映像で見る日本の秋の絶景! 〜紅葉・大イチョウ・トロッコ・吊り橋〜
日本の秋の風物詩といえば紅葉です。本記事では福島県は夏井川渓谷の紅葉、青森県の大イチョウ、富山県は黒部峡谷トロッコ電車、静岡県の夢の吊橋、山口県の紅葉、京都府の嵯峨野観光鉄道トロッコ列車の絶景を映像で紹介します。
暑い夏が過ぎ秋が訪れると、緑深かった木々にも色がつきはじめ、紅葉の時期となります。日本には紅葉の絶景や、日本で一番大きなイチョウの葉が全て黄色に染まったり、トロッコに乗りながら美しい景色をみたり、島ならではの秋を感じられる風景がたくさんあります。この記事では、映像を使って日本の秋の美しさを紹介します。
夏井川渓谷の紅葉
福島県のいわき市と小野町を流れる夏井川は、10月になると1年の中で最も鮮やかな色に包まれる時を迎えます。JR磐越東線沿いには、およそ15kmにわたる夏井川渓谷があり、この一帯が「夏井川渓谷県立自然公園」に指定されています。紅葉の季節を迎えると夏井川渓谷を眺めることができる区間では、わざわざ列車がスピードを落とし、訪れた観光客にサービスをしています。
詳細情報
住所:いわき市小川町江田
紅葉の見頃:10月下旬~11月中旬
公式HP:夏井川渓谷の紅葉
©TUF
日本一の大イチョウ
樹齢1000年、高さ31m、幹周り23mの日本最大級のイチョウの巨木が青森県西津軽郡深浦町にあります。昔からご神木として信仰されいて、国の天然記念物にも指定されています。日中、青空に広がる黄金色の巨木や黄色い葉の絨毯が美しく、訪れた人は写真を撮り、その絶景に見とれ時間を忘れてしまう程です。
近年は夜間ライトアップ企画「ビッグイエロー」が行われ、幻想的な美しさが県内外の観光客の注目を集めています。
詳細情報
住所:西津軽郡深浦町大字北金ヶ沢字塩見形356
紅葉の見頃:11月12日~30日 ※2016年の情報
公式HP:日本一の大イチョウ
©ATV
黒部峡谷トロッコ電車
北陸新幹線の開業で、東京からおよそ2時間40分。富山県にある黒部宇奈月温泉駅を降りたら北陸屈指の名湯「宇奈月温泉」へ行ってみましょう。さらに、そこからのお勧め観光スポットが黒部峡谷トロッコ電車です。このトロッコ電車は、電源開発を目的に造られたもので、始発の宇奈月駅から終点の欅平駅まで、全長20.1kmを、片道およそ1時間20分かけて走ります。
特に秋の紅葉の時期は、険しい峡谷と水の流れを背景に、赤や黄色の美しい木々が絶景を描き出します。沿線には、トロッコ電車でしか行けない秘湯も点在していて、身も心もいやしてくれる大自然の秘境を満喫できます。
詳細情報
住所:富山県黒部市宇奈月町舟見明日音澤
紅葉の見頃:11月上旬~11月下旬
公式HP:黒部峡谷トロッコ電車
©TUT
寸又峡「夢の吊橋」
静岡県榛原郡川根本町の「寸又峡温泉」は、SL運行やトーマス列車で知られている大井川鉄道の「千頭駅」から車で30分の場所にあります。さらにその温泉街から40分ほど歩くと「夢の吊橋」があります。
大間ダム湖にかかる長さ90m、高さ8mの橋で、湖面は光の波長によりエメラルドグリーンに見えます。
「トリップアドバイザー」が選ぶ「死ぬまでに一度は渡りたい世界の徒歩吊り橋10」のひとつに選ばれていて、紅葉シーズンには多くの観光客で賑わいます。
詳細情報
住所:静岡県榛原郡川根本町千頭
開催期間:11月上旬~11月下旬
公式HP:寸又峡「夢の吊橋」
©SBS
宇野千代(うのちよ) 生家の紅葉
山口県岩国市出身の作家である宇野千代の生家には、屋敷を覆うように約100本のモミジがあり、秋は紅葉の名所として毎年大勢の人が訪れます。宇野千代はふるさと岩国が舞台の作品「おはん」で知られています。
この生家は明治期の建物で、1974年に千代自身が昔の姿に修復しました。2007年に国の登録有形文化財に登録されていて、宇野ゆかりの品も展示され、併せて楽しむことができます。
詳細情報
住所:山口県岩国市川西2-9-35
開催期間:11月下旬から12月上旬
公式HP:宇野千代生家の紅葉
©tys
嵯峨野観光鉄道 トロッコ列車
京都府の保津川渓谷の深い谷あいを縫うように走る列車が嵯峨野観光鉄道トロッコ列車です。嵯峨と亀岡を結ぶ全長7.3kmの小さな旅を楽しめます。小さな旅で出会うのは、ここにしかない秋。まるで動く絵画のように、視界の全面に美しい紅葉が広がります。
この路線には、ある物語があります。明治初期から、このトロッコは人や物資を運ぶ鉄道として活躍していました。しかし、その役目を終え、廃線になってしまいます。今からおよそ20年前、一度廃線になってしまったトロッコ列車が、観光列車としてよみがえったのです。線路脇の紅葉は、人々をもてなすために当時の職員が植樹しました。秋のトロッコ列車は和の風景を届けてくれます。
詳細情報
住所:京都府京都市右京区嵯峨天竜寺車道町
開催期間:10月中旬~12月中旬まで
公式HP:嵯峨野観光鉄道
©MBS
屋久島の秋
屋久島は、1993年に白神山地と並び、日本で最初に世界自然遺産に登録されました。直径30kmほどの島ですが、九州最高峰の宮之浦岳(1,936m)をはじめ、1,000mを超える山が40以上も連なっています。その姿から、洋上のアルプスと呼ばれます。
原生の森には、樹齢数千年の屋久杉が点在します。海岸線は亜熱帯、山頂部は冷温帯で、日本の南から北までの気候が凝縮されています。いつも島のどこかで雨が降るといわれていますが、秋は気候が安定し、美しい風景に出会うことができます。
詳細情報
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町小瀬田501
開催期間:11月中旬
公式HP:屋久島
©MBC
瓶ヶ森、千本山、安居渓谷他
絶景の宝庫、高知県。 目の前は太平洋で県内の森林率は84%もあり、日照時間も長いことで知られています。そんな高知県ですが、皆さんが良く見ている観光マップは高知の魅力のほんの一部しか紹介していません。 高知の絶景は色んな所にあります。その場所に行って立ってみて初めて分かる事など、高知の秋と冬にしか見えない絶景スポットを紹介します。
詳細情報
住所:高知県
開催期間:10月上旬~10月中旬
公式HP:高知県
©KUTV
おわりに
いかがでしたでしょうか。日本の秋に見られる絶景を映像で紹介しました。これらの映像を見たら、全部の場所に行ってみたくなりますね。日本のそれぞれの地域には絶景もあり、美味しいグルメもあり、ゆっくり寛げる宿泊施設もあるので、是非足を運んでみてください。