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【京都】葵祭2024の日程・ルート・見どころは?各日の行事、アクセスなどを徹底解説!
京都三大祭の葵祭は、平安時代の貴族文化が今に甦る貴重なおまつり。総勢500名以上が平安時代の衣装を着て練り歩く行列が見どころです。葵祭の2024年開催日程やルート、アクセス、オススメの観覧スポットを紹介します。
葵祭(あおいまつり)とは
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「葵祭」とは、京都市の下鴨神社(しもがもじんじゃ)と上賀茂神社(かみがもじんじゃ)の例祭。毎年5月15日に行われます。7月の祇園祭や10月の時代祭とともに京都三大祭の1つに数えられる、京都を代表するおまつりです。
まつりの見どころは、「路頭の儀(ろとうのぎ)」と呼ばれる大行列。500名以上もの人々が800〜1200年前の平安時代の貴族の衣装を着て京都の街を歩きます。
行列の参列者やその携帯品、動物のすべてを下鴨神社、上賀茂神社2つのシンボルのフタバアオイ(※1)の葉で飾ることから、葵祭と呼ばれるようになりました。普通のまつりにあるような屋台(※2)はありません。
行列は、平安時代の楽器を神前で演奏するために持ち運ぶ列や牛が引く御所車(ごしょぐるま)なども登場し、さながら平安時代の雰囲気です。いにしえの貴族文化が今に甦る葵祭。
本記事では、葵祭の日程・アクセス・見どころなどをご紹介します!
※1:フタバアオイ……日本の山中の木陰に生える多年草。ハート形をした葉が特徴。下鴨神社と上賀茂神社の神紋(神社の紋)に用いられている。
※2:屋台……日本のまつりでおもに男性たちが担ぐ大きな車のようなもの。地方によって呼び方が変わり、曳山(ひきやま)や、山車(だし)、だんじりとも呼ばれる。
京都・葵祭徹底ガイド
1.葵祭の日程(2024年)
1.行列巡行ルート・予定時刻
2.アクセス
3.葵祭の見どころ
4.葵祭のオススメの観覧スポット
5.FAQ
葵祭の日程(2024年)
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例年の葵祭の日程は以下の通り。毎年、同じ日に行われます。
例年の日程:5月15日 10:30〜15:30
路頭の儀は2024年5月15日(月)10:30に京都御所から出発します。なお、当日が悪天候の場合、翌16日に順延となります。
行列巡行ルート・予定時刻
【午前】京都御所・出発(10:30)→堺町御門→丸太町通→河原町通(11:00)→下鴨神社・到着(11:40)
【社頭の儀】12:00-14:00
【午後】下鴨神社・出発(14:20)→下鴨本通→洛北高校前(14:40)→北大路通→北大路橋(14:55)→賀茂川堤→上賀茂神社・到着(15:30)
※( )は行列先頭通過予定目安時刻
葵祭の会場と京都駅からの行き方
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葵祭の見どころである大行列は、京都御所から下鴨神社、下鴨神社から上賀茂神社へと、およそ8キロメートルの道のりを進行します。まつりの要所となる京都御所、下鴨神社、上賀茂神社それぞれへのアクセスを紹介します。
東京から京都までのアクセスについて詳しくは「新幹線と夜行バスどちらがベスト?東京から京都への行き方」の記事をご覧ください。
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京都御所
京都御所から10時30分ごろに行列が出発します。京都駅から地下鉄で行くとよいでしょう。
京都駅から京都市営地下鉄烏丸(からすま)線・国際会館行きに乗車し、丸太町(まるたまち)駅で降ります。所要時間はおよそ8分、料金は260円です。今出川駅から京都御所までは徒歩5分ほどです。
京都御所周辺のおすすめホテル
下鴨神社
行列が下鴨神社に到着するのは11時40分ごろ。京都駅から下鴨神社まではバスで行くのが便利ですが、渋滞に巻き込まれる可能性があるため、早めのバスを利用しましょう。
京都駅前のバス停、A2番乗り場から市営バス・河原町通 四条河原町・北大路バスターミナル行きに乗り、下鴨神社前で下車。所要時間はおよそ30分、料金は230円です。
電車を利用する場合は、京都駅よりJR奈良線に乗り、東福寺駅へ。京阪電車の出町柳駅行きに乗り換え、出町柳駅で下車後、徒歩15分ほどで下鴨神社にたどり着くことができます。
賀茂御祖神社(下鴨神社)周辺のおすすめホテル
上賀茂神社
行列の終着点となる上賀茂神社へはバスが便利。行列は15時30分頃に到着します。
京都駅前のバス停、B1番乗り場から、西本願寺・二条城・上賀茂神社行きのバスに乗り、上賀茂神社で降ります。料金は230円です。
電車で行く場合の最寄り駅は北山駅ですが、徒歩25分ほどと遠いので、早めのバスに乗って行くとよいでしょう。
上賀茂神社周辺のおすすめホテル
葵祭の見どころ
葵祭の大行列「路頭の儀」は、大きく分けて2つの列に分かれます。天皇の使者である勅使(ちょくし)に扮した人物が中心の「本列」と、内親王より選ばれる「斎王」にかわる斎王代(さいおうだい)が中心の「斎王代列」の2つです。
本列(ほんれつ)
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まつりの中心的な存在ともいえるのが、勅使(ちょくし)。葵祭の行列「路頭の儀(ろとうのぎ)」は、この勅使が下鴨神社と上賀茂神社に天皇のお言葉を届ける、という趣旨で行われています。本列では、馬に乗った勅使をはじめ当時の警官や役人など、主に男性たちが参列。厳かな雰囲気です。
※画像は勅使ではありません。
斎王代列(さいおうだいれつ)
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本列とは対照的に、女性中心で華やかな雰囲気の斎王代列。斎王とは、下鴨神社と上賀茂神社に仕えた皇族の未婚女性を指します。
斎王代列には当時の女性の正装である十二単(じゅうにひとえ)を着た斎王、斎王に仕えた巫女などが参列します。華やかな女性たちの衣装にも注目です。
葵祭のオススメの観覧スポット
京都御所
一番のオススメは、行列の出発点の京都御所。平安風の建物や京都の山々を背景に行列を眺められます。
下鴨神社の糺の森(ただすのもり)
糺の森は下鴨神社の境内にある森林。ここからは近隣のビルが見えず、平安時代の雰囲気に浸ることができます。写真撮影にもぴったりのスポットです。なお、境内警備のため、午前11時以降は入場できません。
加茂街道(かもかいどう)
賀茂川の右岸を走る加茂街道。並木道だから、木々の緑と一緒に平安行列を眺めることができます。比較的混雑していないのも嬉しいポイント。
京都ならではの優雅な雰囲気を味わえる葵祭で、貴族中心だった平安時代の華やかさを体感してみてください。
よくある質問
葵祭の由来は?
葵祭(あおいまつり)、正式には賀茂祭(かもまつり)といい、行列の参列者やその携帯品、動物のすべてを下鴨神社、上賀茂神社2つのシンボルのフタバアオイの葉で飾ることから、葵祭と呼ばれるようになりました。
葵祭はどんなおまつりですか?
京都市で毎年5月15日に行われる伝統的なおまつりです。平安時代の宮廷の儀式や装飾を再現し、京都の歴史や文化を象徴する大切な行事のひとつとされています。
葵祭の見どころは?
葵祭のハイライト、「路頭の儀」は500名以上もの人々が800〜1200年前の平安貴族の衣装を着て京都の街を歩きます。華麗な大行列は見逃せません。
有料観覧席はありますか?
あります。座って、ゆっくりと見学したい方は有料観覧席がオススメです。詳しくは公式HPをご確認ください。
オススメの観覧スポットは?
一番のオススメは、行列の出発点の「京都御所」。平安風の建物や京都の山々を背景に行列を眺められます。
そのほか、下鴨神社の境内にある森林「糺の森(ただすのもり)」もオススメです。ここからは近隣のビルが見えず、平安時代の雰囲気に浸ることができます。写真撮影にもぴったりのスポットです。
また、人混みが苦手な方や混雑を避けたい場合は午後の巡行ルートがオススメです。「北大路橋」や「賀茂川堤」付近は行列も見やすく、ゆっくり観覧できる穴場スポットです。
魅力溢れる京都で優雅な時間を
世界的に人気の観光地・京都は、清水寺や銀閣寺、金閣寺などの歴史ある社寺や町並み、グルメなどから「わびさび」が感じられる日本随一の観光都市です。
MATCHA記事では、そんな魅力溢れる京都のオススメ観光スポットや、子連れやカップルにオススメな日本の伝統文化を体感できる京都の素敵な宿泊施設を紹介しています。
本記事を参考に葵祭の前後で、ぜひ充実した京都観光をお楽しみください。
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※この記事は2020年5月4日に公開された記事を2024年版リライトしたものです。
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