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函館の9月〜2月の気温と服装ガイド!月別平均気温と冬の寒さ対策も
本州より一足早く冬が訪れる函館。この記事では、9月から2月までの月別平均気温と秋・冬に適した服装を詳しくご紹介します。寒い季節でも快適に過ごすためのポイントや対策についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
函館の気候の特徴
北海道南部に位置する函館市は、渡島地方(おしま)に分類されるエリアです。渡島半島に広がる函館の気候は対馬暖流の影響を受けているため、寒暖差が比較的少なく北海道内では最も温暖な地域とされています。
しかし、本州より一足早く冬が訪れるので、函館を訪れる際は気温の変化や寒さへの対策が不可欠です。季節にあわせた服装を準備して、快適に函館の冬を楽しみましょう。
函館の最低気温・最高気温
気象庁の気象データによると、最低気温は-13.1℃、最高気温は35.4℃を記録しています。
なお、降水量は、6月と9月が多いです。また、12月から2月にかけては降雪量が増加し、最深積雪も観測され防寒対策や雪への備えが欠かせません。
月ごとの気温変化に応じた服装選びが快適な旅行や生活のポイントといえるでしょう。
参照:気象庁 函館(渡島地方) 2023年(月ごとの値)
9月〜11月の気温/服装|秋は朝晩の寒さ対策が必須
Picture courtesy of PRTIMES
函館の秋は、9月から気温が徐々に下がりはじめ、11月には冬の訪れを感じる寒さになります。日中は比較的過ごしやすいものの、朝晩の冷え込みが強くなるので、以下のように重ね着しやすい服装を選ぶのがポイントです。体を冷やさないよう防寒を心がけましょう。
- ・9月 :薄手のカーディガンやネルシャツ
- ・10月:厚手のカーディガンや薄手のアウター
- ・11月:薄手のダウンや中厚のアウター(ブルゾン・フリース素材など)
9月の平均最高気温26℃、平均最低気温18.1℃
9月の函館の平均最高気温は26℃、平均最低気温は18.1℃と、日中は20℃前後の気温が続き、過ごしやすい陽気となります。
日中は半袖で過ごせますが、朝晩の冷え込みに備えて薄手のカーディガンやネルシャツなど、必要に応じて羽織れる上着を持参すると安心です。また、雨の日は気温が上がりにくく、昼間でも朝晩と変わらない寒さになることがあるため注意が必要です。
なお、10月は、函館山から眺める夜景や五稜郭公園の散策を楽しみやすい季節です。過ごしやすい気候のなかで、函館の美しい景色や秋の風情を堪能しましょう。
10月の平均最高気温18.6℃、平均最低気温9.1℃
10月の函館の平均最高気温は18.6℃、平均最低気温は9.1℃と、秋の深まりを感じる時季になります。10月中旬頃までは最高気温が15℃を上回る日が多く、晴れた日の日中は清涼な気候で屋外の街歩きを楽しめるでしょう。
しかし、朝晩は気温が10℃を切る日が増え、肌寒さを感じるようになります。日中でも秋風が吹くと体感温度が下がるので、油断せず温度変化に対応できる服装が必要です。厚手のカーディガンや薄手のアウターが重宝します。
なお、函館では10月中旬から下旬にかけて紅葉が見頃を迎えます。特に、五稜郭タワーから眺める紅葉は圧巻の美しさで、秋ならではの風情を楽しむことができるでしょう。
11月の平均最高気温11.3℃、平均最低気温3.1℃
11月の函館の平均最高気温は11.3℃、平均最低気温は3.1℃と、冬の足音が近づいてきます。11月上旬はまだ紅葉が残っており秋の名残を楽しめますが、月の後半になると木々が葉を落とし、最低気温は3℃前後から氷点下へと下がりはじめます。
例年、初雪は11月中旬から12月初旬にかけて観測され、冬へと移り変わるので、薄手のダウンや中厚のアウター(ブルゾン・フリース素材など)があると安心です。
また、11月末から12月は、函館ベイエリアのライトアップや教会群の美しい景色を楽しめる絶好のタイミングとなります。冬の訪れを感じながら、幻想的な函館の夜景や歴史的建造物を堪能してみてはいかがでしょうか。
12月〜2月の気温/服装|防寒着と靴に注意が必要
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函館の冬は12月から気温が大きく下がりはじめ、2月にかけて厳しい寒さが続きます。最高気温は0℃前後、最低気温は氷点下になる日がほとんどで、雪や路面の凍結も見られるため、しっかりとした防寒と靴選びが必要です。
服装のポイントは、ダウンジャケットや風を通さないコートを選ぶことです。冷たい風と雪から首や手先を守るためのマフラー・手袋・耳当てなどの小物も欠かせません。足元は、滑りにくい靴や防水性のある靴を選ぶと良いでしょう。
12月の平均最高気温3.4℃、平均最低気温-3.5℃
12月の函館の平均最高気温は3.4℃、平均最低気温は-3.5℃と、冬の寒さが本格的に訪れる時季です。北海道の他のエリアと比べると冷え込みはやや穏やかですが、港町である函館では風が吹くと体感温度がさらに下がるので、油断せずしっかりと防寒しましょう。
積雪はそれほど多くありませんが、クリスマスや年末に向けて街は徐々に白さを増し、冬らしい景色が広がります。また、路面が凍結していることもあるため、滑り止めのついた靴や防水性のある靴を履くことをおすすめします。
なお、12月の函館は、巨大なツリー・イルミネーションが楽しめる「はこだてクリスマスファンタジー」やライトアップされた美しい光景が広がる「五稜星の夢イルミネーション」など、冬のイベントが目白押しです。散策を楽しみながらクリスマスムードを存分に味わえる季節といえるでしょう。
1月の平均最高気温-0.2℃、平均最低気温-7.4℃
1月の函館の平均最高気温は-0.2℃、平均最低気温は-7.4℃と、本格的な冬を迎えます。雪景色が広がり、冬の寒さを実感する時季です。
市街地では気温ほどの寒さを感じにくい半面、函館山など標高の高い場所では風が非常に冷たくなり、体感温度が大幅に下がります。屋外観光や夜景を楽しむ際は、厚手の防寒着や手袋、マフラー、耳当てなどの防寒アイテムを準備しましょう。
また、1月は「函館湯の川冬の灯り」や「寒中みそぎまつり」といった函館ならではのイベントが開催され、厳しい寒さのなかでも楽しみが広がります。寒さ対策を万全にしながら、冬の魅力あふれる函館を堪能しましょう。
2月の平均最高気温2.2℃、平均最低気温-5.8℃
2月の函館は依然として寒さが厳しく、平均最高気温は2.2℃、平均最低気温は-5.8℃です。気温は札幌の3月とほぼ同じですが、この時季は積雪が最も多くなり、函館の街が美しい雪景色に包まれます。
観光の見どころとして、2月の毎週土曜日に約10分間、冬の澄んだ空に打ち上げられる「はこだて冬花火」や、恵山地区の名産ごっこ(ホテイウオ)を使ったグルメイベント「恵山ごっこまつり」などがあります。
寒さが厳しい一方で、さまざまな冬のイベントが開催される時季でもあり、外出の機会が増える季節です。寒さ対策をしっかりと行い、冬の函館ならではのイベントを楽しみましょう。
よくある質問
函館はいつから寒くなる?
函館では10月頃から朝晩の冷え込みが目立ち始め、11月には最低気温が10℃を下回る日が多くなります。本格的な冬の寒さは12月から始まり、2月まで厳しい寒さが続きます。
函館の9月の平均気温は?
函館の9月の平均気温は21.9℃です。日中は25℃を超える日もありますが、朝晩は20℃を下回ることが増えてきます。
参照:気象庁 函館(渡島地方) 2023年(月ごとの値)
函館の9月の服装は?
日中は半袖や薄手の長袖で過ごせますが、朝晩の冷え込みに備えて薄手のカーディガンや軽いジャケットを用意しておくと安心です。
函館の2月の平均気温は?
函館の2月の平均気温は-1.6℃で、平均最高気温は2.2℃、平均最低気温は-5.8℃と寒さが続きます。
函館の2月の服装は?
厚手のダウンコートや防寒ジャケットが必須です。手袋・マフラー・ニット帽などの小物を活用し、滑りにくい防寒ブーツも用意しましょう。
まとめ
函館の秋は朝晩の冷え込みに対応した重ね着、冬はしっかりとした防寒着や滑りにくい靴を用意することがポイントです。訪れる季節にあわせた服装を準備することで、観光や散策を楽しめるでしょう。
冬の函館は、イルミネーションや雪景色が美しく、イベントも豊富です。寒さ対策を万全にして、函館ならではの魅力あふれる季節を満喫しましょう。
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大学卒業後、リフォーム会社で建材や家具を仕入れるバイヤーとして従事。その後、「おすすめ商品比較サービス」を運営する会社でDIY・キャンプ・釣り・自転車・カー用品など、ホビージャンルのコンテンツ制作とマネジメントを経験する。
現在はフリーのWebライター・エディターとして、就活支援・動画制作・SDGs・旅行・ファッションなど多岐にわたるジャンルを担当。マーケティングに関するインタビュー記事やレポート記事も手掛けている。