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東京から日帰りハイキング。埼玉・日和田山で週末リフレッシュ
密を避けて気分転換できるアクティビティといえばハイキング。今回は、初心者にもオススメの埼玉県・日高市の日和田山を紹介します。1時間程度で登頂でき、山頂からの眺めも楽しめます。週末にぷらっと訪れてリフレッシュしましょう!
東京から日帰りリフレッシュ!
登山初心者にオススメの日和田山
コロナ禍で外出の機会が減り、「ほどよく汗をかいて、運動不足を解消したい!」という気持ちになった方も多いでしょう。
そんな方にオススメなのが、ハイキング。
埼玉県には、秩父地方の宝登山(ほどさん、標高497.1メートル)、飯能市の天覧山(てんらんざん、標高197メートル)など、初心者も登りやすい山が点在しています。
1時間ほどあれば頂上まで登れる1000メートル未満の山は、軽く歩いて近くのレストランで休憩するのもよし、麓の温泉でくつろぐのもよし。
気軽に都内から日帰りの週末レジャーが楽しめます。
Photo by Pixta
数ある埼玉のハイキングスポットのなかでもイチオシは、日高市の日和田山(ひわださん)。標高305.1メートルと低めですが、晴れた日には埼玉から東京まで見渡せて、心地よい達成感が得られます。
巾着田の曼珠沙華 Photo by Pixta
日和田山は、曼珠沙華の群生で有名な巾着田(きんちゃくだ)を見渡せる絶景スポットとしても有名。
フォトグラファーの筆者は友人とともに日和田山を訪れました。ハイキングの様子を写真を交えて紹介します!
基本情報・アクセス
公共交通機関で行く場合、最寄りは西武池袋線の高麗(こま)駅です。駅から登山口までは徒歩20分。
車では圏央鶴ヶ島ICから30分程度で登山口まで行けます。登山口には無人の駐車場があり、現金で300円の駐車料が必要です。小銭を忘れないようにしてください。
民家の間にある登山口からスタート!
登山口は、街道沿いの民家を抜けた先にあります(写真上)。ここから日和田山への登山がスタートします。
登山口を出るとすぐに、山頂に社殿のある「日和田山 金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)」の鳥居が見えてきます。
登山口から10分ほど歩くと、分かれ道が現れました。登山客はこの分かれ道で、男坂か、女坂のどちらを行くかの選択を迫られます。
やや険しいけれど距離が短い男坂。なだらかだけれども距離の長い女坂。最終的には頂上の手前で合流することになります。
どちらを選んでも同じところに行き着くーー。人生の岐路も、たどり着く場所は最終的には同じなのかもしれない。
そんなことをふと思いながら、この日は筆者と友人で男坂を歩くことにしました。
ときに岩場をよじ登って進む男坂。森の木々やごつごつとした岩肌など、自然の荒々しさを感じる道です。
短距離とはいえ、普段使わない全身の筋肉を使うので、なかなかいい運動。コロナ禍でなまった体から、よどみが抜けて行くようでした。
頂上手前の金刀比羅神社
日和田山 金刀比羅神社の社殿には、男坂と女坂のどちらをたどっても行き着きます。
こちらは日和田山の絶景スポットとしても有名。麓の巾着田や遠くの街並みを見渡すことができます。天気のよい日には、東京スカイツリー®️が見えることもあるそう!
金刀比羅神社といえば、香川県にある「こんぴらさん」の愛称で親しまれる「金刀比羅宮」を連想します。
香川の金刀比羅宮のある山は、古くから瀬戸内海の航路の目印とされていたことから、海の神様として親しまれているのだそう。
一方、日和田山の金比羅神社には火難除けの神が祀られているのだとか(諸説あり)。
山頂で絶景とそよ風に癒される
小1時間の山歩きで、頂上に到達します。心地よい風に吹かれ、「どこまで遠くが見えるだろう」と、絶景をじっと眺めるひと時を満喫しました。
この後は、下山して、すぐ近くの巾着田で川遊びという選択肢もあります。
都内から好アクセス。自然を満喫できる日和田山は、週末レジャーにぴったりな低山。「軽く汗をかいてリフレッシュをしたい!」という方はぜひ訪れてみてください。
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Photo by Karin