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サクふわ食感! 浅草花月堂の「ジャンボめろんぱん」を食べに行こう
浅草寺近くのアーケード街に、朝早くから漂う香ばしくて甘い香り。その正体は、花月堂の「ジャンボめろんぱん」です。
外はサクサク、中はふわふわ。花月堂のメロンパンが人気の秘密
浅草寺近くのアーケード街に、朝早くから漂う香ばしくて甘い香り。その正体は、花月堂の「ジャンボめろんぱん」です。
「メロンパン」とは、メロンのような網目模様の外見が特徴の、日本独自の菓子パンです。
日本人にとってはお馴染みのパンで、珍しいものではありません。
それなのに花月堂には「ジャンボめろんぱん」を求めて連日たくさんのお客が集まります。人気の秘密はどこにあるのでしょう。
花月堂のメロンパンの特徴は、まずその大きさ。普通のメロンパンよりもひと回り大きいです。
最初は握りこぶしよりも小さかった生地が、発酵の過程で手のひらいっぱいよりも大きく膨らんでいきます。低温・長時間発酵がこのサイズ感と、ふっくらとした食感の秘密なんだとか。
そして最大の特徴は、表面のサクサク感と中身のしっとりふわふわとした食感。全体を包む皮はクッキー生地でできており、飽きのこないほどよい甘さです。
大きすぎて食べきれないかと思いきや、口に入れた瞬間溶けるかのような軽さなので、あっという間に平らげられます。
ひと口食べれば、やみつきになってしまうこと間違いなし。発酵学を学んでいた3代目現社長のアイディアがつまった、こだわりのメロンパンです。
価格は1つ200円、3つで500円。花月堂のメロンパンは1日に約2,000個販売されていますが、夕方には売り切れてしまうことがほとんどです。確実に食べたい場合は、早めの時間に買いにいきましょう!
夏限定で、ジャンボめろんぱんの中にアイスクリームを入れた「アイスめろんぱん」(400円)も販売されています。
和のくつろぎ空間で、「甘味」を楽しもう!
店舗1階のベンチに腰かけてメロンパンを食べることもできますが、外国人の方にイチオシなのが2階席のカフェスペースです。階段を上ると靴を脱ぐスペースがあり、中に入ると畳が敷かれた和の空間が広がっています。とても落ち着いた雰囲気で、ゆっくりとくつろげます。
金魚のいる水槽や障子の絵柄など、和のディティールにこだわった内装も注目ポイント。店員さんセレクトの日本製のおみやげも並べられています。お箸やがま口、手順に沿って折るだけで可愛い置物が作れる折り紙セットなどが人気だそうです。
日本では「あんみつ」や「ぜんざい」といったスイーツを「甘味」と呼んでいます。花月堂では、お抹茶付きで700円前後の甘味メニューが充実しています。
筆者は一番人気の「クリームあんみつ」(750円)を頼んでみました。
黒蜜をかけていただきます。フルーツの下にはあんこと寒天が。あんこや寒天、ぜんざいの白玉(※1)などはすべて手作り。花月堂はもともと1945年に東京南部の八丈島で和菓子屋として創業しました。70年の歴史を持つ和菓子屋ということで、そのおいしさにも頷けます。伝統の味なんですね。
※1…ぜんざいとは、大豆を素材とした甘いスープのようなスイーツ。白玉は米粉でつくるおもちの一種です。
夏にぴったりなかき氷やラムネなどのメニューもあり。もちろん、メロンパンも2階席で食べられます。2階席が空いていたら、ぜひ上がってみてください。
浅草に来たら、花月堂でほっと一息つこう
花月堂が浅草での営業をスタートしたのは15年前。浅草に2店舗、横浜と京都にも店舗を構えています。また、今年の夏に浅草でもう一店舗開店予定です。
花月堂が浅草でここまで人々に愛されるようになったのには、実は理由があります。
浅草では観光ツアーが毎日行われていますが、花月堂はツアーガイドさんたちの休憩場所としてよく利用されていたのだそうです。
ガイドさんたちの口コミとともにメロンパンの人気が広まり、ついには観光客にまで知られるようになったのです。
観光客で混雑する浅草の、ほっとくつろげる和の休憩スポット「花月堂」。浅草観光の際には、ぜひ足を運んでみてください!
Information
浅草花月堂本店
住所 :東京都台東区浅草2-7-13
営業時間:9:00~ジャンボめろんぱん完売次第閉店
定休日 :なし(臨時休業日はホームページにて事前に案内)
アクセス:東武鉄道・東京メトロ浅草駅下車、徒歩15分
つくばエクスプレス下車10分
浅草寺本堂の左側、西参道商店街の入口左側
電話番号:03-3847-5251
公式HP :浅草 花月堂
東京生まれ東京育ち東京在住の20歳。大学生をしています。動物とたわむれることと散歩をすることがとっても好きです。世界中の野生の動物に会いに行ったり、世界中の街を散歩しに行ったり、いつかできたらいいなぁ、なーんて思ってます。