九州・四国・沖縄でしか見ることができない日本の祭りを動画で紹介!
日本には様々なお祭りがあります。本記事では、長崎県、福岡県、大分県、宮崎県、沖縄県、愛媛県でしか見ることのできない特徴的なお祭りを動画で紹介しています。お祭りの時期に合わせて、九州・沖縄・四国に行ってみてはいかがでしょうか?
九州・四国・沖縄地方は、東京や大阪とは異なる文化が根付いています。地元の食べ物はもちろん、季節に開催されるお祭りも珍しいものが多くあります。本記事では、九州・四国・沖縄地方の珍しいお祭りを動画で紹介しています。
竹ん芸
最初に紹介するのは、長崎県で毎年10月14、15日に開催される「竹ん芸」です。「竹ん芸」は若宮稲荷神社の秋祭りで奉納されます。神社の使いである男狐・女狐が若宮神社の御神徳をよろこんで裏の竹藪で遊ぶ姿を現したもので、小学生の小狐の可愛らしい曲芸を皮切りに、女狐と男狐が芸を披露します。高さ10m余りの2本の青竹の上で息をのむような人間離れした芸と不思議な響きのお囃子は、長崎の人たちの秋の大きな楽しみです。
詳細情報
住所:長崎市長崎市伊良林2丁目10-2
開催期間:10月14日~15日
公式HP:竹ん芸
©NBC
松山秋祭り 道後の鉢合わせ
10月上旬の早朝6時半頃から、愛媛県の道後温泉駅前で八町八体の大神輿がそれぞれ2回づつ、計8回の豪快な「鉢合わせ」を行うのが「松山秋祭り」です。喧嘩神輿と呼ばれ、神輿と神輿がぶつかり合い、たちまち神輿を取り巻いていた「神輿守り」の若い衆が渾身の力を込め神輿を押し合う様は圧巻です。
鉢合わせだけでなく宮入や宮出しも見所で、伊佐爾波神社の135段ある急勾配の石段を、大神輿が次々と進む姿は担ぎ手の熱気で神輿が曇って見えるほど壮大で壮観です。動画でその雰囲気を見てください。
詳細情報
住所:松山市伊予鉄道後温泉駅前
開催期間:10月5日〜7日
公式HP:松山道後祭り
©ITV
庄内神楽祭り
大分県由布市庄内町で、250年間に渡って伝え続けられる伝統芸能が庄内神楽です。庄内町は「神楽の里」と呼ばれるほど神楽(注1)が盛んな場所です。地域ごとに結成された神楽座と呼ばれる12の神楽団体があり、毎年秋に開催される「庄内神楽祭り」は全ての神楽座が一同に集う年に一度の大きな祭典です。それぞれの神楽座の舞が披露され、全国各地から3,000人を超す観客が集まります。力強い太鼓の楽に合わせた勇壮でユーモラスな舞で、神楽の里は感動に包まれます。
注1:神楽…神を祭るときに奏する舞楽。和琴(わごん)・大和笛(やまとぶえ)・拍子(ひょうし)の三つ、のちに篳篥(ひちりき)も加えて楽を奏し、かぐら歌をうたい、舞をまう。
詳細情報
住所:大分県由布市庄内町
開催期間:11月3日 ※2016年の情報です、ご注意ください。
公式HP:庄内神楽祭り
©OBS
放生会
福岡の放生会(ほうじょうや)は毎年9月に行われる、あらゆる生き物の霊を慰め感謝の気持ちを捧げる神事のお祭りです。「博多どんたく」「博多祇園山笠」とならぶ博多三大祭りの一つとして、福岡市の筥崎宮で行われ毎年100万人規模の人でにぎわいます。
みどころは700もの露店、そして江戸時代から続く博多のビードロ「チャンポン」と初日の午前中に売り切れてしまうという「おはじき」が名物です。神事やステージで行われる様々なイベントも見逃せません。
詳細情報
住所:福岡市東区箱崎1-22-1
開催期間:9月12日~18日
公式HP:放生会
©RKB
夜神楽まつり
神話の里として名高い宮崎県高千穂町。そこで毎年11月中旬から翌年2月上旬にかけて町内二十の集落で夜通し奉納される「高千穂夜神楽」。夜神楽とは、里ごとに氏神(うじがみ)様を神楽宿と呼ばれる民家や公民館にお招きし、神楽を奉納する昔からの神事です。そのため各集落では舞う順番が前後したり題目が変わったりするため、同じ夜神楽でも違った趣があります。
日本の神話や伝説の中に登場する神々が総出演する。幸多き秋の実りに感謝し、翌年の五穀豊穣を祈願するため神々に三十三番の神楽を夜通し奉納します。高千穂の夜神楽は、1978年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
詳細情報
住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井字神殿1037
開催期間:11月22日~11月23日 ※2016年の情報です、ご注意ください。
公式HP:夜神楽まつり
©MRT
那覇大綱挽
沖縄を代表する秋の伝統行事といえば「那覇大綱挽」です。400年以上の歴史を持ち県内最大規模の綱挽きは、毎年体育の日の前日(日曜日)に国道58号を舞台に約15,000人が東西に分かれて挽き合います。
ギネス認定登録された世界一の大綱は、全長186m、総重量40t、綱の直径は約1.5m。年齢・性別・国籍を問わず熱狂する戦いは30分の制限時間内に決着がつかない年もあるそうです。フィナーレは、沖縄特有の庶民の踊り「カチャーシー」で締めるのが特徴です。
詳細情報
住所:沖縄県那覇市銘苅2-3-1
開催期間:体育の日の前日(日曜日)※体育の日は10月第2月曜日
公式HP:那覇大綱挽保存会
©RBC
おわりに
いかがでしたでしょうか。四国・九州・沖縄は、東京や大阪とは違った文化が根付いていて、行けば新たな発見と出会いがある地域です。食文化もそれぞれ異なるので、実際に行って味わってみてください。それぞれのお祭りの開催時期に合わせて行ってみるのをおすすめします。