【鎌倉】金銭運が高まるパワースポット!銭洗弁財天宇賀福神社~概要・アクセスなど〜
さまざまな神社やお寺のある鎌倉の中でも、特に金銭運を高めるパワースポットとして、日本全国から参拝者が訪れるのが銭洗弁財天宇賀福神社です。本記事では、概要や参拝の仕方などをご紹介します。
1185年~1333年にかけて日本を統治した鎌倉幕府(※1)。鎌倉には、その創設者である武将、源頼朝(みなもとのよりとも)にゆかりのある史跡が多くあります。今回紹介する銭洗弁財天宇賀福神社(ぜにあらいべんざいてん うがふくじんじゃ)も、その1つです。
※1:鎌倉幕府……1185年に源頼朝によって立てられた、侍(さむらい)による政府。
銭洗弁財天宇賀福神社とは
12世紀の後半、鎌倉では災害が続き、多くの人が苦しんでいました。源頼朝は1185年、夢の中で、福の神である宇賀福神から「この地の湧水で神仏を供養(くよう)しなさい。そうすれば、天下泰平の世が訪れる」とお告げを受けます。そして、源頼朝は岩壁に湧く水を見つけ、そこに社(※2)を建てて、平和をもたらしたと言われています。
その後、1257年に、鎌倉幕府の要職に就いていた北条時頼(ほうじょう ときより)が、ここの水で銭を洗って自分の一族の繁栄を祈ったことがきっかけで、ここの水でお金を洗うと倍に増えるという信仰が生まれました。
この信仰はその後、日本全国に広まり、現在もこの地には熱心な参拝者が訪れます。ここの湧水は、鎌倉のさまざまな場所にある湧水の中でも特にきれいな水として「鎌倉五名水」の1つにも選ばれています。
また、この神社の名物の1つに、「願いかなう茄子守」(ナスの御守り)があります。昔から、日本ではナスは、願いを叶える縁起物と考えられてきました。
ここの御守りは、日本のアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のメンバーの1人、高城(たかぎ)れにが愛用していることでも知られています。
※2:社(やしろ)……神を祀るための建物のこと。
銭洗弁財天宇賀福神社への行き方

JR横須賀線の鎌倉駅西口から徒歩20分ほどになります。詳しい道順は、文末のインフォメーション欄をご覧ください。
源氏山の坂道を歩いてゆくと、「銭洗弁財天宇賀福神社」と彫られた大きな石が見えます。ここを入り、神秘的な雰囲気のある暗い岩のトンネルを抜け、さらにその先にある鳥居のトンネルを抜けると、境内にたどり着きます。
銭洗弁財天宇賀福神社のオススメのスポットと参拝方法

本社
社務所で100円を払うと、ろうそくと線香をもらえます。また、ここで一緒に「ざる」(竹で編んだかご)も受け取ります。
本社の横にあるろうそく立てに、大きなろうそくの火を使って点火したろうそくを立てましょう。線香にも火を付け、線香台に立ててその煙を浴びます。それから、本社にお参りをします。
奥宮
本社で参拝した後は、その横にある洞窟に入りましょう。
ここには、銭洗水(ぜにあらいみず)と呼ばれる湧水が出ています。ざるにお金を入れ、この水で洗ってください。心の不浄も清められ金運上昇のご利益があるとされています。硬貨は思い切り水に中に付けます。お札の場合は、端を少し水で濡らすだけで大丈夫です。
洗ったお金は、ハンカチなどで丁寧に拭いて、お財布に戻します。ざるは、洞窟内の返却場所へ返しましょう。
七福神社、上之水神社、下之水神社
銭洗弁財天神社の中には、この他、上之水(かみのみず)神社、下之水(しものみず)神社、七福(しちふく)神社もあります。「下之水神宮」と「上之水神宮」は、「水波能売命(みずはのめのかみ)」という水の神様が祀られています。「七福神社」は商売繁盛のご利益があると言われています。こちらもぜひ、一緒にお参りしましょう。
企業のIR/CSR分野のPR、国際協力分野の情報誌編集を経て、2017年10月にMATCHAに参加しました。2019年4月から香川県三豊市に移住。訪日観光客向けの記事を書くほか、地域おこしにも携わっています。
インターネットサービスやレンタカー、ホテルなどのほか、また西日本の観光スポットの記事を主に担当しています。