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生活の一部に取り入れたい、谷中銀座「暮らしの道具 谷中松野屋」のずっと使える手作り工芸品
谷中銀座商店街の入り口付近にある「谷中松野屋」は、自然の中でできる素材から職人が作る工芸品を扱う店舗。温かみのある商品が並んでいます。谷中松野屋の商品を、暮らしの一部に取り入れてみてはいかがでしょうか。
東京都日暮里エリアの谷中銀座は、下町風情の残る町並が特徴です。谷中銀座商店街入り口の「夕やけだんだん」階段から眺める夕日はビュースポットのひとつ。
JR日暮里駅からこの階段へ向かう途中に、左側を注目してみてください。そこに、雑貨屋「谷中松野屋」があります。小さな店舗ですが、日本中の職人から仕入れた"暮らしの道具"が詰まっています。
暮らしの道具 谷中松野屋
店名「谷中松野屋」の横には「暮らしの道具」の文字。1945年の創業時はカバンの問屋でしたが、時代を経て、現在の日用雑貨専門店へ変化していきました。
日本では一般的にはこれらの商品を「雑貨」と呼びますが、3代目の松野弘社長(以下、松野社長)は「荒物(あらもの)」と呼びます。
荒物とは、シンプルなつくりの日用品のこと。手工芸品と同様、職人がひとつひとつ丹精込めて作り出した作品ですが、より人々の暮らしに根差した、生活の中で必要な道具のことを指します。
荒物の多くは自然の中で作られる素材からできています。竹や茅萱(ちがや)、木材など、その素材の特性に応じて新しい模様を作り出していくのです。
鮮やかな色は少なく、単純で落ち着いた色調。自然から生み出される色により素朴な作品が出来上がり、自然の温かみが生まれます。
荒物の多くは、農家や小さな工場で作られており、宣伝活動はあまり行っていません。そのため荒物に光を当てる仕事も松野社長が手伝っています。