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160年続く味わい。浅草の甘味処「梅園」で日本の和菓子を堪能
浅草の仲見世通りは食べ歩きのできるエリアとして有名です。そんな仲見世通りのそばには、160年もの歴史を持つ甘味処「梅園」があります。看板メニューでもあるあわぜんざいをはじめ、抹茶のあんみつなど、魅力的な和菓子を楽しめます。
あわぜんざいにあんみつ、おしるこなど……。日本には上品な甘味がたくさんあります。
そんな日本の甘味をいただくなら、ぜひ浅草の「梅園(うめぞの)」へ行ってみてください。
浅草の有名なおみやげ処である浅草仲見世通りのひとつ隣の通りにある、160年以上もの歴史を持つ老舗の甘味処です。
今回は、そんな「梅園」の魅力をご紹介します。
観光客で賑わう、浅草の名店
大きな看板に、店の前に置かれた長椅子。何よりおみやげを買いに来たお客さんで賑わう様子が、梅園の目印です。
まず店内に入る前に、お店の入り口で何を頼むかを先に選んでおきましょう。
店頭のディスプレイにはずらりと商品のサンプルが並んでいます。どれも美味しそうで迷ってしまいますね。
何を頼むか心に決めたら、暖簾をくぐりお店に入ります。この暖簾にも書かれている梅園のマークは、創業時から変わらないものだそうです。
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長い歴史を持つお見せなのに、店内はとてもくつろげる、落ち着いた雰囲気。まずは入って左手にある食券売り場で先に食券を購入しましょう。
和菓子の王道「田舎しるこ」
それではここから、梅園のオススメの甘味を紹介します。
まずは「田舎しるこ」(税込770円)。日本の作家・芥川龍之介の書いたエッセイ「しるこ」には、梅園の名前が出てきます。
そんな有名な梅園のおしるこは、さらさらとした口当たりのいいあんこと、やわらかなお餅の相性が抜群です。
焼いたお餅の香ばしさが鼻をくすぐり、ほどよい甘さのあんことあいまって、次々食べ進んでしまいます。温かい汁を飲めば、心からから温まり、ほっとする美味しさです。
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色とりどりの「抹茶あんみつ」
訪日観光客に人気なのが、見た目も鮮やかなこちらの「抹茶あんみつ」(税込858円)です。あんみつとは、あんこや寒天、フルーツなどを一緒に盛った、涼し気な甘味です。
その華やかさもさることながら、冷たいさっぱりとした味わいから、夏に喜ばれるメニュー。つるっとした食感の白玉と、冷たい抹茶アイス、あんこの甘さがたまりません。梅園の寒天はもちもちとしているんですよ!!
もちもちの「あわぜんざい」
そしてはずせないのが、梅園の名物である「あわぜんざい」(税込792円)。運ばれてきたお椀の蓋を開けてみると、温かな湯気とこしあんの美しさに見入ってしまいます。あんこを美しく盛るのも職人技なんだそう。
蒸した餅と、こしあんを合わせた潔い一品。シンプルだからこそ、素材の味がダイレクトに感じられます。あんこの甘みと、餅のほのかな渋みが絶妙でした。
お椀に添えられたシソの塩漬けを口にすれば、またあんこの甘味が引き立ちます。
他にも、古くからある和菓子や、フルーツを使ったモダンな和スイーツまで、様々な甘味が用意されています。店頭のサンプルを見ながらじっくり選びましょう。
ただし、中にはかき氷や栗ぜんざいなど季節限定の商品もあるのでご注意ください。甘味だけでなく、茶そばやお雑煮(おぞうに:日本のスープ料理)などの軽食もあるので、お昼時に行ってもお腹を満たすことができるのが嬉しいですね。
お正月には、浅草寺に参拝して、梅園でお雑煮を食べるのもおすすめです。
おみやげも買って帰れます!
店外ではおみやげ用の和菓子も売られています。持ち帰りの和菓子を購入し、赤い傘の下で一服しても絵になりますね。写真スポットとしても人気だそうです。
浅草に来なくても、梅園の和菓子は味わえます
梅園の甘味処は「浅草本店」のほかに4店舗あり、羽田空港の国際線旅客ターミナルにもお店があります。日本を離れる前に日本の和菓子を堪能するにも、お土産を購入するにももってこいのロケーションですね。
食べ歩きももちろん楽しいですが、「梅園 浅草本店」はゆっくり座って日本の和菓子を味わうにはぴったりの場所です。日本の160年の歴史をもつ梅園に、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか?
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旅と3度の食事とランニングが元気の源。知らない土地でのわくわくも、お気に入りの喫茶店でまったりする時間も好きです。