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世界自然遺産・小笠原「父島」の歩いて回れるスポットまとめ
小笠原諸島は東京都心から1000㎞も離れた場所にある、ユネスコ世界自然遺産に登録された離島です。その玄関口である父島の二見港から徒歩圏で回れる観光スポットをご紹介します。美しいビーチや展望台など、のんびりとした散策にぴったりのスポットばかりです。
小笠原(おがさわら)諸島「父島(ちちじま)」は東京都から南へ約1000㎞の場所にある離島で、東京都心からフェリーで行くことができます。
今回は小笠原の玄関口である父島にフェリーが発着する二見港(ふたみこう)から、徒歩圏で楽しめる観光スポットをご紹介します。
まずは島内観光の拠点で情報をゲット
父島のメインストリートにある「B-しっぷ」には小笠原村観光協会、ホエールウォッチング協会の窓口があります。島内観光の拠点として観光案内に加えて、クジラやイルカに関する情報を得ることができます。
館内にはガイドブックやパンフレット、ツアーの資料などが設置されています。また、ユネスコの世界自然遺産登録認定証の複製も掲出されています。
宿から徒歩圏の白い砂浜ビーチ
宿泊施設が集まるメインストリートに並行して「大村海岸(おおむらかいがん)」の白い砂浜が広がっています。宿から徒歩圏でこんなに美しいビーチがあるなんて感激ですよね! サンゴも生息しているので、シュノーケリングにもオススメです。
ビーチには休憩所やトイレが完備されているので気軽に海水浴が楽しめます。
町の中心部にある観光スポット
二見港には「おがさわ丸」が停泊する姿と港の目印となる「青灯台」があり、滞在中は何度も目にします。
「小笠原ビジターセンター」は小笠原の自然を中心に、歴史や文化を紹介した施設です。父島が捕鯨基地だった歴史や、固有種などの珍しい動植物の模型が展示されています。
現在の「小笠原聖ジョージ教会」の建物は、太平洋戦争後のアメリカ統治下時代に建てられたもので、周辺には当時の雰囲気が残っています。
山と海が一望できるビューポイント
町の裏にある山を登ると「大神山(おおがみやま)神社」があります。太陽神・天照大御神を祀った神社で島民の信仰を集めています。
神社の周辺は公園になっていて、展望台が4か所あります。
父島の山々と二見港のパノラマを一望することができる景色のよい場所です。遊歩道は岩の多い箇所もあるので歩きやすい靴で訪れましょう。
ウミガメやカラフルなサンゴに会える場所
町から徒歩10分ほどの場所に「小笠原水産センター」があります。小さな水族館になっていて、小笠原周辺海域や父島・母島の河川、貯水池に生息している生物が展示されています。
2011年にセンターで生まれたアオウミガメのまんねん君も水槽で元気に泳いでいて、その姿はとってもキュート!
ぜひ試して欲しいのが「アカバ」という魚の歯磨き体験コーナー。歯ブラシを水に入れると魚が寄って来て口を開いて「磨いて~」とおねだりしてくれます。こすった感触が手に伝わって来て面白いですよ。
水産センターから歩いてすぐの「とびうお桟橋」は海のアクティビティで使う小型船舶が数多く停泊する場所。
この桟橋の下にはたくさんの枝サンゴの群れがあり、びっしりと生えた色とりどりのサンゴや、元気よく泳ぎ回る魚たちが地上からでもはっきり見えます。作業中の車両や船舶もあるので、周囲に注意しながら海中の様子を楽しんでください。
おわりに
父島・二見港周辺の観光スポットはいかがでしたか? 歩いて行ける範囲でも、こんなにも素晴らしい自然をたっぷり体験することができます。おがさわら丸発着日は半日観光になるので、こうした歩けるスポットを散策してみてください。
新潟生まれ。事業会社でのマーケティングを経験後、2011年からシンガポールへ移住し、出版社や制作会社で編集に従事。2015年に日本へ帰国しMATCHAのライターに。国内外を旅行する中で見つけた新しい発見を、多くの人とシェアしていきたいです。