の境内周囲に作られる桟敷席(さじきせき)は、毎年6月26日の櫛田神社でのみチケットを販売しており席の入手は困難です。
また、会場はほぼ人で埋め尽くされるため、よい場所で見たければ、祭りの1〜2時間前には会場に到着しておくのがオススメです。
博多祇園山笠の時期は、街をあげてお祭りに力を注いでいます。ぜひ行って、賑わう博多の街を体験してみてはいかがでしょうか。
お役立ち情報
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住所 | 福岡県福岡市博多区上川端町1-41 櫛田神社ほか | |
WiFi環境 | 無 | |
クレジットカードの有無と種類 | 無 | |
言語対応レベル | 日本語 | |
アクセス | JR博多駅 | |
アクセス | JR博多駅から徒歩15分 | |
宗教情報 | 神道 | |
電話番号 | 092-291-2951 | |
Webサイト | 博多祇園山笠公式ページ |
※本記事は2017年4月18日に公開した記事を2024年版にリライトしたものです。