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冷めてるものだけじゃない!東京駅で日本全国の人気駅弁を食べ尽くそう!
日本の駅弁を食べたことがありますか? 種類が豊富で、包装にもとても手が込んでいて、味もおいしいんです。東京駅の「駅弁屋 祭」では日本全国の特色を生かした、200種類もの駅弁を購入することができます。MATCHA編集者と一緒に、店内でどれが人気があって面白い駅弁か見てみましょう!
日本の駅弁を食べたことがありますか? 日本各地にはそれぞれの特徴の詰まった弁当が販売されていますが、その種類は豊富で、包装にもとても手が込んでいて、味もおいしいんですよ。
東京駅の構内にある「駅弁屋 祭」では、日本全国の200種類もの駅弁を購入することができます。MATCHA編集者と一緒に、店内でどれが人気があって面白い駅弁か見てみましょう!
まずは少しお勉強!日本の駅弁の由来
日本で鉄道が開通したのは1872年のこと。その後、いつから駅弁が販売され始めたかについて、正式な記録は残っていません。
一説によると1885年に旅館を経営していた商人が東北線の宇都宮駅で黒ごまおにぎりにたくあんを竹皮で包んで売ったのが、駅弁の始まりだといわれています。また、1877年頃から関西地区で駅弁の販売が開始されていた、という説もあります。
約130年前、蒸気機関車による旅行は時間がとてもかかり、時には車内で一夜を過ごすこともありました。そのため車内で食事を食べるニーズが高まり、日本の弁当文化から、駅弁が誕生したと言われています。
なぜ駅弁は冷たいの?
あつあつのでき立ての食事に慣れてしまっている人は、おそらく冷たい日本の駅弁に疑問を感じることでしょう。ですが、決してお店に誠意がないとは思ってはいけません。逆にこれは食品の安全性を考えた結果なのです。
長距離の移動の場合、お客さんはお弁当を購入後、すぐに食べるとは限りません。温かいお弁当は、環境や気温などの影響で傷んでしまうこともあります。おいしさを維持し続けるために食品を瞬間冷却させ、最適な温度で保存しているのです。
東京駅構内の「駅弁屋 祭」はどこがすごい?
このお店は全国から最も多くの種類の弁当が集まるところです。その数は200種類以上。一日に約10,000個のお弁当を売り上げると言います。北海道から九州までの地域で作られたお弁当が毎日現地から直送され、時間ごとに何度も棚に並べられるので、“新鮮”な弁当を手に取ることができるのです。
もっともすごいのは、目の前で弁当を仕上げてくれたり、週ごとに新しい弁当が登場したりすることです。その場で作ってくれる弁当は、本当に絶品です!
弁当以外にも限定販売のアルコールや、缶に入った味噌汁もあります。興味のある人はぜひ試してみてください!
駅弁人気ランキングトップ3
では本題に入ります! 売り上げトップ3の駅弁の発表です。
第1位:米沢名物 牛丼弁当
山形県産のお米に、牛肉のそぼろと牛肉煮がたっぷりとのったお弁当。山形新幹線の開通を記念して作られたものです。
第2位:黒毛和牛 すき焼き牛肉重
醤油で甘辛く煮込んだ牛肉と玉ねぎが白米とマッチし、すき焼きを食べているかのよう。豪華さを感じられるお弁当です。
第3位:元祖 森名物 いかめし
北海道の特産品であるイカの中に、白米ともち米を詰めて茹でたあと、秘伝のタレで煮込んだものです。手頃な価格で、人気のある商品です。
編集部が食べたオススメ商品
リラックマだららん釜めし
まずは見た目が100点! とっても可愛いリラックマの顔の形の器は、食べ終わった後、きれいに洗えば器や小物入れとして使うことができ、とてもお得です! 皮付きの味付きの鶏肉と甘味のある卵焼き、三色団子が二本入ったお弁当です。三色団子は魚の練り物。ご飯にはほのかに鶏のスープの味がしみ込んだ、やさしい味付けです。ボリュームは少な目なので、女性やお子さんにオススメのお弁当です。
たこ壺飯
ふたを開けると、丸々としたタコの足がまず目に飛び込んできます。その口当たりは柔らかくとてもよく味がしみ込んでいます。野菜の鮮やかな色もきれいで、見た目も楽しめます。
このお弁当は明石海峡大橋の開設を記念して販売が始まりました。食べた後、たこ壺をイメージした器は持ち帰ることもできますよ!
加熱式・仙台牛タン弁当
仙台の牛タンがとても有名だというのは皆さんご存知かと思います。このお弁当はなんと加熱式! 電子レンジなしで、お弁当を温めることができるんです。
説明書きにある順番に従ってひもを引くと、蒸気が出始め、加熱されます。約10分ほど待てば、あたたかいお弁当を食べることができますよ。牛タンの塩気とそぼろの甘みがマッチしてとてもおいしいうえ、牛タンは柔らかくて食べやすいサイズなので、次から次へと箸が進みます。
新幹線型のお弁当
以前台湾で流行っていた北陸新幹線E7形のお弁当もここで購入することが出来ます。新幹線を模った外観はとても可愛くて、中身も色とりどり。日本ならではのおにぎりや和風のおかずが詰められています。
まとめ
この記事を読んで、あなたも食べてみたくなったのではありませんか? 駅弁からは、その土地の食だけでなく、容器や包装からその土地の文化も窺い知ることができます。もちろん味も申し分なし。もし東京駅に来る機会があれば、「駅弁屋 祭」で駅弁を買ってみましょう!