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相楽園(そうらくえん)は兵庫県神戸市中央区にある公園。日本庭園のほかに明治時代に建てられた西洋建築「旧ハッサム住宅」や西洋風の厩舎「旧小寺家厩舎」があり、つつじの名所としても知られます。相楽園へのアクセスや見どころを紹介します。
©︎一般財団法人神戸国際観光コンベンション協会
インド系イギリス人貿易商のK.ハッサムが、1902年に自邸として建てたもの。国の重要文化財。もともと外国人の住宅が多くある北野町に建てられましたが、1963年に相楽園の中に移築されました。張り出した窓(bay window)や切妻屋根など、明治時代に建てられた西洋住宅の特徴がよく表れた造りをしています。内部は公開されていません。
小寺泰次郎の息子で元神戸市長の小寺謙吉が建築を命じた厩舎。円型の塔や屋根に設けられた窓など、西洋風の建築が目をひきます。国の重要文化財に指定されています。
園内のつつじが見頃を迎える4月から5月にかけてを相楽園では「つつじ遊山」と呼び、期間中、コンサートなどの催しを行っています。抹茶がいただけるお茶席(1人400円)も開催。
10月から11月にかけて、神戸に住む人が育てた菊を展示する「神戸菊花展覧会」が開かれます。展覧会に出展される菊のなかには、1つの花の直径が20cmほどになる巨大な花も。期間中は、菊の展示や写真展のほかにも、コンサートやお茶席(1人400円)などが催されます。
相楽園のある神戸市には、さまざまな観光スポットがあります。北野町には、異人館と呼ばれる外国人が居住していた建物が複数残っています。
なかでもドイツ人貿易商ゴッドフリート・トーマスが暮らした邸宅「風見鶏(かざみどり)の館」は、そのレンガ造りの重厚な建物で有名です。
詳しくは「開港150年を迎える神戸の異人館「風見鶏の館」を訪ねる旅」の記事をご覧ください。
また、三宮駅近くの生田神社や日本三大中華街(横浜、神戸、長崎)の1つ南京町といった観光地も人気です。
詳しくは「神戸市の観光スポットと魅力を紹介 〜神戸の見る・食べる・体験する〜」の記事をご覧ください。
ライター