旅の準備はじめよう

ラーメン好きなら一度は訪れたい、日本屈指のラーメン消費量を誇る「ラーメンの聖地」山形県山形市。本記事では、推せる一杯が見つかる 「推し麺やまがた」 の魅力と、山形市へのアクセス方法まで詳しくご紹介します。
山形県は東北地方の南西部に位置し、四方を山々に囲まれた自然豊かな地域です。冬は雪深く、夏はさくらんぼをはじめとした果物が名産として知られています。また、蔵王の樹氷や銀山温泉の風情ある町並み、最上川の舟下りなど、観光資源も豊富です。そんな山形県の中心都市である山形市は、グルメの町としても名高く、特にラーメン文化が根付いています。
山形市は、 総務省の家計調査において 中華そば(外食)への支出額が3年連続日本一を記録。*全国の県庁所在地および政令指定都市を対象とした調査結果です。
寒冷地特有の気候が、温かいラーメンを求める文化を育んできたともいわれ、地元の人々にとってラーメンは生活に密着した存在と言えるでしょう。
また、老舗の名店から個性的な新店舗まで、多彩な味が楽しめるのも山形市の魅力のひとつ。その結果、山形市長から公式に「ラーメンの聖地」と呼ばれるような地域となっていきました。
山形市が「ラーメンの聖地」と呼ばれる理由の一つは、その豊富なラーメンのバリエーションにあります。地域ごとに異なる特徴を持つラーメンが存在し、訪れるたびに新たな味に出会えるのが魅力。
冷たいラーメン:山形を代表するユニークなラーメンの一つが 冷たいラーメンです。夏の暑さをしのぐために生まれたこのラーメンは、キンキンに冷えたスープとコシのある麺が特徴。醤油ベースのあっさりとした味わいが、暑い季節にもぴったりです。
辛味噌ラーメン:寒い冬には、体を温める辛味噌ラーメンが人気です。濃厚な味噌スープに唐辛子や特製の辛味噌を溶かしながら食べることで、味の変化を楽しめます。寒冷地特有の食文化として、地元の人々に親しまれているとか。
鳥中華:一風変わった山形の名物として知られるのが鳥中華です。本来そば店で提供されていたこのラーメンは、和風だしをベースにしたスープと中華麺の絶妙な組み合わせが特徴。鶏肉や天かすがトッピングされており、和と中華が融合した独特の味わいを楽しめます。
山形市のラーメン文化は、単なる食事以上の存在として、地元の人々の暮らしに深く根付いています。寒さが厳しい冬の季節に温かいラーメンで体を温めるのはもちろん、仕事終わりや休日の楽しみとしても親しまれています。
また、ラーメン店同士の競争も活発で、それぞれのお店が独自の味を追求。昔ながらの老舗ラーメン店から、若手シェフが腕を振るう新進気鋭の店舗まで、多様な選択肢があるのも山形市の魅力です。観光客にとっても、こうした地元のラーメン文化を肌で感じながら、お気に入りの一杯を見つけるのは旅の醍醐味となること間違いなし。
「推し麺やまがた」は、一般的なグルメサイトとは異なり、スープの味や麺の太さといった好みに合わせてラーメン店を探せるのが特徴です。これにより、「こってり系が好き」「細麺が食べたい」といった具体的な希望にも、ピッタリのお店を見つけることができます。
サイト内のデジタルマップを使えば、お店の位置情報も簡単に見ることができます。現在地から最適なラーメン店へのアクセス方法も調べることができ、スマートフォンからそのままGoogleマップへの移行も可能。
また、マップにも麺やスープの種類によってお店を絞り込む機能があり、豚骨スープのお店のみ表示させたり、好みの麺の種類のみ表示させたマップでお店を探すこともできます。
推しメンやまがたのユニークな機能が、ラーメン名刺作成です。お気に入りのラーメン店を紹介する 「推し麺名刺」 作成できます。名刺交換していく先々で、新しいお気に入りのお店が見つかるかも。
山形市を代表する観光地のひとつが立石寺(山寺)です。松尾芭蕉が「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」と詠んだことで知られ、歴史と自然が調和する美しい景観が広がります。
頂上に位置する奥の院までは、約1,000段の石段を登る必要がありますが、道中の絶景や清らかな空気が疲れを癒してくれルことでしょう。山形ラーメンを堪能した後の運動にもぴったりです。
山形の歴史や文化に触れたい方には、山形市郷土館がおすすめです。明治時代の和洋折衷の建築様式が特徴的で、国の重要文化財にも指定されています。館内では、山形の歴史や暮らしについての展示が楽しめるため、地域の文化をより深く理解するのにもおすすめなスポット。
山形駅から徒歩圏内にある霞城公園は、山形城跡を整備した広大な公園です。四季折々の美しい風景が広がり、特に春には桜が咲き誇る花見の名所としても人気です。公園内を散策しながら、山形の歴史に思いを馳せるひとときは、ラーメン巡りの合間の良いリフレッシュになるでしょう。
山形空港(山形県東根市):羽田、伊丹、新千歳、小牧からの直行便あり山形駅までは車やバスで約30分。
仙台空港(宮城県名取市):国際線の発着もあり、中華圏からの訪問者に便利山形駅まで車やバスで約1時間30分。
山形新幹線:東京駅から山形駅まで 約2時間30分。
仙山線:仙台駅から山形駅まで 約1時間。
仙台駅から高速バスを利用すると 約1時間。
山形市でのラーメン巡りや観光を効率良く楽しむためには、移動手段を上手に活用することがポイントです。市内には観光客にも使いやすい交通手段が整っており、アクセスの良さが魅力です。ここでは、山形市内を快適に移動するための方法をご紹介。
1. ベニちゃんバス:100円循環バス
山形市中心部を手軽に移動したい方におすすめなのが、100円循環バスです。市内の主要な観光スポットや繁華街をぐるりと回るルートになっており、どの区間でも 一律100円というリーズナブルな料金で利用できます。また、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードにも対応しているため、観光客でも簡単に乗車可能です。車を使わずに気軽に移動したい方や、ラーメン店巡りの合間に市内観光を楽しみたい方にぴったりです。
2. ベニちゃり:電動シェアサイクル
少しアクティブに移動したい方には、 電動シェアサイクルも便利です。山形市内には、91か所のサイクルポートが設置されており、合計288台の電動自転車が利用可能です。観光地やラーメン店が点在する山形市では、短い距離をスムーズに移動できる自転車は非常に便利。さらに、電動アシスト付きなので坂道でも楽に走行できるため、体力に自信がない方でも安心して利用できます。スマートフォンから簡単に予約・決済ができるため、移動の自由度が高いのも魅力。
3. タクシー
重い荷物がある時や、複数のラーメン店を効率よく巡りたい時には、タクシーの利用も検討しましょう。山形市内にはタクシーが多く走っており、駅や観光地周辺で簡単に見つけることができます。また、タクシー配車アプリを使えば、さらにスムーズに利用できるので便利です。特に時間に限りがある場合や、大人数での移動には最適。
4. レンタカー
山形市を拠点に、近郊エリアまで足を延ばしたい方にはレンタカーが便利です。市内には複数のレンタカー会社があり、駅や空港周辺で簡単に借りることができます。特に、蔵王温泉や山寺など、市外の観光地を巡る予定がある場合には、レンタカーを利用することで効率的に観光を楽しめます。
5. 徒歩での散策もおすすめ
山形市の中心部は、徒歩での移動も十分可能です。駅周辺にはラーメン店が多く集まっており、観光スポットも点在しているため、歩きながら街の雰囲気を楽しむことができます。また、ラーメンを食べた後に散策を楽しむことで、食後のリフレッシュにもつながります。四季折々の風景や地元の風情を感じながらの散歩は、山形旅行の思い出をさらに彩ってくれるでしょう。
山形市は、ラーメンの聖地として訪れる価値のある町です。スープや麺の種類から自分好みのお店を探せる 「推し麺やまがた」 を活用すれば、ラーメン巡りがより一層楽しくなるでしょう。アクセスも良好で、飛行機や新幹線、バスなど多様な移動手段が用意されています。推しの一杯を求めて、ぜひ山形市を訪れてみてください。
ライター