鳥取県の周遊に便利!湖の絶景が楽しめる倉吉近くの「はわい温泉 」
鳥取県は、東に鳥取砂丘、西に大山と、東西にまたがって多くの見どころがあります。そんな鳥取県を周遊して回る際に便利な宿泊先が、中部の倉吉市の近くにある「はわい温泉」。湖の絶景を眺めながら温泉に浸かったり、鳥取ならではのグルメを楽しんだりできます。
交通が便利な鳥取中部の「はわい温泉」とは?
Picture courtesy of ©Tottori Pref.
鳥取県には、東部に鳥取砂丘や浦富海岸、西部に大山やアニメ関連スポットなど、東西にわたって多くの見どころがあります。
そんな鳥取県を遊び尽くす際の宿泊先にオススメなのが、鳥取県中部にある「はわい温泉」。写真映えするすばらしい景観や鳥取グルメ、温泉が楽しめる上、鳥取県東部や西部への移動にも便利です。
本記事では、鳥取県東部、西部の主な見どころと、それらを周遊する上で便利な「はわい温泉」の魅力を紹介します。
「はわい温泉」を拠点に巡りたい鳥取県の見どころ
「はわい温泉」は、JR倉吉駅の前にあるバスターミナルから、日本交通バスの橋津(はしづ)線に乗って、約16分で到着します。
JR倉吉駅へは、鳥取県東部を観光する際の拠点となるJR鳥取駅、西部観光の拠点となるJR米子駅のどちらかへも、特急で約30分で行けます。
Picture courtesy of Tottori Prefecture
大阪から向かう場合、はわい温泉と三朝温泉へ直行する「ぴょんぴょんカニバス」も便利です。
大阪・梅田の大型バスの発着場所である「プラザモータープール」(大阪府大阪市北区豊崎3‐10‐9)で9:00にバスに乗れば、鳥取砂丘での1時間強の昼食時間を挟んで、14:15にはわい温泉に着きます。
大阪への帰りも便利。14:45にはわい温泉発のバスに乗れば、途中で30分休憩をはさんで、19:15時頃に大阪駅周辺に到着します。往復のチケットは大人は4,800円で、学生・小人は4,300円。(※1)
「ぴょんぴょんカニバス」は、はわい温泉の旅館を通して予約できます。後述の「千年亭」といった旅館に予約を申し込む際、併せて問い合わせてみましょう。
※1... 「ぴょんぴょんカニバス」は2019年3月31日まで運行します。
鳥取県内の交通については、こちらの記事もご参照ください。
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鳥取県東部の見どころ~鳥取砂丘、砂の美術館、鳥取城跡
写真上左:鳥取城跡、上右:砂の美術館、下:鳥取砂丘
鳥取市を中心とする鳥取県東部には、神秘的な景観が楽しめる日本最大級の砂丘、鳥取砂丘があります。
その近くには、砂で作った彫刻を専門に展示する世界初の美術館、砂の美術館や、透明度25メートルの美しい海が楽しめる浦富海岸があります。
さらに、鳥取市内にも、すばらしい景観が楽しめる鳥取城跡といった史跡があります。
鳥取県西部の見どころ~大山、水木しげるロード、和牛と海鮮グルメ
写真上:大山(左は「鳥取・大山のオススメ周遊コース!絶景、グルメ、寺、美術館を満喫」より)、写真下左:ベニズワイカニ、写真下右:鳥取和牛
米子市を中心とする鳥取県西部には、美しい景観から古代より神のいる山と崇められてきた大山があります。現在はウインタースポーツや夏のハイキングなどにも人気のスポットです。
米子市から電車で約50分の距離にある境港市には、人気マンガ『ゲゲゲの鬼太郎』にちなんだ「水木しげるロード」があります。
大山のふもとでは、肉質が日本一とも言われる和牛が育てられています。境港市は日本有数の漁港があります。このため、鳥取県西部では、牛肉や海鮮のグルメも楽しめます。
湖畔に佇む絶景が楽しめる「はわい温泉」で
日本の温泉文化を堪能
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「はわい温泉」は、東郷湖の湖畔に佇む温泉街。江戸時代以来の長い歴史があり、おいしいグルメや温泉を楽しめる旅館が多くあります。
東郷湖の湖底から湧き出る「はわい温泉」のお湯は、神経痛や筋肉痛、関節痛を緩和すると言われる塩化ナトリウムを豊富に含んでいます。東郷湖の絶景を臨む温泉に入れば、心も体も癒されるでしょう。
さらに、「はわい温泉」ではアウトドアアクティビティも楽しめます。
「はわい温泉」のオススメのアクティビティ3選
Picture courtesy of ©Tottori Pref.
① レジャースポーツ
東郷湖周辺は、ウォーキングコースが整備されています。2本のポールを使って歩くノルディック・ウォークで、湖畔の絶景を眺めたり、古い神社や美しい滝を訪ねたりできます。このほか、サイクリングやグラウンドゴルフも楽しめますよ。
② ユニークな観光スポットめぐり
周辺には、ユニークな観光スポットも複数あります。中でも「燕趙園」は、中国の歴代皇帝が好んだ形式にならって作られた日本最大級の中国庭園と、中国様式の建物が立ち並ぶ人気スポット。
このほか、初春には、湯梨浜町野花(のきょう)地区で東郷湖と日本海を背景に1,000本以上の梅が咲き誇る。初夏は、東郷湖羽合(はわい)臨海公園内のあやめ池で、白と紫のショウブが見ごろを迎えます。
③ 7ヶ所の足湯めぐり
「はわい温泉」には、無料で利用できる足湯が7ヶ所あります。バス停のベンチを利用したり、舟の形をしていたりと趣向を凝らしたものばかり。行くときは、タオルを持っていくのをお忘れなく。
はわい温泉の旅館で温泉文化を満喫しよう!
湖上に浮かぶ老舗の旅館「千年亭」
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「はわい温泉」には、多くの旅館があります。中でも、今回オススメしたいのは創業100年以上の歴史を誇る老舗旅館「千年亭」。
「千年亭」は、東郷湖に突き出た出島の部分に建っています。そのため、見る角度によって旅館が湖に浮かんでいるように見えます。
館内には老舗の高級感が漂っていますが、平日は食事付きで1人当たり10,000~20,000円程度で宿泊(2人1部屋利用時)できる部屋も多くあります。
チェックインカウンターの近くには、さまざまな色・種類のゆかたと帯が置かれており、好きなものを選ぶことができます。
日本の伝統的なインテリアが施された室内にいると、まるで高級ホテルにいる気分。窓からは、美しく広がる湖と山々が見えます。
湖の絶景が楽しめる「千年亭」の温泉
Picture courtesy of Sennentei
「千年亭」には、露天風呂が付いている「元祖幸助湯(こうすけゆ)」「千年の湯」、屋内から湖の景色が楽しめる「せんりょうの湯」「まんりょうの湯」など、複数の温泉があります。
露天風呂は、湖とほぼつながる形で設置されているため、湖につかっているような開放感が楽しめます。これほど湖の絶景が味わえる場所は、ほかにはないと思えるほど。
Picture courtesy of Sennentei
温泉を楽しむには、まず更衣室で脱衣します。貴重品を安全に管理したければ、ロッカーに入れましょう。
中に入ったら、まず内湯で体と髪を洗います。それから温泉に浸かりましょう。冬、露天風呂に行く場合は、最初に内湯に浸かって体を温めてから行った方がよいでしょう。温泉の入り方については、MATCHA記事もご参照ください。
Picture courtesy of Sennentei
もし早起きしたら、ぜひ朝も温泉に入ってみましょう。美しい日の出や、朝ご飯を探す鳥、湖で遊ぶ魚たちを見ることができるかもしれません。
「千年亭」で鳥取の有名な魚介類と牛肉を味わおう
「千年亭」では、カニをはじめとする鳥取の名産物を楽しめる複数の食事プランあります。各プランとも、その時々の旬の食材を使うなど趣向を凝らしていますが、筆者のオススメは鳥取和牛がメインのプラン。
今回、筆者が頼んだ夕食では、まず、揚げたての天ぷらや新鮮な刺身が出てきました。さらに、鳥取和牛を卓上グリルで焼き、新鮮な魚や野菜を鍋で煮て堪能しました。
鳥取和牛は、「オレイン55」というブランド名で知られています。なぜなら、生活習慣病の予防効果が期待されているオレイン酸を多く含んでいるからです。
朝食はビュッフェ形式となっており、日本風・西洋風の朝食から選べます。日本食には、海産物や手作りの豆腐、地元産のご飯、サラダ、卵料理などがあります。
ここでお腹いっぱい食べて、元気に旅行を続けましょう!
「はわい温泉」近く!
歴史的な町並みが残る倉吉市も見逃せない!
鳥取県中部には、このほか、江戸時代から明治時代の町並みが楽しめる倉吉白壁土蔵群、「はわい温泉」と並ぶ人気スポットの「三朝温泉」、人気マンガ『名探偵コナン』の世界を満喫できる「青山剛昌ふるさと館」など、さまざまな魅力があります。
東部と西部のスポットを制覇しつつ、こちらもぜひ回ってみてくださいね!
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鳥取県公式HPでは、ほかにも楽しい旅先が見つかります:http://www.tottori-tour.jp/en/
そして、MATCHAの鳥取特集もお忘れなく!