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ここでしか味わえない、話題のニューオープン
食べて、触って、ここでしか味わえないものたち。ブランド豚を使ったとんかつ専門店やお箸メーカーセレクトのギフトショップなど、熊本の県北エリアで新たにオープンした店をご紹介します。
ヤマチクファクトリー「拝啓」
熊本県南関町で純国産天然竹を人の手で一本一本刈り取り、削り、「竹の箸」だけを作り続けている箸メーカー「ヤマチク」。 現在、純国産の竹の箸を作ることができる会社はヤマチクだけです。今はプラスチックや木の箸が多く使われるようになりましたが、今一度昔ながらの竹のお箸に触れる場所を作りたいと、カフェ併設の直営店、ヤマチクファクトリー「拝啓」を2023年11月11日(お箸の日)にオープンしました。
作り手の想いや生産背景をお客様に伝えるお手紙のような場所に、お客様が大切な人を思い、お手紙を綴るようにお買い物ができる場所に、という手紙をコンセプトにした空間になっています。店前に描かれた店名の拝啓は、地元の小代焼の窯元から陶器の破片を引き取りつかったとのこと。店内はお箸以外の商品も置いてあり、展示会で出会った実際に使ってみてよかったものをセレクトして販売しています。
店内にはカラーバリエーションなどを含め、300種類のお箸が並びます。贈り物に、自分用に、どのお箸を購入するか迷った方のために、実際にお箸の使い心地を試すカフェメニューを提供しています。人気のお箸を使って、地元食材を使ったカフェメニューをいただいてみました。
実際に試してみました
sweet urushi
漆(うるし)のイメージを覆すパステルカラーの「sweet urushi」。写真のピーチピンクの他にも、レモンイエローやピスタチオグリーンなど、5種類のバリエーションがあります。毎年行われている社内デザインコンペで入選し、実際に商品化した一品で、「漆をもっとポップに、若い世代にも漆の良さを届けたい」そんな想いが込められています。漆は耐久性、耐水性が高く、抗菌、殺菌作用、防虫効果があります。色合いの可愛らしさはもちろんですが、漆を塗ったことで手にしっとりと馴染みがよいのもポイントです。オンライン販売でも品切れになるほどの人気です。
南関町の老舗菓子メーカー「橋本製菓」の黒棒を使った、お箸で食べるティラミスで、使い心地を試してみます。箸先が細くなっているので、大根を一口サイズに切ったりお魚の骨を取ったりと、食事を残さず綺麗に食べられます。黒糖の深い甘さが決め手のとろとろのティラミスもさっくりと持ち上げられます。
うるし竹箸 -極-
ベテランの女性箸職人と漆職人がタッグを組んで開発したヤマチクの技術の結晶、「うるし竹箸 -極-」。どの面で合わせてもピシッと揃うように、丁寧に手作業で削り出されています。竹は細身に削ってもしなりがあり丈夫で、ホテルなどの宿泊施設で使われています。
南関そうめんのふしを使ったおやつ。少し塩味のあるそうめんに、あんこ、きなこ、くるみが合います。吸い付くような細く四角い箸先は、滑りやすい麺類なども掴むのにぴったりです。
毎日何気なく使っているお箸と向き合う時間が楽しくて、一日中過ごせるようなスポットでした。1周年を迎える11月には、様々なイベントを行う予定です。ぜひSNSをチェックしてみて。
スポット情報(2024年10月現在)スポット名ヤマチクファクトリー「拝啓」住所熊本県南関町久重14電話番号0968-82-8818営業時間10:00~16:00(LO15:30)休み水、木備考最新情報はこちら
菊水ロマン館内「うさぎと亀」
道の駅きくすいに新たにオープンした「うさぎと亀」。亀のように初心を忘れずコツコツ積み重ねたいという想いから名付けられました。代表の岩本さんは和食業界で30年間務めた経験を活かし、調理方法が幅広い豚肉を使った専門店を出したいと考えました。そこで熊本県玉名郡和水町のブランド豚である「火の本豚」に出会います。
火の本豚の特徴は、脂に上質な甘みがあること。しゃぶしゃぶなども美味しいけれど、この脂身の甘みをダイレクトに感じてほしいと、とんかつをメインで提供することにしました。
揚げ油には、くせや独特なニオイのない優しい風味が特徴の米油が使用されています。揚げ方にも秘密があるそうで、軽くサックリと揚げられたとんかつは、しっかり火が通っているのにやさしいピンク色で柔らかく、旨味が口の中に広がります。
野菜や米も和水町のものを使用しています。小鉢の豆腐は道の駅きくすい内で作られる名物のきくすい豆腐。国産の大豆フクユタカ100%で、本にがりを使用し、深蒸し特殊製法で作っています。きめ細やかなプリンのような食感です。道の駅きくすいの水は、地下水に電子をチャージされています。お米を炊く水、手作り豆腐にも使われ、それぞれの美味しさの底上げになっています。
ディナータイムでは火の本豚を使った宴会コースが楽しめます。昼と同様に定食も頼めるので、ご家族連れでも利用できます。
スポット情報(2024年10月現在)スポット名レストラン「うさぎと亀」住所熊本県玉名郡和水町江田455番地(道の駅きくすい菊水ロマン館内)電話番号0968-75-8022営業時間ランチ 11:00~15:00ディナー 17:00~21:00備考最新情報はこちら
ぷらっとぎょくとう
ぷらっとぎょくとうは2024年5月、木葉駅正面の広い建物内に移転しました。元々ハニーローザのソフトクリームなどの販売をしていましたが、リニューアルオープン後にはカフェメニューが充実。すべてのメニューにハニーローザが使用されています。玉東町はハニーローザの栽培面積と生産量が日本一。町内はみかん農家さんが多く、みかんの収穫期間外で育てられるものをという考えから、玉東町でのすもも栽培が始まり、その流れでハニーローザが植えられたと言われています。
ハニーローザは果汁の糖度が高く、酸味が少ないすももで、6月上旬〜中旬のわずか10日間ほどしか収穫することができないことから、幻のすももと呼ばれています。生果が販売される6月は、ぷらっとぎょくとう内でも販売され、玉東町全体がにぎわいます。
ぷらっとぎょくとう内のカフェスペースでは、特産であるハニーローザを使ったメニューが充実しています。人気メニューはハニーローザカレーで、スパイスから作る本格的なカレーにハニーローザの甘みや酸味が優しいアクセントになっています。スパイスには唐辛子などは入れず、なるべく辛さは控えめに作られています。
カレーにはちみつを入れるように、ハニーローザを入れることではちみつのようなコクが生まれます。種処理した果肉を一番最後に入れているのでハニーローザは食感が消えず、ハニーローザの存在をしっかりと感じられる一品になっています。
ドレッシングやソースにもハニーローザが使われ、全て店内で作られています。売店でも販売していない、ここでしか食べられない味です。
ハニーローザソフトは根強い人気があるメニュー。ハニーローザの果肉果汁を贅沢に使用したコンフィチュールがけのソフトも人気です。
スポット情報(2024年10月現在)スポット名ぷらっとぎょくとう住所 熊本県玉名郡玉東町木葉603−5 JR木葉駅隣電話番号0968-82-8617営業時間9:00~18:00※ディナー営業はSNSをご確認くださいやすみ月曜日備考最新情報はこちら
熊本県は、日本3大名城の一つである熊本城、世界最大級のカルデラを持つ阿蘇山、約300頭のイルカが生息している天草等、歴史と大自然が共存する都市です。日本一有名なご当地キャラくまモンの故郷であり、街のどこかでくまモンに出合えるかもしれないドキドキがあります!また、世界的に有名な漫画ワンピースの作家尾田栄一郎の故郷でもあり、県内各地で麦わらの一味の銅像を見ることもできます。県内各地で取れた新鮮な食材で作る料理とお酒はどれも美味しいです。皆さんの5感を癒してくれる熊本県へ是非遊びに来てください!