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【2023】徳島の観光スポット12選!グルメやイベント情報も
四国にある徳島県は、伝統文化と豊かな自然の魅力が溢れる観光地です。本記事では、徳島の観光スポット12選をご紹介します。定番スポットはもちろん、注目の最新スポット、徳島ならではのご当地グルメや阿波踊りなどのイベント情報もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
徳島とは?
徳島県は、4つの県(徳島、香川、愛媛、高知)からなる四国地方にある県の1つです。
伝統文化や豊かな自然があふれる徳島県には、約400年にわたり伝承されてきた大迫力の伝統芸能「阿波踊り」や、植物を編んで作られた日本三代奇橋の1つ「祖谷のかずら橋」など、ここにしかない見どころがたくさんあります。
そこで本記事では、徳島県のオススメ観光スポットをご紹介します。近年注目を集めている最新スポットはもちろん、徳島グルメ、イベント、徳島へのアクセス方法など幅広くお届けするので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
目次:
1.徳島とは?
2.徳島の観光スポット12選
3.徳島グルメ
4.季節のイベント
5.オススメの宿泊施設
6.徳島の交通情報
7.最後に
徳島の観光スポット12選
1.鳴門の大渦
Picture courtesy of Pixta
イタリアのメッシーナ海峡、アメリカ・カナダ間のセーモア海峡に並び「世界3大潮流」の1つに数えられるのが、徳島県鳴門市と兵庫県南あわじ市の間を流れる鳴門海峡です。
ここで有名なのが、海水が海峡に勢いよく流れ込むことで渦が発生する現象「鳴門の渦潮」です。
直径最大20メートル以上にもなる渦潮は、大鳴門橋に作られた海上遊歩道「渦の道」や、船のクルーズなどで見にいくことができますよ。
なお、鳴門海峡にかかる大鳴門橋を超えると、その先は兵庫県の淡路島となっています。
【渦の道】
住所:徳島県鳴門市鳴門町(鳴門公園内)
公式HP:https://www.uzunomichi.jp/
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2.大塚国際美術館
Picture courtesy of PRtimes
アート好きな方にオススメな徳島の観光スポットの1つが、「大塚国際美術館」です。
ここでは、オリジナル作品と同じ大きさに複製された古代壁画から現代絵画までの西洋名画1,000点以上を鑑賞することができます。なかでもミケランジェロが手がけたシスティーナ礼拝堂の天井画を再現した「システィーナ・ホール」は、大塚国際美術館を代表する作品です。
先に紹介した鳴門の渦潮の鑑賞スポット「渦の道」から車で約3分ほどの場所にあるので、併せて訪れてみてはいかがでしょうか。
【大塚国際美術館】
住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
公式HP:https://o-museum.or.jp/
3.霊山寺
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徳島県鳴門市にある「霊山寺(りょうぜんじ)」は、お遍路のスタート地点として知られる仏教のお寺です。
お遍路(おへんろ)とは、祈願を目的に、今から約1200年前に空海(※1)が修行をした四国に88ヶ所ある寺院を巡礼すること。その巡礼者はお遍路さんと呼ばれ、誰でもなることができます。
そんな背景を持つ霊山寺の境内には、美しい灯篭が吊るされた本堂や鯉が泳ぐ放生池、さらには縁結びに御利益があるとされる縁結び観音などの見どころがあり、一般の観光客でも楽しむことができますよ。
※1:空海(弘法大師)......仏教の宗派・真言宗を開き、日本での仏教布教に努めたことで知られるお坊さん
【霊山寺】
住所:徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
公式HP:https://88shikokuhenro.jp/01ryozenji/
4.阿波おどり会館
Picture courtesy of Pixta
先祖を供養するために例年8月に披露される踊り「阿波踊り」は、江戸時代(1600〜1868年)から約400年続く徳島発祥の伝統芸能です。
「阿波おどり会館」は、そんな阿波踊りのパフォーマンスを通年見ることができるスポットです。
そのほかにも阿波おどり会館には、阿波踊りの歴史が学べるミュージアムや徳島みやげがそろうショップ、標高290メートルの山頂まで登ることができるロープウェイの駅などがあります。
【阿波おどり会館】
住所:徳島県徳島市新町橋2-20
公式HP:https://www.awaodori-kaikan.jp/
5.藍の館
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藍染(あいぞめ)とは、藍という植物染料を用いた染色技法のこと。昔から藍の栽培に適していた徳島には、伝統技法を継承した職人が活躍する工房が今もたくさんあります。
「藍の館」は、かつての藍商人の屋敷に作られた藍の博物館です。ここでは、藍染に関する展示品の見学や、実際に藍染体験をすることができます。
藍染体験の所要時間は約40分で、ハンカチの藍染なら1000円程で体験可能! 自分で染めた作品は当日持ち帰ることができるので、徳島観光の思い出作りにもぴったりです。
【藍の館】
住所:徳島県板野郡藍住町徳命前須西172
公式HP:https://ainoyakata.jp/
6.大歩危・小歩危
Picture courtesy of Pixta
国指定の名勝である「大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)」は、反り立つ岩の間に清流が流れる渓谷です。川の流れによって約2億年の時を経て造られたといわれており、その距離は約8キロメートルにもおよびます。
豊かな自然に囲まれた大歩危・小歩危での楽しみ方は、ラフティング、遊覧船での川下り、トロッコなどたくさんあります。大歩危駅から小歩危駅までは歩いて約1時間20分なので、ハイキングでリフレッシュするのも良いでしょう。
四季折々で異なる魅力を感じられるスポットですが、桜が咲く春と木々が紅葉する秋は特にオススメの訪問シーズンです。
【大歩危・小歩危】
住所:徳島県三好市山城町重実~上名 GoogleMap
公式HP:https://miyoshi-tourism.jp/spot/oobokekyo-kobokekyo/
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7.祖谷のかずら橋
Picture courtesy of Pixta
ほかにはない特色を持つ橋として「日本三大奇橋」の1つに数えられるのが、徳島県の秘境・祖谷(いや)にある「かずら橋」です。
水面上14メートルに掛かるかずら橋は、長さ45メートル、幅2メートル、重さは約6トン。そして何よりも驚きなのが、橋がツル性の植物シラクチカズラで出来ているということです。橋は人が通るたびにゆらゆらと揺れ、下を覗くと橋の隙間から川面が見えるのでスリル満点!
毎日19時〜21時30分ごろまで行われる橋のライトアップでは、昼間とは違った幻想的な雰囲気を楽しむことができますよ。
【祖谷のかずら橋】
住所:徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
公式HP:https://miyoshi-tourism.jp/ja/spot/iyanokazurabashi/
8.小便小僧
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エメラルドグリーン色の川が流れる祖谷渓谷にあるのが、徳島県出身の彫刻家が手がけた像「小便小僧」です。
地上約200メートルの断崖に立つこちらの像は、かつて地元の子どもや旅人がこの岩の上で度胸試しをしたという逸話をもとにつくられたのだそう。
現在は、柵を乗り越えて岩の上へ行くことは禁止されてるため、安全に気をつけながら鑑賞を楽しみましょう!
【小便小僧】
住所:徳島県三好市池田町松尾 GoogleMap
公式HP:https://miyoshi-tourism.jp/ja/spot/iyakei-peeingboy/
9.落合集落
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昔懐かしい日本の原風景が残る「落合集落」は、山の斜面にある人口約100人の小さな集落です。
ここには江戸時代中期(1650〜1750年)以降に建てられた民家や石垣が残されており、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
集落の対面にある「落合集落展望所」は、集落全体を見渡せるオススメのビュースポットです。
【落合集落】
住所:三好市東祖谷落合
公式HP:https://miyoshi-tourism.jp/spot/ochiaishuraku/
10.うだつの町並み
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徳島県の脇町にある「うだつの町並み」は、江戸時代(1600〜1868年)にタイムスリップしたかのような風情が漂うスポットです。
うだつとは、防火の目的で作られていた屋根装飾のこと。脇町のこのエリアは、うだつがある屋敷が残っていることから「うだつの町並み」と呼ばれるようになりました。
ここでは街散策はもちろん、古民家をリノベーションして造られた複合施設「美馬市観光交流センター」のカフェで地元グルメを食べたり、藍染体験を楽しむのもオススメです。
【うだつの町並み】
住所:徳島県美馬市脇町大字脇町2
公式HP:https://www.city.mima.lg.jp/kanko/map/list/11506.html
11.神山町
「神山町」は、徳島県の中部にある自然豊かな町です。一時は人口減少により過疎の危機に直面しましたが、現在は地域おこしによって、IT企業のオフィスや移住者が増加していることで注目を集めています。
そんな神山町には、近年おしゃれなショップがオープンしています。なかでも、杉の木で作られたおしゃれなアイテムが揃う「SHIZQ」や自家焙煎コーヒー豆を販売している「豆ちよ焙煎所」などのショップは、素敵なおみやげを買うのにもぴったり! 地元の特産品が集まるマーケット「道の駅 温泉の里神山」もオススメです。
【神山町】
住所:徳島県名西郡神山町
公式HP:https://www.town.kamiyama.lg.jp/
12.未来コンビニ
Picture courtesy of PRtimes
徳島で今話題の「未来コンビニ」は、“世界一美しいコンビニ”をコンセプトに掲げたコンビニエンスストアです。
コンビニがあるのは、標高1000メートルを超える山々に囲まれ“四国のチベット”とも呼ばれる徳島県那賀町・木頭地区。2020年にオープンしてからは、美しい建築が評価され数々のデザインアワードを受賞しています。
こちらでは、一般的なコンビニ商品を購入できるほか、店内併設のカフェで地元で採れた「木頭ゆず」を使ったメニューなどを楽しむことができます。
【未来コンビニ】
住所:徳島県那賀郡那賀町木頭北川いも志屋敷11−1
公式HP:https://mirai-cvs.jp/
徳島グルメ
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観光に訪れたら、その土地ならではのご当地グルメも外せません。
気軽に楽しめる徳島グルメの1つが、徳島県民のソウルフード「徳島ラーメン」です。戦後(1945年以降)に屋台で提供されていたラーメンスープにルーツがあるとされており、豚骨醤油の「茶系」、鶏ガラの「白系」、あっさりとした「白系」の3系統に分けられ、チャーシューの代わりの豚バラ肉と生卵がトッピングされているのが特徴です。
このほか、徳島県の特産物「阿波尾鶏」の焼き鳥、秘境・祖谷で採れた蕎麦粉100%で作る「祖谷そば」、鳴門市周辺で採れるさつまいも「鳴門金時」のスイーツなども、徳島ならではのご当地グルメです。
季節のイベント
ここでは、徳島県の伝統文化と自然を堪能できる季節のイベントをご紹介します。
約400年にわたり伝承されてきた徳島発祥の伝統芸能が披露される「阿波踊り」は、徳島県を代表する一大夏イベントです。約10万人の踊り子が和楽器の伴奏にあわせて街中を踊り歩く大迫力のイベントで、日本三大盆踊り(※2)の1つにも数えられています。
また、徳島県の勝浦で例年2月から3月の春に開催されるひな祭り(※3)イベント「ビッグひな祭り」も有名。期間中は、約8メートルの巨大な台の上に、たくさんの雛人形が豪華絢爛に飾られます。
※2:盆祭り......先祖の霊をもてなして供養するために、毎年8月に行われる祭り
※3:ひな祭り......女の子の健やかな成長を祈るために、毎年3月3日に行われる祭り
Picture courtesy of Pixta
「うだつの街並み」から車で約12分の場所にある「八百萬神之御殿(やおよろずのかみのごてん)」は、徳島県屈指のお花見スポットです。桜が見頃を迎える例年3月下旬~4月上旬の春には、約8,000本の桜が山を覆い尽くす絶景が広がります。
10月下旬から11月中旬の秋には、紅葉の名勝地「高の瀬峡(こうのせきょう)」を訪れるのもオススメです。
オススメの宿泊施設
Picture courtesy of Booking.com
徳島で忘れられない思い出を作りたい方にオススメなのが「ホテルかずら橋」です。
このホテルは、記事内で紹介した7つ目のスポット「かずら橋」の近くにあり、宿泊者はホテルから無料バスに乗って橋のライトアップを見に行くことができます。さらには、ホテル内にあるケーブルカーに乗って行く天空露天風呂では、渓谷の美しい景観を眺めながら贅沢なひとときを過ごすことができますよ。
このほか、四国周遊旅を楽しみたい方なら、JR徳島駅直結でアクセスに便利な「JRホテルクレメント徳島」がオススメです。
徳島の交通情報
東京から徳島への行き方
東京から徳島までの主にアクセス方法は、飛行機・鉄道(新幹線+特急列車)・高速バスの3つです。
速さを重視するなら所要時間約1時間10分の飛行機、安さを重視するなら7,000円ほどでアクセスできる高速バスがオススメです。
関西地域から徳島への行き方
大阪・京都・神戸などの関西地域から徳島県へアクセスする場合、兵庫県の淡路島を経由する方法が一般的です。
この場合の主なアクセス方法は、車(レンタカー)・高速バスの2つです。
高速バスの場合、大阪からは約3.5時間、京都からは約3時間、神戸からは約2時間でアクセスすることができます。
より自由に旅行を楽しみたい方は、レンタカーを借りてアクセスするのも良いでしょう。MATCHAでは、日本で有名なレンタカー会社「ニッポンレンタカー」で利用できる10%OFFクーポンを発行しています。ぜひこちらの利用も検討してみてください(※)!
※近年の需要急増により、車の台数不足でレンタルできない場合があります。
徳島観光を楽しもう!
いかがでしたでしょうか?
徳島には、伝統文化や自然を体験できる観光スポットがたくさんあります。
春には桜、夏には阿波踊り、秋には紅葉など、四季折々の魅力を堪能するために、ぜひ徳島を訪れてみてくださいね!
Main image courtesy of PRtimes
日本観光メディアでの編集者・ライター歴6年目。MATCHAは2022年に参加し、関東の観光スポットやホテルの記事・SNS運用を担当してます。
東京出身で、大学時代にアメリカのサンノゼで交換留学を経験。訪日観光客の視点から日本を見ることで、新しい発見があるのが楽しいです。
好きなこと:散歩、コーヒー、アート、映画、旅行
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