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線路上での桜鑑賞も!蹴上インクライン、平安神宮など京都・岡崎エリアで見逃したくない桜スポット【2018年版】
京都では例年、3月下旬に桜の開花が始まります。平安神宮や南禅寺など、寺社仏閣と桜のコラボや蹴上インクラインで線路上からの桜鑑賞、また十石舟の夜桜めぐりなど、京都岡崎エリアでは見逃したくない桜スポットが満載。ぜひ訪れて、日本の春を感じてみてください。
3月下旬ごろに日本旅行を考えている方に、ぜひ訪れてほしい桜の名所があります。それは、京都の「岡崎エリア」。JR京都駅から電車に乗り20分前後で岡崎エリアへは到着することができます。
最大の魅力は、さまざまな風情と種類の桜を、一度に楽しむことができるところ。今回は岡崎エリアの桜スポットを紹介いたします。
平安神宮と名桜の共演
「平安神宮」の神苑では、あでやかな紅しだれ、神社建築の朱と桜の組み合わせ、水面にうつる繊細な姿、そして幻想的にライトアップされた夜桜。これぞ桜、これぞ日本の風景が待っています。
日本の文豪・谷崎潤一郎が愛した妖艶なしだれ桜。あでやかな薄紅色の花が雲のように咲き群る姿は、京都の数ある桜の中でも有数です。開花はソメイヨシノの桜より少し遅く、毎年4月中旬に満開になります。
池のほとりにある尚美館と泰平閣。橋の欄干と柱が額縁のような風景を切りとり、絶好のカメラスポットでもあります。
人の少ない早朝・閉苑間際に訪れるのがオススメ。どちらも京都御所にあった京都博覧会の建物を移築したもので、大正2年(1920年)に完成しました。
平安神宮では例年、平安神宮紅しだれコンサートが行われ、紅しだれ桜のライトアップと、東神苑貴賓館をステージに演奏される癒しの音楽が楽しめます。
2018年は4月5日~8日の18:15~21:00(最終入場20:30)まで。音楽の演奏は18:40~19:20、19:50~20:30の2回、同じ内容で行われます。
入場料は拝観料(大人:600円、子ども:300円)とは別に料金が必要。1人税込2,000円です。
春の岡崎はどこを切っても、桜・桜・桜!
約90本のソメイヨシノが廃線跡に咲き誇る「蹴上(けあげ)インクライン」。明治時代に完成した舟を運ぶ鉄道が、戦後に運転休止になったものです。
場所のもつ歴史に思いを馳せると、華やかなだけではない、命のはかなさ、人の世の諸行無常が感じられます。
蹴上インクラインへのアクセスは、京都市営地下鉄東西線の蹴上駅から徒歩約3分です。
蹴上インクラインから約10分。南禅寺の寺と桜の風情も格別です。
動物が好きなら、こちらの桜がオススメ。110余年の歴史をもつ「京都市動物園」。開園当初からさくらの動物園として知られ、園内随所に桜が咲き誇ります。
動物と花を一緒に楽しめる魅力的なスポット。レトロな観覧車からの眺めも楽しめます。蹴上駅からも、平安神宮のある東山駅からも徒歩10分程度で行けます。
料金は一般が税込600円、中学生以下は無料です。
桜回廊でお花見クルージング
春の岡崎で「琵琶湖疏水」の桜回廊は外せません。この季節だけ遊覧船(十石舟)のクルーズが行われ、桜の回廊の下を舟でめぐることができます。
2018年の運行期間は3月24日~5月6日まで。9:30~16:30まで運行します。夜桜ライトアップが行われる期間(3/30~4/10)は、20:30まで運行予定です。船で夜桜鑑賞ができるのは嬉しいですね。
料金は大人1人1,200円、小学生600円、小学生以下3歳児まで300円。いずれも税込です。チケットは事前にインターネットで購入もできます。詳しくは公式HPをご覧ください。
岡崎エリアならではの桜めぐりを楽しむ
桜の時期はあっという間に終わってしまいます。お花見の機会を逃さないよう、ぜひ旅のルートに入れてみてください。
※本記事は2014年4月12日に公開した記事を2018年版にリライトしたものです。