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長崎観光の決定版モデルコースを紹介! 日帰り&1泊2日で、出島やグラバー園、大浦天主堂などの定番スポットを巡り、異国情緒あふれる街並みを満喫。長崎新地中華街や長崎出島ワーフでグルメも楽しめます。伊王島の絶景スポットやカフェ巡りもおすすめです。
ライター
Gunma,Japan
長崎は、日本の中でも特に異国情緒あふれる街として知られています。江戸時代に海外との窓口となった歴史を持ち、貿易や宣教師の往来を通じて育まれた独特の文化や建築が魅力です。
出島やグラバー園、大浦天主堂など、歴史的価値の高い建造物を巡る観光も人気を集めています。港や丘から見える絶景や、新鮮な海の幸を堪能できるグルメも大きな魅力。
そんな長崎の観光を楽しむためのモデルコースを、半日と1泊2日でご紹介します。
半日で長崎を巡るなら、午前中から少しゆったりめのスケジュールを組むのがおすすめです。10:00ごろに出発すれば、主要なスポットを十分に楽しめます。
訪れる時期は春や秋が比較的過ごしやすく、散策にも最適です。夏は暑さ対策、冬は防寒をしっかりして観光を楽しみましょう。
【半日モデルコース】
出島(午前)→ 長崎出島ワーフ(昼食)→ 長崎県美術館(午後)→ アミュプラザ長崎(夜)
Photo by AC
出島は、江戸時代に唯一海外との窓口として機能した人工島です。オランダ商館が置かれ、西洋の文化や学問が日本に伝わる拠点となりました。
現在では、当時の街並みが復元され、オランダとの貿易や日本との交流の歴史を学ぶことができます。
館内には資料館や展示施設があり、当時の暮らしや交易の様子をリアルに感じることが可能です。また、敷地内にはカフェやショップも併設されているので、異国情緒あふれる雰囲気の中で散策を楽しめます。夕暮れ時にはライトアップされるのも魅力の1つです。
出島
Photo by AC
長崎港沿いに位置する「長崎出島ワーフ」は、レストランやショップが立ち並ぶ人気の観光スポットです。
海の幸を贅沢に使った料理が楽しめる飲食店が充実し、新鮮な魚介を味わうことができます。昼は開放的なテラス席で港を眺めながら食事ができ、夜はライトアップされた夜景がロマンチックな雰囲気を演出します。
また、季節ごとにイベントも開催され、地元の特産品やアートが楽しめることも魅力の1つ。お土産選びやグルメを満喫しながら、長崎の港町ならではの景色を楽しむことができます。
長崎出島ワーフ
Photo by AC
長崎県美術館は、スペインの建築家エミリオ・アンバースによって設計された現代的な美術館です。ガラス張りの開放的な空間からは、長崎港の美しい景色を一望できます。
館内には、近現代の美術作品を中心に展示が行われていて特にスペイン美術コレクションが充実しています。
屋上庭園や水辺のプロムナードもあり、散策しながらアートを楽しめるのも魅力。企画展やワークショップも定期的に開催され、アート好きには見逃せないスポットです。
長崎県美術館
Photo by AC
JR長崎駅直結の商業施設「アミュプラザ長崎」は、2022年3月にリニューアルオープンし、市内最大級のお土産コーナー「長崎街道かもめ市場」が充実しています。
地元の食材を使ったレストランや地酒と料理が楽しめる「かもめ横丁」など、全56店舗が集まるにぎやかなスポットです。観光の最後に立ち寄って、お土産を探すのにはぴったりです。
アミュプラザ長崎
1泊2日でゆったり長崎を満喫するなら、初日は朝からの行動がおすすめです。
午前9時ごろと少し早くから市内観光を楽しみ、夜は港の夜景やグルメを堪能。翌日は離島エリアの伊王島まで足を伸ばして、大自然や島の風情を味わいましょう。
気候の安定する春や秋が観光のベストシーズンですが、夏は海遊び、冬はイルミネーションが魅力的と、1年を通して楽しめるのが長崎の良さでもあります。
【1泊2日モデルコース】
1日目:グラバー園→大浦天主堂→オランダ坂(午前)→ 長崎新地中華街(昼食)→ 眼鏡橋(午後)
2日目:伊王島(レンタサイクル)→cafe uliuli(昼食)→伊王島灯台
JR長崎駅直結の「アミュプラザ長崎」は、ショッピングやグルメが楽しめる大型商業施設です。
2022年にリニューアルされ、特に「長崎街道かもめ市場」は観光客に人気。長崎カステラや角煮まんじゅう、地酒など、長崎の特産品を豊富に取り揃えたお土産ゾーンも充実しています。
また、地元の新鮮な食材を使用した飲食店が軒を連ね、食事も楽しめるのが魅力。中でも「かもめ横丁」は、長崎グルメを気軽に味わえるスポットとして評判です。アクセスが良く、観光の合間や帰る前に立ち寄るのに最適なスポットです。
Photo by AC
長崎港を一望できる丘の上に広がる「グラバー園」は、異国情緒あふれる庭園です。明治時代に活躍したスコットランド出身の商人、トーマス・グラバーの邸宅をはじめ、歴史的な洋館が点在しています。
園内には日本最古の木造洋風建築があり、明治時代の長崎の発展を支えた外国人居住区の雰囲気を今に伝えています。
四季折々の花々が美しく、長崎港を一望できる絶好のロケーション。歴史や建築に興味がある方はもちろん、写真映えスポットとしてもおすすめです。
グラバー園
Photo by AC
日本最古の現存するキリスト教会「大浦天主堂」は、国宝に指定されている貴重な建造物です。フランス人宣教師によって建てられたゴシック様式の教会で、特徴的な白い尖塔が美しくそびえ立ちます。
内部には美しいステンドグラスと荘厳な祭壇があり、訪れる人々を静謐で厳かな空気に包み込みます。
隣接するキリシタン博物館では、キリスト教の伝来と弾圧の歴史について詳しく学ぶことができます。静かに歴史を感じながら、長崎の異文化交流の軌跡に触れられるスポットです。
大浦天主堂
Photo by AC
オランダ坂は、長崎市内にある歴史的な石畳の坂道で、かつて外国人居留地として多くの外国人が暮らしたエリアに位置します。周辺には洋風建築が立ち並び、異国情緒漂う魅力的な雰囲気が広がっています。
明治時代には外国人居留地として栄え、多くの貿易商や宣教師が行き交いました。
坂の両側にはクラシカルな西洋館が点在し、レトロな街並みを感じながらの散策が楽しめます。写真スポットとしても人気が高く、長崎の歴史と異文化が融合した風景を満喫できます。
オランダ坂
Photo by AC
長崎新地中華街は、日本三大中華街の一つで、約40軒の中華料理店や雑貨店が立ち並ぶエリアです。
江戸時代に中国人居留地として開かれた歴史を持ち、現在でも本格的な中華料理を楽しめるスポットとして人気です。
特に、長崎名物のちゃんぽんや皿うどんは必食です。旧正月の「長崎ランタンフェスティバル」では街全体が幻想的な光に包まれ、多くの観光客で賑わいます。
長崎新地中華街
Photo by AC
眼鏡橋は、日本初のアーチ型石橋として知られ中島川に架かる歴史的な橋です。その名の通り、水面に映る二連のアーチが眼鏡のように見えることから名付けられました。
1634年に建造され、現在もその美しい姿を保ち続けています。周辺には風情ある街並みが広がり、散策するだけで長崎の歴史を感じることができます。
特に、紅葉の季節や夜のライトアップ時には、幻想的な景観が楽しめるのも魅力の一つ。ゆったりとした時間を過ごしたい方におすすめです。
眼鏡橋
Photo by AC
伊王島は、長崎市から橋を渡って行けるリゾートアイランドで、レンタサイクルを使えば気軽に島巡りができます。美しい海岸線を走りながら、のどかな漁村や歴史的なスポットを訪れるのがおすすめ。
島全体にサイクリングロードが整備されており、初心者でも安心して楽しめます。
伊王島灯台や馬込教会、夕日の名所「伊王島シーライン」など見どころが豊富。電動アシスト付き自転車もレンタル可能なので、坂道も楽々。潮風を感じながらのサイクリングは格別です。
伊王島
伊王島にある「cafe uliuli」は、南国リゾートの雰囲気が漂う海辺のカフェです。オーストラリアでカフェを営んでいたオーナー夫妻が手がけており、こだわりの「COSTA COFFEE」を提供しています。
自家製ドーナツも人気でティムタムホクストやカスタードなど、さまざまなフレーバーが楽しめます。
伊王島ビーチのすぐそばにあり、潮風を感じながらリラックスし合間に立ち寄って、絶品のコーヒーとスイーツを堪能しましょう。
【cafe uliuli】
住所:長崎県長崎市伊王島町1-3274
営業時間:11:00〜17:00(火曜日定休日)
公式HP:cafe uliuli
公式Instagram:Instagram
Photo by AC
伊王島灯台は、長崎港の南西に位置する白亜の灯台で、明治時代に建設されました。現在も航行の目印として機能しながら、多くの観光客が訪れる絶景スポットになっています。
灯台からは東シナ海を一望でき、特に夕暮れ時の風景は格別です。
周辺には自然豊かな散策路が整備されており、ハイキングやピクニックを楽しむのにも最適な場所。波音を聞きながら、のんびりとした時間を過ごすことができます。長崎の美しい海と歴史を感じられるスポットです。
伊王島灯台
最後に、長崎での滞在におすすめのホテルを2軒ご紹介します。
リーズナブルで泊まりやすい宿と、少し高級感のある宿をピックアップしました。
Picture courtesy of Booking.com
長崎新地中華街のすぐそばに位置し、観光やビジネスの拠点にも最適なホテルです。最上階にある大浴場「スカイスパ」からは長崎の街を一望できます。
モダンで洗練された客室は、機能的で快適な滞在が可能。朝食では地元食材を使った和洋ビュッフェが楽しめ、リーズナブルながら充実したサービスが魅力です。
Picture courtesy of Booking.com
長崎新地中華街まで徒歩1分という好立地にある「ホテルJALシティ長崎」。洗練された客室や充実したサービスで、ゆったりとした滞在を楽しめます。
館内レストラン「桃苑」では本格的な広東料理が人気。1泊1万〜3万程度の価格帯で、やや高級感のある滞在を求める方にもおすすめです。
出島やグラバー園、大浦天主堂などの歴史的スポットのほか、港の夜景を楽しめるエリアも見逃せません。季節に合わせてハウステンボスなどのテーマパークもおすすめです。
新地中華街周辺や思案橋エリアが飲食店や商業施設も多く、にぎわいを見せています。駅前のアミュプラザ長崎周辺も注目度が上がっています。
カステラや角煮まんじゅうなどが有名です。アミュプラザ長崎(長崎街道かもめ市場)などのお土産コーナーでは、地酒や海産物を使った名産品も手に入ります。
長崎は歴史と異国情緒が融合した、ほかにはない魅力を持つ街です。半日でも1泊2日でも、モデルコースを上手に活用することで、短い時間の中でも充実した旅行ができます。
ぜひ本記事を参考に、思い出に残る長崎観光を楽しんでくださいね。
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2025.01.08