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日本のことば事典「東北地方」
東北地方は、本州の最北端にある地方で、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の6県で構成されています。主要都市は人口150万人の仙台市。他県の主要都市へ行くには仙台から移動するのが一般的です。
東北地方とは
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東北地方とは、日本の北部地に位置するエリアのことです。青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の6県で構成されています。主要都市は、人口150万人の宮城県仙台市。他県の主要都市へ行くには仙台からの移動が一般的です。
東京から仙台は車で約4時間、新幹線で約2時間、高速バスなら約5時間半、飛行機なら約1時間です。旅行のスケジュールや予算に合わせて交通手段を選びましょう。
目次
- 1.東北地方の自然
- 2.今も残る、日本の歴史的建造物
- 3.オススメのお祭り・イベント
- 4.東北地方の名物料理
1.東北地方の自然
「青森旅行で何をする?オススメ観光スポット20選~グルメ、自然、アートなど~」より
手つかずの美しい自然が豊富な東北地方。標高約1,000メートルの山岳地帯である白神山地は、日本で初めてユネスコ世界自然遺産に登録されました。
青森県と秋田県にまたがる雄大な自然を、4月下旬から10月末まで入山料500円で満喫できます。登山コースもあり、難易度や体力に合わせて5つから選べます。
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神秘的に青く透き通った、岩手県龍泉洞の地底湖には、龍が住むという伝説もあります。湖の深さは日本一で、最深部で約120メートル、透明度も41.5メートルと世界トップクラスです。
見学に要する時間は約30分です。入場料は1,000円ですが、観光会館や近隣駐車場では食事券やお買物券がセットになったお得なチケットをあるので、調べてから事前購入しましょう。
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2.今も残る、日本の歴史的建造物
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東北地方には日本ならではのお城やお寺、町並みが残されており、建築物に興味のある方も楽しめるでしょう。岩手県平泉の世界遺産に登録された中尊寺金色堂は金箔の装飾が豪華で圧倒されます。
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秋田県の武家屋敷(侍の暮らした家)は昔の日本にタイムスリップしたような気分になれます。
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見事な桜で有名な青森の弘前城はお花見の季節に訪れるのがベスト。
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Picture courtesy of (財)会津若松観光ビューロー
福島県の鶴ヶ城(若松城)は難攻不落のお城として有名です。
これら建造物とその歴史的背景から、当時の武士や貴族の暮らしぶりを知ることができます。
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3.オススメのお祭り・イベント
竿燈(かんとう)祭りの様子(picture courtesy of 一般社団法人秋田県観光連盟)
東北地方の各県にはそれぞれ特徴的なお祭りがあります。青森県のねぶた祭り、岩手県の盛岡さんさ踊り、宮城の仙台七夕まつり、秋田の竿燈祭り、山形の花笠祭り、福島のわらじ祭りは6大祭りと呼ばれ、全て8月上旬に開催されます。
Picture courtesy of © JNTO
中でも、青森県のねぶた祭りは、日本でも有数の大きなお祭り。大きな紙製の人形を山車(だし)と呼ばれる車に乗せて引っ張りながら、跳ねて踊るのが特徴です。
一般の人も申し込めば参加できるので、体力に自信のある方は旅の思い出に、地元の人達と掛け声を掛けながら思い切り跳ね回り盛り上がるのもよいでしょう。
なまはげ紫灯祭り(Photo by MONAMI ISHII, edited by FUKA KAMATA)
日本の民話に興味があるなら、秋田県のなまはげ紫灯(せど)祭りや岩手県の河童祭りで、昔ながらの妖怪に触れるのも面白いかもしれません。
また、お祭りではありませんが、秋田県の大曲(おおまがり)で1910年から毎年8月下旬に開催されている日本最大の花火大会も必見。人気のイベントなので、早めのチケット入手をオススメします。
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4.東北地方の名物料理
きりたんぽ鍋(Photo by Pixta)
東北地方には、青森県のマグロ、秋田県のきりたんぽ(※1)鍋や比内鶏、山形県のさくらんぼ、岩手県の前沢牛、宮城県の牛たん、福島県の喜多方ラーメンなど、地域の農畜産物やそれらの素材を生かした名物料理がたくさんあります。
イベント要素のあるものも多く、秋田できりたんぽを自分で作ったり、山形でさくらんぼ狩りをしたり、大食いに自信のある方は岩手県のわんこそばにチャレンジしたり……旅の思い出になること間違いなしです。
※1:きりたんぽ……炊きたての米をついて潰し、太い串に練りつけて焼いたもの。
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