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北海道の最北端にある稚内の1~12月の気温と、各季節に合った服装を紹介します。冬は一面の銀世界ですが、夏は爽やかな避暑地になります。それぞれの時期でしか楽しめない景色やグルメが満載!年間通した稚内の気温や服装をシーズンごとに紹介します。
日本最北端の位置にある稚内!“日本のてっぺん”と言われる稚内は、ありのままの自然が残る、豊かな観光地です。
日本の最北端、宗谷岬や夕日の名所として知られるノシャップ岬など、有名なスポットもたくさんあります。稚内旅行に行く時の服装やシーズンごとの情報をまとめました。
稚内は最低平均気温は2月の-6.7度、最高平均気温は7・8月の22.3度です。
カラッとした気温で、真夏でも快適に過ごせます。一方、冬場はとにかく厳しい寒さが続き、視界が見えないほどの吹雪になることも…!冬の期間だけでなく、秋から夏前まで寒さを感じます。
しかし、夏から冬の気温差は、北海道の他の地域と比べて少ないのが特徴です。
同じ北海道でも、稚内は年間を通して風が強く、特に海沿いの地域は一年中強い潮風が吹きます。
シーズンごとの服装や防寒対策をして、稚内旅行を楽しみましょう。
Photo by HTO北海道観光機構
冬真っ只中の稚内は、最高気温も氷点下を記録するほどの寒い日が続きます。
本格的な冬を迎えた稚内は辺り一面が雪景色…!風も強く吹雪くため、服装には十分気をつけましょう。
滑り止めのついたブーツはもちろん、着脱式スパイクをつけて歩くのがおすすめです。着脱式スパイクは稚内のコンビニでも販売されています。
1月中旬ごろは、オホーツク海に流氷が着岸します。この時期にしか見られない、稚内ならではのダイナミックな自然を満喫したい人におすすめのシーズンです。
海が真っ白に覆われる、幻想的な風景も楽しめます。1月〜3月の稚内は、タラバガニや銀杏草が美味しい季節です。
1月の稚内は、最高気温でも氷点下を記録します。日中の気温も上がらず、体感温度も低く厳しい時期です。
厚手のコートやダウンジャケットはもちろん、ブーツは防水タイプでスパイクを着用するなどして豪雪対策もしましょう。
インナーは保温性が高いものを着用し、ニット帽・マフラー・手袋を着用します。雪マークがついていなくても降ることがあるので、フード付きのダウンコートがあると便利です。
1月以上に寒さが厳しく、風も強いのでとにかく寒い時期!防水機能はもちろん防風機能が付いている上着を選びましょう。
ダウンコートも上半身だけでなく、丈の長いタイプがおすすめです。肌に直接風が当たらないように対策しましょう。
風が強いため、傘がさせないこともあります。雪が強い時は、防水・撥水機能のある上着やフードで対策しましょう。靴の中にカイロを貼って、足元からの冷えをブロックするのも効果的です。
全国的には春の足音が近づいてくる時期ですが、稚内はまだまだ冬!1月・2月のように最高気温が氷点下になる時期は少なくなりますが、防寒対策が必要です。
街中では雪が積もっているので、滑って怪我をしないように注意しましょう。
3月下旬は晴れ間が見える日も徐々に増えますが、雪が降ります。厚手のセーターやコートなど、真冬の格好で観光を楽しみましょう。
Photo by HTO北海道観光機構
春の時期でも、稚内は冬と変わらない気温が続きます。本州では桜が咲く時期でも、稚内では雪が残る時期です。4月は冬並みの気温ですが、徐々に雪解けが始まります。
4月〜6月はホッケやミズダコなどが美味しい季節…!稚内は、野菜とミズダコを一緒にしゃぶしゃぶをする”タコのしゃぶしゃぶ”が有名です。
4月〜6月は真冬の寒さを記録しますが、ダウンジャケットから厚手のコートで対策できます。日中も日が出る時間が増え、春の訪れを感じます。
4月下旬ごろから軽めのジャケットで対策できますが、手袋やマフラーで温度調節をしましょう。
最低気温・最高気温ともに上昇し、気温だけで見ると春の訪れを感じますが、体感温度は冬と同じです。風も強いので、本州の冬だと思って対策をしましょう。
4月上旬は寒さが残るものの、下旬にかけ雪溶けが始まります。凍結している場所もたくさん残っているので、滑って怪我をしないように気をつけましょう。
長袖や羽織は必要ですが、厳しい寒さからようやく春を感じます。天気が良い日は日差しが強いため、紫外線や日焼け対策をしましょう。
海風が強い日は肌寒いため、着脱しやすい服装がおすすめです。
5月初旬から中旬は、エゾヤマザクラが見頃を迎えます。お花見をするときも、温かい格好をして楽しみましょう。
本州では梅雨入りし始めますが、北海道には梅雨がありません。
過ごしやすく心地よい時期ですが、日中で半袖だと寒いので長袖の準備をしましょう。
トレーナーやパーカーで体温調節をすると快適に過ごせます。肌寒さとは反対に、紫外線はどんどん強くなります。日傘や帽子の準備もしておきましょう。
Photo by HTO北海道観光機構
夏本番を迎える時期で、稚内でも鮮やかな緑と青空のコントラストが美しい時期を迎えます。
日中は30度を超えず、爽やかな気候が魅力的なシーズンです。夏本番にはたくさんの海の幸がシーズンを迎えます。ツブ貝にホッキ貝にシマエビ…!ホテルや地元の食堂で食べる海鮮丼は絶品です。
7月〜9月は雪もなく過ごしやすい時期だからこそ、サイクリングが楽しめます。
この時期にしか見れない動植物を目当てに、稚内に訪れる方も…!宗谷岬から眺めるオホーツク海や夕陽がとても美しく、雪がない時期にしか楽しめない景色もあります。
7月中旬をすぎると、気温差も緩やかなので、比較的過ごしやすい時期です。日中半袖で過ごせます。
本州の夏と同じ感覚で服装選びをしても、快適に過ごせますが、羽織は用意しましょう。
朝晩は肌寒く感じます。7月は雨が多く天気予報が外れることも…!折り畳み傘やレインコートを準備しておきましょう。ポンチョ型のレインコート1枚用意しておくと、防寒・防水対策もできます。
7月と同じくらいの気温なので、服装も7月と同じような服装で心地よく過ごせます。
日中は半袖・ハーフパンツでも快適に過ごせますが、場所によって気温差があるので薄手の羽織を用意しておきましょう。
特に稚内の内陸部は温暖に感じますが、海に面している場所は風が強い時もあります。お盆を過ぎると肌寒くなり、日中もカーディガンが恋しくなることも…!
8月のお盆を過ぎてから徐々に寒さを感じますが、9月は稚内の景色も秋めいてきます。
日中は暑さを感じる時もありますが、朝晩は冷え込みが増します。海から近い地域は天気が不安定になりがちで、予報にない雨が降ることも…!
濃霧の頻度も高いため、折り畳み傘を用意しておきましょう。
Photo by HTO北海道観光機構
10月〜12月の稚内は、徐々に厳しい冬が近づいていきます。10月下旬には初雪を観察することも…!
日中と夜の寒暖差が激しく、稚内の冬は早く訪れるのでセーターやフリース、手袋やマフラーなどの小物で対策をしましょう。
10月〜12月の稚内はキンキ・タラ・ホッケなどの魚介類が旬を迎えます。寒くなり始める時期に食べる鍋は絶品です。
冬の時期は、利尻山の自然を生かしたアクティビティが最高に楽しい!秋から冬に移り変わる稚内の自然を楽しみたい人におすすめの時期です。
10月に入ると日中でも肌寒さを感じ始めます。気温が高いときは20度近くまでいくこともありますが、半袖では肌寒いので、上着を用意しておきましょう。
10月中旬を過ぎると、気温が15度を下回ることも…!軽めのコートが1着あると便利です。
コートの準備に悩む時は、ストールやパーカーを持っていくのがおすすめです。朝晩は冷え込みが激しいので要注意!
本州では紅葉を迎えますが、稚内では冬が始まります。雪も降るので、防寒対策をしっかりしましょう。
夜は5度を下回り、11月下旬は真冬並みの寒さになることも…!
厚手のコートやダウンジャケットはもちろん、マフラーや手袋などの小物も準備しましょう。雪が降る日や曇りの割合も増えます。雪が降ってもいいように、雨具の準備をしましょう。
日中もマイナスを記録し、稚内の冬本番を迎えます。吹雪にプラスし海風が強く、気温以上に体感温度が寒く感じることも…!
防水・防風性能に優れたアウターや、中のインナーは裏起毛でとにかくあたたかいものを選びましょう。
銀世界が広がるため、思わず外に出たくなる時もありますが、少しの時間でも防寒対策を怠らないのがポイントです。
稚内観光のベストシーズンは、5月から10月!年間通して気候が比較的穏やかで、観光地の多くが快適に楽しめます。
ウニ漁は4月解禁で、9月までおいしく楽しめます。
稚内観光のベストシーズンは5月ごろからスタートします。爽やかな時期に、広大な景色を楽しむのも魅力的…!
真冬のシーズンは寒さが厳しく、防寒対策は欠かせません。しかし、北海道最北端の稚内でしか見られない景色が広がっています。ぜひ足を運んでみてくださいね!
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18歳で総合旅行業務取扱管理者資格を取得し旅行会社へ就職。結婚後退職し、フリーランス11年目になりました。
※旅行会社勤務の同級生女子5人組で、旅行情報インスタを始めました。フォロー大歓迎です!