【兵庫 神戸】大正浪漫を味わおう!『兵庫津ミュージアム』で最先端技術を生かしたデジタル展示を満喫!
江戸時代、北前船は蝦夷地(北海道)から大阪へ、日本海の産品を運ぶため、兵庫津が重要な港でした。兵庫県発祥の地、兵庫県神戸市兵庫区の港側に位置する“兵庫津(ひょうごのつ)”は,商人の心意気が息づき、北前船の寄港地として日本遺産に認定されています。この博物館施設は、「ひょうごはじまり館」と、最初の兵庫県庁舎の復元施設である「初代県庁館」の2館で構成されています。
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目次
- 1.『ひょうごはじまり館』見て・聞いて・触れる兵庫の魅力を体感!
- 4つの時代に分けられた常設展示会場
- (1)清盛の夢(古代)
- (2)日本国王の港『栄る』(中世)
- (3)港湾都市の『賑い』(近世)
- (4)はじまりの地兵庫『魁け』(近代)
- 2.『初代県庁館』”バーチャルツアー”で幕末維新を再現!
- 【公式サイト】兵庫県観光サイトHYOGO!ナビ
1.『ひょうごはじまり館』見て・聞いて・触れる兵庫の魅力を体感!
兵庫津ミュージアムのコンセプトは「ハミデル ハクブツカン」です。この博物館施設は、「ひょうごはじまり館」と、最初の兵庫県庁舎の復元施設である「初代県庁館」の2館で構成されています。
「見て・聞いて・触れる」体験や、非日常空間を活かしたイベントなど、これまでの”ハクブツカン”の枠を”ハミデル”ものが盛りだくさんです。地上4階建ての外観は、入口が一面ガラス張りになっていて、斬新的な雰囲気の中で入館できます。
エントランスには、江戸時代、蝦夷地(北海道)と兵庫をつないだ北前船がモチーフになり15隻の照明灯として天井から吊り下げられています。
チケット売り場前では、1868年、幕末の”兵庫津”を描いた鳥瞰図(チョウカンズ)が出迎えてくれます。
歴史上、『神戸事件』が起こる2時間前の様子が、忠実に再現されています。これは、備前藩兵の行列がちょうどお昼ご飯を食べるために宿へ入るところだそうです。港の方には兵庫県の初代県知事 伊藤博文が入港している様子も、再現されています。入館したらその場で確認しましょう。
4つの時代に分けられた常設展示会場
兵庫津の歴史や兵庫県の成り立ち、県を構成する「ひょうご五国」の魅力が、時代の流れに沿って学べます。プロジェクションマッピングやAR(拡張現実)やMR(複合現実)、触れる展示物などは、子供から大人まで飽きさせないコンテンツで楽しませてくれます。
(1)清盛の夢(古代)
第1章の清盛の夢(古代)は、兵庫にゆかりのある「平清盛」、「楠木正成」や「足利義満」など、それぞれの人物にフォーカスしたストーリーを通じて兵庫津とその近辺の歴史が学べます。
(2)日本国王の港『栄る』(中世)
第2章では、手をかざせば絵が動きだす”ハンズオン”展示など、大人でも魅了されるデジタル展示が特徴的です。
(3)港湾都市の『賑い』(近世)
第3章の「港湾都市の賑(にぎわい)」は、兵庫津が栄えた江戸時代の様子が手に取るようにわかります。
蝦夷地(北海道)と兵庫をつないだ北前船の1/10スケール模型が飾られいて、積荷のデテール等が細かく再現されています。
摂津名所の一つといわれた「兵庫生洲(いけす)」をCG映像で再現した「いけすdeタッチ」です。実際に生け簀(イケス)から魚を捕まえられるゲームで、子どもはもちろん大人も一緒になって楽しめます。
こちらのゾーンは、子どもが時間を忘れて夢中になれる『兵庫津名所めぐり』の”すごろく”です。右上、桶の中のさいころを投げてすごろくを始めます。
(4)はじまりの地兵庫『魁け』(近代)
最終章は、神戸港開港後の兵庫を紹介するゾーンです。近代の兵庫の成り立ちなどがストーリー化され展開してゆきます。
「ひょうご今昔」のこのエリアでは、150年前、兵庫県の昔を古写真でふり返ります。幕末時にタイムスリップして写真撮影することができます。
『ひょうごダイナミックシアター』迫力ある激動のドラマを体感!
県設立時の激動ドラマをアレンジしたショートムービーが、横幅13メートルのダイナミックシアターで上映されます。
『兵庫津まち歩きツアー』街を歩いて史跡めぐりに堪能!
兵庫津ミュージアムを体験したあとは、そんな歴史が息づく街を歩いてみるのがおすすめです。ミュージアム周辺には、千年を超える歴史を今へ伝える史跡が街の中に点在しています。ナビゲーターと共にその史跡をめぐり、この地に根付く歴史を体感できます。
開催日:毎週日曜日
開催時間:13:00-15:00(約2時間)
定員:10名
連絡先:078-651-1868
『ひょうご発見広場』”ひょうご五国”の名所や特産品などの魅力が満載!
常設展示の隣には、「ひょうご五国」の名所や特産品などの魅力が濃縮された『ひょうご発見広場』が展開します。ご当地の名産品を触ったり、見たりできます。『淡路国』は、淡路島特産のたまねぎが可愛いです。
2.『初代県庁館』”バーチャルツアー”で幕末維新を再現!
<初代県庁館の特徴>
・本県成立時に兵庫津に設置された初代県庁舎を絵図に基づき復元しています。
・知事執務室や庭園、仮牢、お白州など当時の歴史空間をリアルに体験できます。
・最先端のバーチャルツアーで、初代県庁舎で繰り広げられた幕末維新のドラマを再現しています。
・AR技術による写真撮影など“映えるスポット”が豊富に再現されています。
「初代県庁館」の入口には『兵庫縣廰』の看板が掲げられています。入口で「ひょうごはじまり館」の半券を見せると、もう片方の「初代県庁館」の半券がもらえます。
知事室を再現した部屋からは、「蓬莱式日本庭園」が広がり、四季折々の植物を楽しむことができます。
初代県庁館は、入って右側が当時の県庁業務を行っていた知事の部屋などが再現されています。
『バーチャルVISIT』は、MR(複合現実)で当時の時代にタイムスリップしたような体験ができます。1868年、兵庫県がはじまった年を訪れて、この県庁の主役、初代兵庫県知事伊藤俊介(博文)たちと出会うバーチャルツアーです。復元された初代県庁の歴史的な空間の中で、幕末維新のドラマが繰り広げられます。各箇所には、QRコードで読み取ると部屋の説明が多言語で見られる案内版が表示されます。
『兵庫津ミュージアムカフェ』大正浪漫なレトロ感に堪能!
この建物は勤番所時代、兵庫津に住んだ下級役人(地付同心)の官舎でした。兵庫津各町のリーダーがここに勤務して、この官舎は、兵庫津・近隣の取締りや訴訟の取次を行う取次役所となりました。そして兵庫津ミュージアムカフェとして生まれ変わりました。当時の役人の長屋を復元した趣のある空間で、特別な時間が過ごせます。
神戸のパン屋さんの特製もちもちパンと神戸特産二郎いちごジャムのセット「珈琲膳」と「紅茶膳」を是非お試し下さい。
このカフェを運営するエキストラ珈琲(創業100周年)は、”ハイカラな港町”神戸で珈琲・紅茶専門の卸問屋、神戸で最初のロースターとして1923年に創業して、現在もその伝統を守り続けています。
入口の左側には、旧船見番小屋が、休憩処として設けられていて自由に利用できます。
ひょうごはじまり館・初代県庁館
住所:〒652-0844 神戸市兵庫区中之島2丁目2-1
連絡先:Tel 078-651-1868 Fax 078-651-1869
開館時間: 【4月〜9月までの期間】9:00~18:00 【10月〜翌年3月までの期間】9:00~17:00
※ひょうごはじまり館展示室、初代県庁館は9:30開館 ※最終入館は閉館の30分前まで
休館日:
毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日)年末年始(12月31日、1月1日)
観覧料:大人300(200)円/大学生200(150)円/高校生以下無料
※常設展示及び初代県庁館観覧料が含まれます ※( )は20名以上の団体料金
※障害者手帳またはミライロIDの提示で本人は75%減免、介護者1名まで無料※70歳以上の方は大人料金の半額
【公式サイト】兵庫県観光サイトHYOGO!ナビ
兵庫県(神戸・姫路・城崎・淡路島など)の観光情報を発信しているひょうご観光本部の公式サイト。兵庫県の日本遺産、サイクリングなどの観光特集はもちろん、温泉文化や日本酒などが楽しめるモデルコースなど、オススメの旅行情報が盛りだくさん紹介されているので、ぜひチェックしてみてください!
ようこそ兵庫へ 兵庫は日本海から中国山地をまたぎ瀬戸内海をつなぐ恵まれた大地、そして恵まれた風土を育む関西の窓口です。 「さくら名所100選」に選ばれた世界遺産の姫路城、六甲山から見る大パノラマの夜景など、目を奪われる絶景が数多くあります。 世界的に名高い神戸ブランド、日本を代表する牛肉で但馬牛の代名詞「KOBE BEEF」、酒米「兵庫山田錦」は舌が驚く逸品です。 名湯、有馬温泉や多くの文学作品にも登場する城崎温泉。大自然に包まれ心も体もリラックスできます。 淡路島・鳴門のうずしおの雷鳴のように響く音、夏に各地で開催される花火大会でのダイナミックな音など、心に残る音に出会えます。 県内のハーブ園や植物園では四季を通じて、ハーブや花々の優しく心地良い香りに癒されます。 さあ、「視覚・味覚・触覚・聴覚・嗅覚」の五感を刺激する新しい旅を、兵庫県でご堪能ください。