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日本の居酒屋を楽しむための完全ガイド。メニュー、価格帯、オススメのお店などまとめ
居酒屋とはお酒と小皿料理を気軽に楽しむ飲食店のこと。料理は家庭的なものから、お酒のおつまみまでさまざまです。この記事では、居酒屋のメニュー、オーダーの仕方、価格、MATCHAオススメの個性的な居酒屋など、日本で居酒屋を楽しむための方法をまとめました。
居酒屋とは
日本の居酒屋とは、英国のパブやスペインのバルのように、気軽にお酒と料理を楽しむための場所です。
手頃な値段で接客もカジュアルなため入りやすく、ドレスコード等もありません。さまざまなスタイルがありますが、一般的にの和風の料理を提供するお店を指すことが多いです。フードは家庭料理のようなメニューが多く、野菜、お肉、魚、などさまざまな食材のメニューそろっています。
お酒のおつまみも多く揃っていますし、一皿の量があまり多くないので、いろいろな料理を楽しむことができるのも魅力です。お店によりますが、和食の他にも、ピザやグラタンなどの洋食や麻婆豆腐や春巻きなど中華料理のメニューがあるお店もあります。
お酒は、ビール、チューハイ、ウィスキーを炭酸で割ったハイボール、日本酒や焼酎などが中心で、洋酒が中心のバーやパブ、スナック、ビアホールとは区別されます。最近は客のニーズに合わせワインや洋酒を扱っている店舗も増えてきました。
そんな居酒屋の基本情報や注文方法、マナー、オススメの店舗などをまとめました。
目次:
1.居酒屋のメニュー
2.居酒屋の注文の仕方
3.居酒屋の価格帯
4.有名な居酒屋チェーン
5.オススメの居酒屋
6.多言語対応の居酒屋
7.居酒屋のマナー
8.その他のお役立ち情報
居酒屋のメニュー
居酒屋のメニューはもちろんお店により異なりますが、多くの店に置いてある定番のメニューをまずは紹介します。
1.フード
・冷奴
冷たいお豆腐に薬味を載せ醤油などで食べます。
・枝豆
大豆を熟す前に枝ごと収穫したもの。さやごと豆を茹で熱いうちに塩を振ったものです。程よい塩気でビールとの相性は抜群です。
・漬物
野菜を塩、昆布、お酢、糠などに漬けこんだ料理です。
・サラダ
生野菜を使ったサラダやポテトのサラダ、大根、ごぼうなどの根菜のサラダがあります。
・和物(あえもの)
旬の野菜をお豆腐やゴマ、味噌などで和えたものです。白和え、胡麻和え、味噌和え、ぬた(酢味噌で和えた甘酸っぱい料理)などの種類があります。
・タコわさび
生ダコを食べやすい大きさに切り、わさびとお出汁に漬けたオツマミです。コリッとした歯答え、程よい絡みが特徴です。
・梅水晶(うめすいしょう)
サメや鶏の軟骨を細く刻み梅肉とお出汁で和えたおツマミです。
・エイヒレ
エイという魚のヒレを乾燥させ炙ったオツマミ。噛むたびに旨味が染み出す、お酒好きには定番のメニューです。
・縞ほっけ
縞ほっけという魚の干物を焼いた料理です。旨味が強く脂身が多いので、日本酒によく合います。
・ししゃも
ししゃもという小魚の干物を焼いた料理です。安価で美味しい庶民の見方です。
・するめイカ
イカを半分に割り平たく伸ばし天日干しし、それを炙ったおツマミです。とても堅いのですが、その歯応えのよさと独特の風味、濃い旨味がクセになります。
・焼き鳥
串に刺した鶏肉を炭火で焼いた料理。もも肉、肝、など鶏のさまざまな部位ごとに提供されます。鶏以外にも様々な野菜や、ときに豚や牛を使ったものもあり、種類は豊富です。
詳しくは「 「焼き鳥」まるごとガイド。食べ方、オススメ店舗、具材の説明 」の記事をご覧ください。
・揚げ物
食材に衣をつけて油で揚げたもの。天ぷら、唐揚げ、フライ等、それぞれお店の特徴があって種類は豊富です。
・フライドポテト
フレンチフライのようなおツマミで、少し太めに切ってあることもあります。
・ピザ
イタリア料理のピザと同じ、生地をお餅や食パンに変え作ることもあります。
・唐揚げ
若鶏のもも肉に味をつけ、片栗などの衣で揚げた和風フライドチキンです。
・軟骨の唐揚げ
鶏の軟骨に下地を付け衣まぶし揚げたコリコリした歯ごたえが人気の料理です。
・餃子
中華料理の点心の一つで、薄い皮で肉餡を包み焼いたり揚げたりスープに入れたりして食べます。
・刺身
新鮮なお魚の切り身を食べやすくスライスし、わさびなどの薬味と醤油で食べます。数種類の盛り合わせで提供されることも多いです。
・焼魚
旬の新鮮な魚を生の状態から焼き上げたもの。干物と呼ばれる、数日間干した状態から焼き上げた焼魚も人気です。
・煮付け
魚、野菜、お肉などの食材に、しょうゆやみりん、みそなどで味を含ませ、時間を書けて煮込んだ料理です。定番は、写真の「もつ煮込み」や「肉じゃが」などです。
・寿司
小さな酢飯の握り飯に刺身を乗せた握り寿司が有名です。酢飯と一緒に具材を食べる料理です。
・ラーメン
ルーツは中国ですが日本で進化したスープと一緒に食べるヌードルです。
・チャーハン
ご飯に刻んだ野菜や肉を混ぜ炒めた料理です。中華料理が起源です。
・お茶漬け
ご飯にのりや焼鮭、梅干し、漬物などをのせお出汁やお茶をかけて食べます。
・創作料理
お店オリジナルの他店では食べられない料理です。こちらもバラエティに富んでおり、お店の特徴が表れます。
2.アルコール
・日本酒
米を発酵させたお酒です。地方にそれぞれ地酒と呼ばれる地元の日本酒があり、居酒屋にはそれぞれの地域の地酒を揃えているお店が多いです。
詳しくは「 焼酎、日本酒、ウィスキー。一度は試したいの日本のお酒まとめ 」の記事をご覧ください。
・焼酎
麦、さつまいも、蕎麦、米などを発酵させ蒸留したスピリッツです。こちらも土地により味が異なります。また人気の焼酎も芋、蕎麦、米と取り揃えてあり、自分にあったお酒、料理に合ったお酒が楽しめます。
詳しくは「 焼酎、日本酒、ウィスキー。一度は試したいの日本のお酒まとめ 」の記事をご覧ください。
・ビール
ジョッキで呑む生ビールが主流ですが、瓶ビールも健在です。大手酒造メーカーのビールと、こちらも地ビールと呼ばれる土地のビールがあります。
詳しくは「 焼酎、日本酒、ウィスキー。一度は試したいの日本のお酒まとめ 」の記事をご覧ください。
・ホッピー
ビールと似た飲料ですが、それ自体にはアルコールは入っておらず、焼酎と割って呑むのが主流です。
詳しくは「 東京下町居酒屋の味、「ホッピー」の飲み方・作り方 」をご覧ください。
・チューハイ、サワー
焼酎を水やお湯ではなくお茶や炭酸、果汁入り炭酸等で割ったお酒です。
詳しくは「 【居酒屋】焼酎を割って飲む、日本で「チューハイ」を飲んでみよう! 」
・梅酒
青梅を角砂糖と一緒にリキュールに漬け込んで作る果実酒です。お店によって梅酒のほか、あんず酒、ゆず酒などもあります。
・ノンアルコール
アルコール度ゼロのビールやカクテルなどアルコール飲料の味がする飲み物です。
居酒屋での注文の仕方
料理とお酒の頼み方
注文は直接お店の人に、好きなものを一品ずつ頼むことができます。また、コース料理をお願いできるところもあります。コース料理は事前に予約が必要な場合もありますのでお気をつけください。
飲み放題とは
お酒やソフトドリンクが飲み放題のサービスを付けることも可能です。アルコール飲料とソフトドリンクが指定された時間、約90分から120分の間飲み放題になります。料金は料理とは別に1,000円から2,000円追加になりますが、予めコースに含まれている場合もあります。
もっと詳しく知りたい方には、「 【居酒屋】何杯飲んでも同じ金額!?日本の居酒屋の醍醐味「飲み放題」とは 」の記事もオススメです。
注文はまずお酒から
お店に入ったら先に飲み物の注文を聞かれます。お好きなお飲み物を注文しましょう。お通しと一緒に飲み物が運ばれてきます。コースに飲み放題を頼んだ場合はここで飲み物を頼めば、後はお店が全て準備してくれます。
お通しとは
ドリンクの注文を済ますと、最初に自動的に運ばれてくる小鉢のことです。簡単なお酒のおツマミで別名つきだしとしも言います。お通しは、お店や日によってまったく違う料理が出てきます。
お店によっては手作りの手のこんだものを出してくれます。そういうお店に出会ったら、ラッキーですね。「お通し」の語源は諸説ありますが、「調理場に注文を通しました」という意味やお客を席に案内する「通す」から来たという説もあります。席料という300円から500円のサービス料に含まれる事が多いです。もしもいらないときは、あらかじめ店員さんに伝えておかなくてはいけません(お通しを断れるお店と断れない店があります)。
お通しについてもっと知りたい方は「 【居酒屋】注文しなくても出てくる、居酒屋の「お通し」とは? 」の記事をご覧ください。
タッチパネル式のオーダー方法
居酒屋チェーンの中には多言語に対応したタッチパネルで注文するシステムのお店もあります。ドリンクや料理の追加がとても楽にできます。
飲食店で便利な日本語
居酒屋でも使える日本語をご紹介した記事「 日本のレストランで使う日本語フレーズ13選! 」もご覧ください。
居酒屋の価格帯
チェーン店で料金の目安
格安チェーン店だと、料理は一品あたり、200円〜600円くらいの間のものが多いです。ドリンクは250円〜500円くらいです。
少し落ち着いた雰囲気の居酒屋チェーン店では料理は400円〜1500円くらいのメニューが多いでしょう。ドリンクはビールやサワーはおおよそ400円〜500円前後そのほかは500円〜800円くらいでしょうか。焼酎や日本酒などは銘柄により高くなります。
会計は、お酒を飲む量にもよりますが、格安チェーンではひとりあたり1500円〜2,500 円程度。そのほかのチェーン店では3,000円〜5,000円くらいになることが多いと思います。
コースや飲み放題がお得
日本ではオトクな飲み放題というシステムがあります。通常はだいたい5品から8品の料理のコースが一人2,500円から4,000円前後で、これに1200円〜2,000円前後でドリンクの飲み放題が追加できます。たくさんお酒が飲みたい人にとってはとてもお得です。ただし、コース料理や飲み放題は、数人以上でないと利用できない場合や事前に予約が必要な場合もあります。いずれにしてもお店によってルールやシステムが異なりますので事前に確認しましょう。
飲み放題について詳しくは「【居酒屋】何杯飲んでも同じ金額!?日本の居酒屋の醍醐味「飲み放題」とは」の記事をご覧ください。
個人経営の居酒屋の料金の目安
個人経営やチェーン店以外お店では、料理は一品平均数百円〜1,500円程度ですお酒は平均400円から500円。中には1,000円前後の値段の高いお酒もあります。
チェーン店との違いとしては多くのお店は、通常のメニューとは別にその日に入荷した魚や食材が本日のオススメとしてボードに値段と一緒に書かれています。チェーン店に比べやや割高なことが多いのですが、その分新鮮な食材と調理人が仕込んだ美味しい料理が楽しめるお店が多いです。
また地方に行くと個人経営の居酒屋が多く、その土地で取れた野菜やお魚、お肉などを使ったオリジナル料理が食べられます。海がある町へ行けば必ずと言っていいほど美味しい海鮮を出すお店がありますので、地方に行ったらチェーン店ではなく個人のお店を選ぶのがよいかもしれません。
また都市部より物価が安いので、新鮮な食材がお得な価格で食べられます。お酒もその土地独自のブランドを味わうことができ、リクエストするとメニューに無いものを作ってくれるなど融通の効くことが個人経営の居酒屋の利点です。
有名な居酒屋チェーン
・和民
お手頃な価格設定と豊富なメニューで定評があります。
・金の蔵Jr.
ランチもやってる居酒屋で、50品以上食べ飲み放題が人気のお店です。
・白木屋
豊富なメニューにユニークなメニューで定評があるお店です。
・魚民
お刺身、郷土料理、お寿司など和食中心の海鮮居酒屋です。
・笑笑
メニュー豊富なサワーとカクテル、大人の雰囲気が漂う居酒屋です。
・海鮮居酒屋はなの舞
鮮魚と美味しいお酒を気楽に楽しく、家族でも楽しめるお店です。
・手作り居酒屋甘太郎
昔なつかし食堂味を味わえる身近な居酒屋です。
・庄や
新鮮な刺し身と故郷の手作り料理が楽しめる大衆割烹のお店です。
・さくら水産
新鮮な季節の海鮮をお値打価格で頂けるお店です。
・鳥貴族
国産鶏の焼き鳥、ドリンクが280円均一という鶏肉専門店です。詳しくは「人気の格安居酒屋チェーン「鳥貴族」で日本人の日常に触れよう」へ。
オススメの居酒屋
・怪獣酒場
ウルトラ怪獣がお出迎えしてくれる珍しい居酒屋です。詳しくは「ウルトラ怪獣たちが主役!興奮間違いなしの「怪獣酒場」」へ。
・青森PR居酒屋リンゴの花
都内に居ながら東北地方、青森のご当地料理やお酒が楽しめるお店。詳しくは「青森の食の魅力を新宿四谷三丁目で味わえる「青森PR居酒屋りんごの花」」へ。
・ニューカヤバ
日本有数の金融街で激安居酒屋を楽しもう。詳しくは「日本有数の金融街の激安居酒屋!茅場町「ニューカヤバ」で飲む!」へ。
・遊麗
お化け屋敷が丸ごと居酒屋になりました。詳しくは「怖いもの好き必見!世界で1番地獄に近い居酒屋「遊麗」」へ。
また、「昭和時代」を彷彿させられるちょっと変わったお店もあります。
・薄利多賣半兵ヱ
安くてユニークなメニューが集まった、若者に人気の居酒屋チェーンです。
公式HP:http://www.hanbey.com/(日本語のみ)
・人形町駄菓子バー
懐かしい駄菓子屋でレトロ気分を味わえます。
住所:東京都中央区日本橋人形町2-11-4
公式HP:http://www.dagashi-bar.com/shoplist.html#nin(日本語のみ)
・渋谷三丁目酒場
メニューやポスター、小物に昭和をアレンジしました。
住所:東京都渋谷区渋谷3-17-2 清澤ビル2F
公式HP:無し
・赤提灯酒場伊ち太
駄菓子やおもちゃが並んで和レトロ感満載ですが料理はイタリアン!
住所:東京都港区赤坂3-66 樽井ビルB1
公式HP:無し
・炭火焼き鳥 母家 池袋本店
年季の入った店内でいただく焼き鳥は一味違います。
住所:東京都豊島区南池袋1-12-6 母家ビル1F
公式HP:無し
お店の情報は「東京で楽しめる、懐かしい”昭和テイスト”な居酒屋5選」の記事をご覧ください。
多言語対応している居酒屋
新宿
隠れ家個室居酒屋 月の宮 新宿本店
メニューが豊富な居酒屋チェーン店。ベーシックな居酒屋メニューがあらかた揃っています。英語、中国語(簡体字)、韓国語のメニューがあり、外国語を話せるスタッフも数多く在籍しています。
個室居酒屋 食紀行 日本列島 新宿東口店
日本中さまざまな地域のおいしいものを集めるというコンセプトのお店。純和風の店内装飾と合わせて、視覚的にも日本を楽しむことができます。英語、中国語対応スタッフとメニューは英語、中国語(簡体字、繁体字)が用意されています。
北の味紀行と地酒 北海道 新宿西口店
東京にいながら、日本の最北端北海道のおいしいものを食べられる居酒屋。ラム肉を使った「ジンギスカン」や、揚げた鶏肉「ザンギ」などの北海道グルメを味わうことができます。メニューは英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語が用意されています。
沖縄ダイニング ちゅらり 新宿大ガード店
こちらは日本の最南端、沖縄の料理を食べられる居酒屋です。沖縄料理は独自の文化を形成しており、沖縄以外ではあまり使われない野菜や魚を使った料理、沖縄に行けば誰もが食べる麺類「沖縄そば」などを新宿で食べることができます。英語、中国語が話せるスタッフにメニューは英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語があります。
花火~HANABI~ 新宿東口店
肉料理がオススメの居酒屋。ステーキ、焼き肉、しゃぶしゃぶ、唐揚げなど、定番の肉料理を堪能することができます。内装は和風に現代のトレンドを加えた「和モダン」調。英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語のメニューに対応しています。
上記の店舗について、場所や営業日時などの詳しい情報は「新宿でお酒を飲むならここ!多言語メニューのある居酒屋5選」の記事をご覧ください。
渋谷
DEN Rokuen-Tei
テラス席のある居酒屋で、渋谷の夜景を眺めながら食事ができます。黒毛和牛のバーベキューなど、高級感のあるおしゃれなメニューはオススメです。
直伝家 ろくめいかん
岩手県の伝統工芸品である南部鉄器(なんぶてっき)の鍋で料理が食べられます。季節の野菜と市場直送の新鮮な魚介類を、ワインや日本酒と共に楽しんでください。
開花屋
相模湾の鮮魚が食べられます。店内には魚図鑑やサーフボードなどが展示され、海のムード満点。海や魚が好きな方にオススメです。スタッフは英語に慣れており、英語のメニューもあります。
炭火串焼 正軍
軍鶏(しゃも)を使った焼き鳥・串焼きが名物。店名にもある「炭火」とは、ガスや電気による加熱ではない、炭を使った昔ながらの焼き方のこと。炭で焼くと独自の香りが付加され、一段とおいしさが増します。
アルカトラズE.R.
こちらは一風変わったテーマパークのような居酒屋。「医療刑務所」をイメージした店内はお化け屋敷のような独特の雰囲気、点滴や注射器を使ったメニューもあります。他にない雰囲気を味わいたい方にオススメです。
上記の店舗について、場所や営業日時などの詳しい情報は「英語メニュー設置店限定! 渋谷のオススメ居酒屋5選」の記事をご覧ください。
銀座
「土風炉」銀座一丁目店
昔の日本にタイムスリップしたような内装は、初めて訪れる方は誰もが「わぁー!」と声をあげてしまいそうな完成度。日本の伝統文化をコンセプトにした、美味しい料理とお酒が味わえるお店です。メニューは日本語・英語・中国語の3ヶ国語に対応。
場所や営業日時などの詳しい情報は「本当に地下2階!? 江戸の街並みを肌で感じられる居酒屋「土風炉」銀座一丁目店」の記事をご覧ください。
居酒屋のマナー
ここで紹介するマナーは、必ず守らなければいけないルールではありません。ただ、日本人の多くが習慣にしている行動なので、日本人と一緒にお酒を飲む際にやってみるとおもしろがったり、喜ばれたりすること間違いなしです!
まずは乾杯
一杯目はみんなで乾杯して飲みましょう。「カンパーイ!」の掛け声とともに、お互いのグラスを軽くぶつけ合います。ただし、高級店、とくにワイングラスに関してはぶつけないことが基本ルールですのでお気をつけください。
コップのお酒が無くなる前に
日本では、同席者のお酒が無くなる前に「次は何を飲みますか?」と追加のオーダーを確認し、瓶ビールや日本酒などの場合は相手のグラスやおちょこのお酒が無くなったらすぐに注いであげるという文化があります。
料理の取り分け
サラダなど、大皿に複数人分の料理が乗ったメニューを頼んだ場合は、グループの誰かが代表して小皿に取り分けることが多いです。
オーダーは手を上げて
追加注文の際には「すいません!」と店員さんを呼びましょう。店内が混んでくると声が届きにくくなりますが、手を上げてアピールすると席まで来てくれます。
「はしご酒」
これはマナーというよりも習慣です。
おなじエリアの居酒屋でも、お店によってメニューは違います。それぞれのお店でおいしいものを食べて飲んで、複数のお店を回ることを「はしご酒」といいます。一店舗あたりお酒1-2杯と料理1−2皿、2,000円程度で次のお店へ向かい、何店舗か回ってみるのも楽しいですよ。一方、ひとつのお店に通い詰めて店員さんに顔を覚えてもらうと、常連さんとしてサービスをしてもらえたり、裏メニューを出してもらえたりすることもあります。
注意したいこと
なお、繁華街を歩くと客引きに話しかけられ、「安い」「おいしい」など都合のいい言葉でお店まで強引に連れて行かれそうになることがあります。そういったお店は料理の質が低かったり、不当に高い金額を要求する「ぼったくり」店であることも多いので、話しかけられても知らない顔をして通り過ぎることをオススメします。また、日本では飲酒後の運転は法律で禁止されており、厳しい処罰が課されます。取締りも頻繁に行われていますので、「飲むなら乗るな、乗るなら飲むな」を徹底してください。
日本への訪日外国人の方が、もっと増えますように!