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初めての方にオススメ!小樽運河、堺町通り周辺スポット1日観光プラン
北海道の新千歳空港から直通で行ける小樽。札幌からも1時間以内で行ける、人気の観光地です。今回は、観光スポットを1日旅の参考プランとともに紹介。交通情報もあるので、初めての小樽旅行に役立ててください!
札幌から一足のばして小樽へ
北海道への旅行を計画するとき、まず候補にあがる場所は札幌でしょう。さらに札幌を訪れる訪日観光客の多くは、周辺の観光地・小樽へも足を延ばしています。
筆者も札幌を訪れたら、小樽へ遊びにいく人のひとり。初めて行く人でも楽しめるように、何度も行った小樽の1日旅行プランと、交通機関について記事にまとめました。
目次
・札幌と小樽の往復アクセス
・初めての方は必見!1日オススメプラン
・小樽市内の移動方法
札幌から小樽へのアクセス
速く移動したい方はJR線
札幌駅から小樽駅へは、JRの快速電車で約30~40分ほど。普通車両は座れない場合も多いので、座席を確保したい場合は有料(520円)の指定席車両を選びましょう。
荷物の多い人は必ず座れる高速バス
大きな荷物を持って移動している人には高速バスがオススメ。途中で白い恋人パークや札幌時計台などの観光スポット周辺にも停まります。所用時間は約50分~80分。片道680円、往復の場合は1,270円と少しお得です。
初めての方向け!オススメ1日プラン
小樽三角市場
小樽駅のすぐそばにある小樽三角市場。海産物や野菜、果物などを販売するほか、食堂もあり、新鮮な海鮮料理が食べられます。どこに行くか迷ったら、海鮮丼専門店「滝波食堂」を選んでみてはいかがでしょうか。ウニやイクラ、カニ、サクラエビなど現地でとれた海鮮から好きな具を選び、オリジナルの海鮮丼が作れます。
宝石箱のように光り輝く海鮮丼をいただいて、小樽観光に出発です!
手宮線
お腹が満たされたら、小樽運河へ向けて出発しましょう。途中、廃止路線になった手宮線を通ります。鉄道は廃止になりましたが、現地の人々にとっては大切な存在。今ではきれいに整えられ、散歩道や写真スポットとして生まれ変わりました。
小樽運河
小樽の代表的観光スポットといえば、小樽運河! 白昼に色々な風情を見せてくれるロマンチックな運河なので、ぜひ写真におさめておきましょう。
時間に余裕があれば、小樽運河クルーズに乗ってみてはいかがでしょうか。歩いているときとは違った角度から、運河の景色が楽しめます。
小樽運河クルーズについて、詳細はこちらをご覧ください。
小樽運河周辺のおすすめホテル
小樽出抜小路
歩き疲れたら、運河のそばにある屋台の連なる通り「小樽出抜小路(おたるでぬきこうじ)」で一休み。北海道でしか食べられない料理もここでいただけます。
オススメは、パリッとジューシーなザンギを出す「小樽なると屋」。ザンギとは、食材に下味をつけて粉をまぶし、油で揚げた北海道の郷土料理。鶏肉のザンギが有名で、唐揚げに似ています。
カップざんぎで食欲を満たすもよし、あっさり塩味の若鶏半身揚げをがぶりといただくのもよし!
大正硝子館本店
小樽はガラス製作地としてもよく知られている地域です。なかでも有名なガラス専門店が、「大正硝子館」。小樽市内にいくつも支店がありますが、どこもそれぞれテーマがあり、置かれている商品が異なります。ぜひ複数の店舗を訪れてみてください。
本店の建物は、とても美しい佇まい。1903年に建てられた商店を改装して作られました。札幌軟石と呼ばれる石材を使った頑強な外壁です。この建物は「小樽市指定歴史的建造物」にも名を連ねています。
店舗内にある硝子製品は、どれも芸術品のような美しさ。店舗の限定商品もあります。また、ガラス製作体験プログラムもあり、参加をすれば唯一無二のガラス作品を作ることができますよ。
小樽堺町通り商店街
ひと休みしたら、賑やかな小樽堺町通り商店街に行ってみましょう! 商店街にはたくさんのおみやげ店やスイーツ店があります。
北一硝子
大正硝子館と並ぶ有名なガラス専門店「北一硝子」。小樽堺町通りにいくつも支店があり、こちらも店舗ごとに異なる商品が並んでいます。
北一硝子三号館にはカフェ「三号館 北一ホール」もあります。店内は小樽ガラスの石油ランプが灯っており、微かに揺れる光が、魔法の世界のような幻想的な雰囲気を作り上げています。
小樽洋菓子舗ルタオ
「ルタオ(LeTAO)」は小樽発祥のスイーツブランド。小樽堺町通り周辺に5軒の店を構えています。店舗ごとに異なる限定商品があり、スイーツ好きならすべてを巡りたいところ。北海道産の材料で作り出される味を堪能しましょう!
六花亭・北菓楼
ガラス製品のほかにも、菓子店「六花亭」と「北菓楼(きたかろう)」の商品もおみやげに大人気です。
六花亭の代表商品はマルセイバターサンド。ほか、マルセイキャラメル、六花亭のつゆ、ストロベリーチョコなども有名です。おいしいスイーツが華やかな花柄の包装に包まれ、心も躍ります。
洋菓子と和菓子の要素を融合させた、北菓楼では、北海道の海の幸を使ったおかき「北海道開拓おかき」やバウムクーヘン「妖精の森」がオススメです。
小樽オルゴール堂
オルゴールも、多くの観光客に好まれる小樽みやげのひとつ。ここではいろいろな種類のオルゴールが販売されています。
小樽オルゴール堂本館の前にある蒸気のからくり時計は、日本でここだけ。一定の時刻になると蒸気を吹きメロディーを奏でます。通りを歩いてる人々も、この素敵な光景に足を止め、引き寄せられます。
小樽運河の夜景
Photo by pixta
余力がある方は、再び小樽運河を周って夜の景色を楽しんでみませんか。空に夜の帳が降り、街灯が細長い運河をほのかに照らします。昼間よりも一層ロマンティックですね。
小樽倉庫No.1
小樽運河の夜景が気に入った方は、運河沿いにある「小樽倉庫No.1」での夕食がオススメ。夜景を見ながらドイツ料理と小樽の地ビールが楽しめます。
小樽市内の移動方法
徒歩
体力に自信のある人なら、歩いて小樽を周ることも可能です。地図はインターネットで事前にダウンロードするか、JR小樽駅や小樽運河プラザで入手できます。
地図や時刻表などの観光情報は、JR小樽駅に着いたら駅の中ですぐ見つけられます。
小樽運河の近くにある「小樽運河プラザ」にも多言語版の地図や観光情報があります。少し休憩もできるので、出発前にプランを話し合ってもいいですね。
小樽市観光物産プラザ (運河プラザ)周辺のおすすめホテル
バス
小樽には2種類のバスが運行しています。ひとつは観光客向けの「おたる散策バス」、もうひとつは「小樽市内線バス」です。移動範囲が広い人や、年配の方や子ども連れの家族には便利ですね。
おたる散策バスのバス停の多くは観光スポットが中心。バス停を乗り降りするだけで、有名スポットが気軽に巡れます。注意点は、「おたる散策バス」(※)は早めに営業時間が終わること。乗り遅れないよう、最終時刻を忘れずに!
1回乗車:大人240円、子ども120円
路線図、時刻表はこちら
※:2021年5月現在は運休中。
「おたる散策バス」では通らない場所へ行きたいなら「小樽市内線バス」が利用できます。天狗山の夜景がオススメ。
1回乗車:大人240円、子ども120円
バス移動をメインに考えるなら、小樽市内線バス1日乗車券を購入しましょう。乗車券は大人800円(1枚)。4回乗ればお得になります。おたる散策バスも小樽市内線バスも乗り放題で、指定の飲食店やショップでは乗車券を提示するだけで色々な割引を受けられます。
詳しくはこちら
連泊するならローカルなスポットへ
小樽の観光スポットと交通情報を紹介しました。もう何泊か滞在する方は、MATCHAのほかの記事も参考にしてみてください!
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台湾台中出身で、食べ物の話題になると目が輝く女性です。日本で信じられないような経験をした後、現在は南半球に定住し、写真と文章を通じて旅の貴重な思い出や発見を記録し続けています。著書には「日本、ゆっくり旅:山城、花の季節、島々、海の幸、街の風景と日常、2190X四季の風物詩」があります。