【静岡県】春の訪れを感じる、浜名湖周辺花巡りの旅
日本一高い富士山と、日本一深い駿河湾に抱かれた静岡県。静岡県は日本でも屈指の花の産地で、中でも西部地区は浜名湖を中心に四季を彩る花と緑が印象的です。本記事では、そんな静岡県西部を行く、花巡りの旅を読者のみなさんに提案します。
静岡県は日本でも屈指の花の産地であり、県内各地で美しい花の名所を訪れることができます。特に西部地区は浜名湖を中心に四季を彩る花と緑が印象的です。本記事では、そんな静岡県西部を行く、花巡りの旅を読者のみなさんに提案します。
※本記事はレポート形式のイメージ記事です。季節は3月を想定しています。
旅の始まりはJR浜松駅。東京や京都からは新幹線で約1時間半、大阪からなら約2時間で行ける、周遊観光に適した場所にあります。駅ではまず「遠鉄ぶらりきっぷ」を購入(大人1,540円、小人770円)。これさえあれば、静岡県西部を運行する遠鉄路線バスが乗り放題になるだけでなく、いくつかの施設で特典を受けることもできるのです!
写真提供:静岡県
まずは浜松駅からバスで浜名湖パルパルバス停まで移動しましょう(約43分)。降りるとすぐ右前方にかんざんじロープウェイの乗り場があります。
このかんざんじロープウェイは、日本で唯一湖の上を渡る珍しいロープウェイです。空中の旅は約4分と短めですが、到着したオルゴールミュージアムの屋上展望台からは360度浜名湖の美しい景色を堪能できます。
ロープウェイの運賃は「ぶらりきっぷ」の特典で、大人往復820→660円、小人は440円→330円になります。展望台の入場は無料ですが、ミュージアム内を観光する場合には、やはり特典を利用するのがお得。ミュージアムとロープウェイ往復セット券が、大人1,450→1,240円、小人700→620円にディスカウントされるのです!
かんざんじロープウェイ
住所:静岡県浜松市西区舘山寺町1891
電話番号:053-487-2121
公式HP:http://www.kanzanji-ropeway.jp/
10万本の花々が咲き誇る、はままつフラワーパークへ
写真提供:静岡県
ロープウェイを降りたら、次はいよいよ花巡りへ向かいます。目的地は「はままつフラワーパーク」。浜名湖パルパルバス停からバスに乗れば、約5分でフラワーパークバス停に到着です。
写真提供:静岡県
入ってすぐの噴水では30分に1回音楽に合わせて水が躍る大噴水ショーを見ることができます。30ヘクタールの広い園内に3000種10万本の植物が植えられており、春を迎える季節は特にオススメです。
写真提供:静岡県
3月18日から6月11日までは「浜名湖花フェスタ」が開かれ、春から初夏にかけての花のリレーを楽しむことができます。また、3月下旬からは、1300本の桜と50万球のチューリップが園の春を華麗に彩る「世界一美しい桜とチューリップの庭園」が見ごろを迎えます。
さらに3月25日から4月9日まで夜桜ライトアップも予定されていて、その後はツツジ、バラ、フジ(棚)、シャクナゲ、花菖蒲、アジサイと花の競演が続きます。
写真提供:静岡県
園内を回っているフラワートレインに乗車すると(100円)、運転手さんが花の説明をしながら園内を案内してくれます。そのまま元いた正面ゲートへ戻り、さらに園内をぶらぶらしながら、西門を目指しましょう。続いて、西門から出てすぐの、浜名湖遊覧船フラワーパーク港へと向かいます。
はままつフラワーパーク
住所:静岡県浜松市西区舘山寺町195
電話番号:053-487-0511
公式HP:https://e-flowerpark.com/
浜名湖遊覧船で行く、のどかな船の旅
写真提供:静岡県
浜名湖遊覧船には30分と60分の周遊コースがあります。遊覧船30分の料金は1,000円(小人500円)ですが浜名湖花フェスタの期間中なら、フラワーパーク入園料とセットで1,500円のチケットも販売されます。船内ではえびせんを販売していてカモメにあげることもできます。遊覧船を降りて湖畔を歩くと、「水神の松」という公共の足湯があります。ここで足湯に浸かりながら浜名湖を眺めてしばし休憩をとりました。
写真提供:静岡県
足湯のすぐ先には、45メートルほど湖に突き出している桟橋があり、先端に「浮見堂」と呼ばれる休憩場があります。湖に浮いているかのような浮見堂から見る景色もまた格別です。さらに10分ほど湖畔を歩いて浜名湖パルパルバス停に戻って来ました。
入園無料!県営浜名湖ガーデンパーク
写真提供:静岡県
浜名湖パルパルバス停から村櫛のバス亭まで約15分、そこから歩いて10分ほどで浜名湖ガーデンパークに到着しました。ここは56ヘクタールもある県営公園で入園料は無料です。「西側エリア」「街のエリア」「里のエリア」に分かれています。公園内を進んでいくとそれほどかからずに「街のエリア」に入ります。園内に流れる川をゆったりと船で縦断する「遊覧船ガーデンクルーズ」に乗りました。
写真提供:静岡県
片道600円(小人300円)約8分のクルーズです。「里エリア」には5つほどの園があり、その中のひとつ「百華園」辺りでは早咲きの河津桜や種々のアカシア、梅などが満開。「街のエリア」との境には高さ50メートルの展望塔があり、最上階の展望室からはガーデンパークの全景や浜名湖の風景が一望できます(300円、小人100円)。「街のエリア」にはこの他に野外ステージや体験学習館、1,000㎡の「ふれあい花壇」など合計12の施設が緑の中に点在しています。「西側エリア」に戻って来たときは、16時半も過ぎすっかり日も傾いていました。
浜名湖ガーデンパーク
住所:静岡県浜松市西区村櫛町5475-1
電話番号:053-488-1500
公式HP:http://www.hamanako-gardenpark.jp/
写真提供:静岡県
浜名湖ガーデンパーク「西側エリア」の駐車場からタクシーに乗り、最後は「弁天島海浜公園」へと向かいます。10分ほどで到着(1,410円)すると、夕陽を受けて金色に輝く浜名湖の中に建つ弁天島のランドマーク、湖の中の大鳥居に太陽が沈んでいくところでした。しばらく見ている間に、湖は赤く染まり大鳥居は夕闇に沈んで行きます。一瞬一瞬がとても美しく、今回の旅を締めくくるのに最適と思える景色でした。
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