海の幸・山の幸・スイーツも！岩手県の絶品グルメまとめ

岩手で食べたいグルメ

東北地方の岩手県には、おいしいグルメがいっぱい！　「盛岡三大麺」のようなユニークなグルメで有名ですが、東は太平洋に面し岩手山や八幡平(はちまんたい)といった山岳をもつことから、海と山の恵が堪能できるのです。おいしいビールやスイーツも見逃せません。

岩手県は2019年の「ラグビーワールドカップ2019™️日本大会」(以下、Ｗ杯)の開催地でもあります。現地を訪れる人は、本記事をチェックして思うぞんぶん岩手県の名物を味わってください。岩手県で必食のグルメを紹介します！

盛岡三大麺

県の中心地・盛岡市の名物といえば、盛岡三大麺です。盛岡冷麺(以下、冷麺)、じゃじゃ麺、わんこそばの総称で、どれも個性的な味や食べ方で知られています。

岩手を訪れるまえにこの3種類の麺料理の特徴を押さえておきましょう！

1. 冷麺

Photo by Pixta
冷麺とは、盛岡市内の焼肉店発祥の冷たい麺で、韓国や北朝鮮の冷麺を日本人の口に合うようにアレンジしたものです。

特徴は、片栗粉やじゃがいもを使ったつるつるとした白い麺、牛肉と鶏ガラからだしをとったスープ。酸味と辛味があるキムチ、口直しの季節の果物がトッピングされていて、さっぱりといただけます。岩手では焼肉料理のシメとして食べられることが多いのだとか。

冷麺は、JR盛岡駅前の「ぴょんぴょん舎」や「盛楼閣」、盛岡市大通の「食道園」などの焼肉店で提供されています。

ぴょんぴょん舎 盛岡駅前店

〒020-0034 岩手県盛岡市盛岡駅前通９−３

盛岡駅近くにある「PyonPyon舎（ぴょんぴょん舎）盛岡駅前店」では、冷麺と岩手の焼肉のセットを提供しています。特に、ここでは特選霜降り牛ステーキや岩手短角牛などの高級肉も楽しめ、肉の旨みと焼肉の風味を存分に堪能でき、満足感が得られること間違いなしです。

盛楼閣

〒020-0034 岩手県盛岡市盛岡駅前通１５−５

「焼肉・冷麺 盛楼閣」の名物冷麺は、牛骨と牛すね肉を煮込んで作られたスープが特徴で、麺はもちもちとした食感で、食べるほどにクセになる美味しさです。名物冷麺のほかにも、盛楼閣では多彩な焼肉メニューも楽しめます。肉の鮮度や焼き加減が抜群で、ぜひ一度その味を堪能していただきたいお店です。

2. じゃじゃ麺

©️岩手県観光協会
じゃじゃ麺(Morioka Jajamen)は、盛岡の中華料理店発祥とされる麺料理です。店主が中国の炸醤麺(ジャージアンミエン、Zhajiangmian)をアレンジして提供したのがはじまりといわれています。

肉味噌の塩気やにんにくの辛味、きゅうりの爽やかさが混じる複雑な味わいで、一度食べるとクセになる！　という人もいるほど。

©️岩手県観光協会
麺を食べ終わったら器に生卵と熱湯を入れ、チータンタンというスープをつくっていただくのが盛岡流。JR盛岡駅ビルの「白龍」や、盛岡市内の「香醤」、「盛岡じゃじゃ麺 HOT JaJa」など複数の店があります。

3. わんこそば

道奥 金婚亭
わんこそばは、その食べ方が特徴的なそばです。お客さんがそばを食べ終わるたびに店のスタッフが新しいそばをお椀につぎつぎとよそってくれます。お腹がいっぱいになったらお椀のふたを閉めて終了の合図をしましょう。

盛岡市内の「そば処 東家 本店」、「初駒 わんこそば 本店」、花巻市の「金婚亭」などでいただけます。JR盛岡駅近くで店を探している方には「そば処 東家 駅前店」もオススメです。

そば処 東家 本店

〒020-0871 岩手県盛岡市中ノ橋通１丁目８−３

蕎麦処 東家は1907年に創立され、盛岡で有名な店です。東家で蕎麦を食べる際、スタッフが一口大の蕎麦をどんどんお椀に注ぎ、食べ放題で提供してくれます。食事中、店員たちの元気な掛け声が響き渡り、賑やかな雰囲気を作り出しています。蕎麦処 東家に訪れると、このユニークで活気に満ちた食事の体験を楽しむことができ、きっと印象深い思い出になるでしょう。

前沢牛

和風レストラン「牛の里」
前沢牛は、岩手県で生産されるブランド牛です。自然豊かな奥州市前沢エリアで飼育された和牛のうち、厳格な基準を満たしたものだけが「前沢牛」と認定されるのだとか。きめ細かく霜が降った赤身をしており、食べるととろけるような舌触りが楽しめます。

「ステーキ・鉄板料理 和かな」など盛岡市内にも前沢牛を提供する店はありますが、奥州市の「牛の里」では、すき焼きや肉寿司など前沢牛を使ったさまざまな料理がありオススメです。

新鮮な海産物

Photo by Pixta
県の西側のほとんどが海に面している岩手県では、サンマやサバといった魚のほかにも、イカやホタテ、牡蠣、ウニ、ワカメ、ホヤが獲れます。新鮮な魚介類をつかった刺身や海鮮丼はぜひ現地で味わいたいもの。

オススメは、盛岡市内の「南部藩長屋酒場」です。旬の魚介類のほかにじゃじゃ麺、冷麺、地元の名酒まで岩手名物のほとんどがそろっています。毎晩19：00から店のスタッフが披露する地域の踊り「さんさ踊り」も必見です。

ウニ弁当

©️岩手県観光協会
海の幸をいかしたユニークなグルメもあります。たとえば沿岸部の宮古市の名物は、ウニを白米の上にぎっしりと敷き詰めた「ウニ弁当」(税込1,470円)です。

久慈三陸鉄道の久慈駅舎内の売店「三陸リアス亭」で7：00から販売されます。1日20食限定なので気になる方は開店時に訪れましょう。

クラフトビール

ラグビーファンには嬉しいことに、岩手県はクラフトビールの名産地です。日本のクラフトビールのコンテストで1位に輝いた「ベアレン・クラッシック」や、山椒の実を使った爽やかな「ジャパニーズスパイスエール山椒」など、個性豊かなビールが造られています。

遠野醸造 TAPROOM

遠野醸造 TAPROOM
イチオシは、W杯会場の釜石市から車で1時間ほどの遠野市にある 「遠野醸造 TAPROOM」です。地元・遠野産のホップを使い、店内で丁寧に醸造したビールは繊細な味わい。フィッシュ＆チップスやチリビーンズといったおつまみも充実しています。

岩手のスイーツ・おみやげ

盛岡市内の「福田パン」は、甘いもの好きな方にオススメの店です。クリームやジャムがたっぷり入ったふわふわのパンは、大人も子どもも好きになる優しい味です。

盛岡市内の本店ほか、JR盛岡駅構内の「iwate tetoteto」にも取り扱いがあります。

福田パン 長田町本店

〒020-0062 岩手県盛岡市長田町１２−１１

福田パンは1948年に創立され、盛岡の地元で広く知られる老舗のパン屋です。特に、種類豊富な長形のコッペパンが有名で、その種類は60種類以上にも及びます。人気の組み合わせには、あんこクリーム、ピーナッツクリーム、抹茶あんこなどがあります。福田パンのパンはふわふわで柔らかく、具材が細かくて、しつこくなく、何個でも食べたくなる美味しさです。盛岡駅から徒歩15分の長田町本店でこの盛岡の名物を楽しめます。さらに、盛岡駅内の土産物店「iwate tetoteto」でも購入可能です。

「南部せんべい」

岩手県のおみやげの定番は、カリカリの食感の「南部せんべい」、かわいらしい卵型のまんじゅう「かもめの玉子」です。JR盛岡駅や市内のみやげ店で購入できます。

岩手のグルメを食べ尽くそう！

海の幸から山の幸、そして至福のスイーツまで岩手県ではさまざまなグルメが楽しめます。岩手では観光地をめぐるだけではなく、現地の居酒屋や飲食店に立ち寄ってご当地グルメを堪能しましょう！

岩手の観光地や東京からのアクセスや、釜石市のラグビースタジアムについては以下の記事をご覧ください。