ライター Mayu
【埼玉県】ユネスコ無形文化遺産の「秩父夜祭」〜概要・アクセスなど〜【2020年】

秩父夜祭とは、埼玉県秩父市にある秩父神社の例祭。300年以上の歴史をもつ荘厳な祭りで、ユネスコ無形文化遺産や国の重要無形民俗文化財に登録されています。秩父夜祭の概要、会場への行き方などをまとめました。
秩父夜祭(ちちぶよまつり)とは

picture courtesy of 秩父市観光課
秩父夜祭とは、埼玉県の秩父市にある秩父神社の例祭。300年以上の歴史をもつ荘厳な祭りで、ユネスコ無形文化遺産や国の重要無形民俗文化財に登録されています。
祭りの見どころは、たくさんの提灯で飾り付けられた山車(※1)の曳き廻し(ひきまわし※2)で、京都の祇園祭、岐阜の高山祭(たかやままつり)とともに、秩父夜祭は日本三大曳山祭(山車を曳く祭り)に数えられています。
秩父夜祭の山車には、屋台(やたい)と呼ばれるものと笠鉾(かさぼこ)と呼ばれるものとがあります。秩父夜祭りでは、4基の屋台と2基の笠鉾、計6基の山車が登場します。屋台と笠鉾はどちらも似た形をしていて、人が10人以上も乗れる頑丈な造り。なかには重さ20トンを超えるものもあるといいます。
屋台・笠鉾の見た目の華やかさと、それらを大勢の人々が曳き廻すダイナミックさが祭りの見どころのひとつです。
※1:山車(だし)……日本の祭りでおもに男性たちが担ぐ大きな車のようなもの。地方によって呼び方が変わり、曳山(ひきやま)や屋台(やたい)、だんじりとも呼ばれる。
※2:曳き廻し(ひきまわし)……山車を押したり担いだりして町中を進むこと。
秩父夜祭の日程(2020年)

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秩父夜祭は、毎年12月1日~6日に行われます。2017年の秩父夜祭の開催日程は以下の通り。祭りが一番盛り上がるのは12月3日の大祭の日です。
日程:12月1日~6日
12月2日:宵宮(よいみや)と呼ばれる祭りの前夜祭が行われます。朝から山車の曳き廻しが行われ、夜には花火が打ち上がります。
12月3日:大祭(たいさい)と呼ばれる祭りのクライマックス。朝から山車の曳き廻しが行われます。午後6時過ぎ、秩父神社から御神幸(ごしんこう)行列と呼ばれる行列がおよそ1km離れた御旅所(おたびじょ)と呼ばれる地点に出発します。
行列には、平安時代の衣装を来た男性たちが参加しています。行列に続いて、6基の山車が御旅所へ向かいます。山車がすベて御旅所に到着するのは午後10時ごろです。