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四国の花見スポット8選!海、山、お城と一緒に桜を楽しもう
四国の花見スポットを紹介します。桜と瀬戸内海が一緒に見られる香川県の紫雲出山や愛媛県の積善山、8000本の桜を誇る徳島県の八百萬神之御殿、高知県にある美しい一本桜「ひょうたん桜」などの名所から、アクセスのよい桜スポットまで、多くの見どころがあります。
絶景が多い四国!海と桜が一緒に見られるスポットも!
四国は、人気ガイドブック『Lonely Planet』の「2022年に行きたい旅行先」地域部門で第6位に選ばれた、注目のエリア。88カ所のお寺を巡る巡礼「お遍路」や、香川県の「瀬戸内国際芸術祭」など、独自の魅力があります。
美しい自然あふれる四国には、海や山、お城を背景に桜を楽しめる花見スポットも複数あります。本記事では、四国でオススメの花見スポットを8つ紹介します。
各県の桜の開花日や満開日は、以下からご確認ください。
例年の開花日 | 例年の満開日 | |
香川(高松市) | 3月27日 | 4月4日 |
愛媛(松山市) | 3月24日 | 4月3日 |
徳島(徳島市) | 3月28日 | 4月4日 |
高知(高知市) | 3月22日 | 3月30日 |
新型コロナウイルスの感染防止対策などから、各スポットの情報は変更になる可能性があります。行く前には、必ず公式HPをチェックください。
1.紫雲出山(香川県)
香川県西部にある三豊(みとよ)市の紫雲出山(しうでやま)は、瀬戸内を代表する桜スポット。桜と一緒に瀬戸内海や島が見える絶景から、米国ニューヨークタイムズ「2019年に行くべき52カ所」でも紹介されました。
紫雲出山では、桜シーズンに入山規制がかかります。車で入山するには事前予約が必要となります(徒歩で登る場合は不要)。詳細は三豊市観光交流局の公式HPをご覧ください。
紫雲出山の周辺には、絶景スポットとして有名な父母ヶ浜(ちちぶがはま)や高屋神社があります。カメラ好きには見逃せないエリアです。
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2.栗林公園(香川県)
Photo by Pixta
JR高松駅から徒歩20分で行ける栗林公園は、文化財に指定された日本庭園の中で日本一の大きさを誇ります。庭と背後の紫雲山が一体化した奥深い景観が魅力で、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』では最高評価の3つ星を得ました。
そんな栗林公園には、ソメイヨシノやヤマザクラなど約320本が植えられています。花見の時期になると、夜のライトアップも実施されますよ。詳細は、公式HPをご覧ください。
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3.積善山三千本桜(愛媛県)
Photo by Pixta
瀬戸内海に浮かぶ上島町(かみじまちょう)の岩城島(いわぎじま)。その中央にそびえる標高約380メートルの積善山(せきぜんさん)では、3月後半から4月上旬ごろにかけて3,000本以上の桜が咲き誇ります。
積善山の特徴は、前述の紫雲出山と同様、瀬戸内海の島々と桜を一緒に見ることができること。詳細は公式HPをご覧ください。
上島町へは、生口島(いくちじま)からフェリーに乗っていきます。生口島は、愛媛県と広島県をつなぐ「しまなみ海道」の人気スポットとして有名な島。アートやグルメなど、見どころがたくさんあります。生口島までは車で行くことができます。
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4.松山城(愛媛県)
Photo by Pixta
四国屈指の人気スポット・松山市の中心にある松山城。日本全国で12カ所しかない江戸時代の天守が現存するお城のひとつで、ロープウェイも楽しめます。
松山城には、ソメイヨシノのほか、早咲きのツバキカンザクラや遅咲きのオオシマザクラなど計約200本の桜があります。勇壮なお城を桜が鮮やかに彩る風景を見に、多くの人が訪れます。松山城の詳細は、公式HPをご覧ください。
松山城の近くには、人気の温泉「道後温泉」や「坊っちゃん列車ミュージアム」といった観光スポットがあり、周遊がオススメです。
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5.八百萬神之御殿(徳島県)
Photo by Pixta
徳島県の北西部にある美馬市の八百萬神之御殿(やおよろずかみのごてん)。「各国の先祖、各宗旨の御本体、各家庭の先祖が子孫繁栄のために話し合い」をする場として建てられた宗教施設ですが、人気の花見スポットとして毎年多くの人が訪れます。
標高400メートルに位置する御殿の境内には、8,000本の桜が植えられており、その背後に山の雄大な景観が広がります。小学生以上は拝観料が1人1,000円かかります。詳細は公式HPをご覧ください。
八百萬神之御殿へは、JR穴吹駅からタクシーで15分ほどで行けます。近くには、さまざまな観光施設が集まる人気スポット・脇町「うだつの町並み」があります。
6.眉山公園
Photo by Pixta
JR徳島駅から徒歩10分で行ける眉山。標高290mの山頂へ行くロープウェイや、頂上の展望休憩施設から見える夜景が人気です。展望休憩施設には、レストランもあります。
そんな眉山では、春に約1,500本のソメイヨシノが咲き誇ります。電車でアクセスしやすく、夜桜を見る人も多くいます。車両規制などの状況は、徳島市の公式HPをご覧ください。
7.ひょうたん桜公園(高知県)
Photo by Pixta
透明度が高く、水が青く見えることから「仁淀ブルー」と呼ばれる高知県の仁淀川。その近くにある「ひょうたん桜」は、樹齢500年、標高21メートル、根回り6メートルのウバヒガンの巨木。空に向かってすっくと立つ姿が印象的です。
「ひょうたん桜」の名前の由来は、ウバヒガンのつぼみがひょうたん形をしていることから。シーズン中は多くの車で大変混み合うので、時間に余裕をもっていきましょう。詳細は公式HPをご覧ください。
なお、「ひょうたん桜」の近くにある大渡ダム公園の周辺も、赤い橋と桜が一緒に見られる場所として、人気の花見スポットです。
8.高知県立牧野植物園(高知県)
JR高知駅からバスで約30分で行ける「高知県立牧野植物園」。高知県出身で「日本の植物分類学の父」と呼ばれる牧野富太郎氏の業績を顕彰するため、1958年に開園しました。園内には3,000種類以上の植物があるほか、レストランやショップも楽しめます。
「高知県立牧野植物園」には、約40種類の桜があり、開花時期には夜のライトアップやイベントも開催されます。詳細は公式HPをご覧ください。
高知市には、ひろめ市場、桂浜などの人気スポットがあり、周遊がオススメです。
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四国には多くの絶景スポットがあります。本記事も参考に、花見と四国旅行を楽しんでくださいね!
Main Image 紫雲出山の桜
企業のIR/CSR分野のPR、国際協力分野の情報誌編集を経て、2017年10月にMATCHAに参加しました。2019年4月から香川県三豊市に移住。訪日観光客向けの記事を書くほか、地域おこしにも携わっています。
インターネットサービスやレンタカー、ホテルなどのほか、また西日本の観光スポットの記事を主に担当しています。