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日本旅行前に確認!電車に乗る時の16のマナーとエチケット
東京や大阪など人口の多い地域では、毎日多くの人が電車を使います。観光地へのアクセスにも便利なので、旅行者が電車に乗ることも多いでしょう。そこで気をつけたいのが、電車を使うときのマナーとエチケット。本記事では電車を利用するときに気をつけたいことについてまとめました。
気をつけたい電車でのマナー
分刻みの正確さで運行する日本の鉄道。運行している本数も多く、都市部の駅では次から次へと電車が訪れ、大勢の人を乗せていきます。1日に何人も利用する乗り物なだけに、電車でのマナーやエチケットには気を付けたいものです。
本記事では電車内のマナー、エチケットについてまとめました。旅行前に1度読んでおきましょう。
改札や駅のプラットフォーム
駅の構内に入るには、切符を買うかICカードを使って改札を通ります。フリーパスなどを持っていない方は、ICカードの利用がオススメ。わずかですが切符よりも安く、チャージ式なので毎回切符を買う手間が省けます。
ICカードか切符を手に入れたら、改札に向かいましょう。
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1.改札を通れなかったらすぐに通路を空けよう
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ICカードや切符の金額が足りないなどでひっかかってしまったら、ほかの乗客の邪魔にならないようすぐ通路を空けましょう。改札は人通りが激しいので、後ろに人が並んでいることが多いです。
2.歩くときの左側・右側通行に気を付けて
駅や路線によって違いますが、駅構内の通路や階段では左側/右側通行のルールが設けられています。多くの場合は地面に矢印が書かれているので、進行方向と一緒の矢印が書いてある側を歩きましょう。
3.歩きスマホに注意
新宿や渋谷など、都市部の駅は常に混雑しています。中には歩きスマホで歩いてくる人も。ぶつからないように、前を向いて歩きましょう。
4.タバコは喫煙所で
駅構内はほぼ全面禁煙。電車の中もトイレを含め禁煙になっています。駅周辺の喫煙スペースを探すか、喫煙可のお店を探してください。
5.電車は並んで待つ
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プラットホームの足元に印があるので、それにならってまっすぐ並びましょう。列の数は路線によって車両のドアごとに二列だったり三列だったりとさまざまです。
またホームから落ちて不慮の事故とならないために、極力ホームの内側を歩いてください。
6.降りる人を先に通す
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電車に乗り込む前に、まずは車両から人が完全に降りるのを待つのが日本人のルール。焦らず列に並んだまま待ちましょう。
7.駆け込み乗車はしない
駆け込み乗車により電車の発車が遅れることがありますし、何より危険です。
電車の中
8.乗車したら車内の奥に進む
自分のあとに人が並んでいる場合、その人たちも続いて乗車をしてきます。電車に乗る時はなるべく奥へ詰めましょう。
また混雑した車内でドア付近に立っていたら、自分の降りる駅でなくても一度車内から出て降りる人を通し、再度乗車しましょう。
9.電車内でスマホはマナーモード。通話は禁止
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同じ空間内で大きな音が鳴ったり、大声で話されるのを気持ちよいと感じる日本人は多くはありません。トラブルを避ける意味でも控えるようにしましょう。
10.大きな音を立てない
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9.で述べた理由と同じく、ヘッドホンやイヤホンからの音漏れ、大声での会話や子どもを遊ばせるなど、大きな音を立てることは控えましょう。
11.飲食は控える
ガムや飴など食べていても目立たないものなら問題ありませんが、匂いのあるもの、こぼれて周りの人に迷惑になってしまうものは不快に思う人が多くいます。
在来線では基本的に飲食を避けますが、新幹線など長距離移動の電車は飲食可能です。駅弁など、その地域ならではのお弁当も販売しているので、ぜひ試してみてください。
12.大きな荷物は周りの人にぶつからないように持つ
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大きな荷物を持って乗車する人は、周りの人に荷物が当たらないよう気をつけましょう。たとえばリュックは前に抱えて持ったり、椅子の上に設置されている棚の上に置きます。
13.スペースを取りすぎずに座ろう
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乗車中は座りたいと思う人が多いです。足を広げて座ったり、隣の席に荷物を置いたりはせず、1人でも多くの人が座れるよう配慮してください。
また、ボックス席の場合は正面の席に足を乗せないようにしましょう。座る人が綺麗に使えるよう気を付けてくださいね。
乗車の時間帯や場所によって注意すべきこと
14.優先席では積極的に席を譲って
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日本の電車には一部の席に優先席が設けられています。子ども連れの人や、おじいさんおばあさん、荷物の大きい人、妊婦、怪我をしている人など、席が必要そうな人に席を譲ってください。もちろん優先席以外でも譲り合ってくださいね。
15.通勤ラッシュの時間に注意
都市部の電車は、朝と帰りの通勤時にかなり混みあいます。車内に収まりきらず駅員が人を押し込んだり、乗客は1本見逃して次の電車に乗ったり。乗客同士が押し合う力を使って乗車をすることもあります。
大荷物を持って移動する場合は通勤ラッシュの時間帯を避けたほうが無難です。
16.人混みが苦手な女性は「女性専用車両」へ
通勤ラッシュ時は他人と密着して乗車しなくてはいけないため、痴漢などの犯罪も起こってしまっているのが現状です。特に被害に遭いやすい女性を守るため、時間帯によっては女性専用車両が作られています。
ラッシュの時間に電車に乗る場合はホームの目印など確認しておきましょう。
終わりに
乗客が全員気持ちよく電車を使えるように、日本にはさまざまなマナーがあります。時にはマナーを守れていない日本人も見かけてしまうかもしれませんが、トラブルを避けるためにも守っておくと安心です。
それでもトラブルが発生してしまったり、駅で不明点や困ったことが起こった場合は駅員さんに相談してみてくださいね。
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元記事執筆:Miki Takeshita
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※本記事は2014年3月31日に公開した記事をリライトしたものです。