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富士山や箱根観光の拠点に。神奈川県小田原ゲストハウス「侍御宿」
箱根、富士山、鎌倉へのアクセスが便利な小田原は、疲れた旅人を癒す街として人々に愛されてきた歴史があります。 そんな癒しの街小田原にある、心も体も元気になれるゲストハウス、「侍御宿」をご紹介します!
疲れた旅人を癒す町、小田原
箱根や富士山へも行きやすい神奈川県小田原市は、実は300年以上前から、日本を旅する人々を泊める宿で栄えた歴史があります。
そんな宿を再現しているのが、小田原城近くにあるゲストハウス「侍御宿」。
このゲストハウスには、世界から訪れる旅人に元気になってもらいたいというオーナーの情熱が詰まっています。
大事なことは「思いやり」。古きよき"旅籠"の精神を伝える宿
「海外の方と話すうえで大切なことは、その人の立場に立って伝える思いやり」
そう語るオーナーの阿部さん(あべさん:左)とスタッフの小澤さん(おざわさん:右)。そんな思いを込めたホスピタリティーが評価され、侍御宿はBooking.comで8.8という高い評価を得ています(2017年3月現在)。
ゲストハウスを始めるきっかけとなったのは、イベントで訪れた海外の方がレトロな建物に喜んでいる姿を見たことだったそう。そこで、「旅籠(はたご)の復活。」をコンセプトにオープンしたのがこの「侍御宿」なのです。
旅籠とは、300年以上昔の日本に存在した、侍や当時の人々を宿泊させていた宿のこと。そのコンセプトの通り、侍御宿には長旅の疲れを癒すポイントがたくさんあります。
癒やしのポイント1.旅行者を出迎えてくれる、看板猫「ごろ吉」
まず宿に入るとお出迎えしてくれるのが猫の「ごろ吉」。猫好きにはたまらないサプライズです。人懐っこい性格で、初めて見る旅行者にも自分から近づいてきてくれます。
癒やしのポイント2.親切でフレンドリーなスタッフの方々
「帳場(ちょうば:受付のこと)」の文字は、スタッフの小澤(おざわ)さんの手作り。
小澤さんを始めとするスタッフの方々はみなさんフレンドリーで、オススメのスポットやアクセス方法などの質問に、英語でていねいに答えてくれます。慣れない土地だからこそ生まれる悩みや問題にも、親身になって相談にのってくれるでしょう。
癒やしのポイント3.体も心も喜ぶ、やさしくて美味しい日本食
「無添加なのは当たり前」と言う阿部さん。
侍御宿では飲食物を提供していませんが、隣にあるレストラン「鶴亀屋春慶」では、出汁から丁寧に作られた美味しい日本料理をいただけます。
こちらは人気の天ぷら丼(税込1200円)。
サクッとした衣に思わず笑顔になってしまう、優しい味のどんぶりです。
癒やしのポイント4.のんびり過ごせる、近隣の「御幸の浜」
神奈川県小田原は海に面しており、宿からは徒歩10分で御幸の浜(みゆきのはま)を散歩できます。
さらに、侍御宿ではゴザ(石の上に敷くシート)の貸し出しサービスがありますので、晴れた日には波打ち際でゆっくりコーヒーなんてことも。
安心のホスピタリティと、充実の設備で心身ともに元気になるひと時を過ごして下さい。
まるで博物館のような宿泊室の調度品
続いて気になる宿泊室やその他の設備・サービスを紹介します。
貸し切りのこのお部屋は1泊12,000円。
お部屋にはヴィンテージのものがたくさんあり、まるで小さな博物館。見ているだけでも楽しいです。
男女混合ドミトリーは、1泊3,000円。
24時間使えるバスタブつきのシャワーと、コインランドリーがあります。
好きな着物で出かけよう
なお、侍御宿では1回2,500円で着物体験ができます。
ここでは、海外の方向けに通常とは違うやり方で着付けをすることもあるそうです。
その理由は、海外の方に日本の文化をおしつけるのではなく、「純粋に楽しんでほしい」からだとか。
ぜひ、お気軽な気持ちで着物体験に挑戦してみては?
オープン3か月で700人以上が宿泊
このような阿部さんの思いやりが旅行者に伝わったのか、2016年の10月~12月の間に700人以上の方が侍御宿を訪れました。さらに今後は、温泉の地箱根でもゲストハウスを運営する予定だとか。
そこでは、海外の方が山道の箱根でも、もっと気軽に着物を体験できる仕組みを計画中。
あなたも、癒しの町小田原にある「侍御宿」で、温かいスタッフの心意気に触れてみてはいかがでしょう!
神奈川県茅ヶ崎市在住の会社員。 神奈川県の美味しいモノ・楽しいコト・コミュニティの魅力を世界へ。