日本だからこそ! 雪祭りや雪が降る日本で見ることができる絶景を紹介【2018年版】
日本では冬になると真っ白な雪が多く降る地区があります。本記事では雪と関わりの深い「さっぽろ雪まつり」「いわて雪まつり」「兼六園の雪吊り」「むこ投げ」「蔵王の樹氷」を映像を使って紹介します。
日本では冬になると真っ白な雪が多く降る地区があります。道路に雪が積もり移動が困難になったり、畑に雪が積もって農作物が収穫できなくなったりもしますが、雪を使ったお祭りや、雪が見せる自然の絶景もあります。この記事では、動画と一緒に雪祭りや雪の絶景を紹介します。
さっぽろ雪まつり
「さっぽろ雪まつり」は札幌市内の大通公園をはじめとする複数の会場で毎年2月上旬に開催される雪と氷のお祭りです。
大小さまざまな形をした雪像が出迎える「さっぽろ雪まつり」には、国内外から約260万人が来場する、冬の北海道を代表するイベントです。
メイン会場である大通公園には、建築物とも呼べる5基の大雪像をはじめ、約100基の雪像が並びます。
小さな雪像は市民が製作したり、国際雪像コンクールの作品として作られたものもあります。氷に比べ加工がしづらい雪を使った細かな造作や像の美しさに観客は魅了されてしまいます。
詳細情報
住所:北海道札幌市中央区大通西4丁目
開催期間:大通会場・すすきの会場:2018年2月5日~12日
つどーむ会場:2018年2月1日~12日
公式HP:さっぽろ雪まつり
©HBC
いわて雪まつり
岩手県の小岩井農場で開催される「いわて雪まつり」は、岩手の代表的な冬の風物詩です。期間中には、ステージショーや花火の打上げなど、連日多彩なイベントが繰り広げられ、約30万人もの観光客でにぎわいます。
見て、触って、遊べる雪像や、かまくらの中で食べる熱々でジューシーなジンギスカン、地元の味を楽しめる屋台が軒を連ね、まつりの雰囲気を盛り上げています。
夕方暗くなると雪像がライトアップされ、昼とは違った趣を楽しめます。
冬のまつりとしては本州最大規模で、5日間開催されます。
詳細情報
住所:岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1
開催期間:2018年2月14日〜2月18日
公式HP:いわて雪まつり
©IBC
兼六園の雪吊り
江戸時代の代表的な大名庭園で日本三名園の一つに数えられる兼六園。金沢市の中心部に位置し、四季折々の美しさを楽しむことができる特別名勝です。冬は、風物詩の「雪吊り」が施された樹木が国内や世界各国の観光客を迎えます。
雪吊りは北陸地方特有の湿った雪から樹木を守るために木に縄を取り付けるもので、兼六園では「リンゴ吊り」と呼ばれる技法が用いられています。雪吊り作業は、毎年「唐崎松」と呼ばれる兼六園の中で最も枝ぶりの見事な松から始めます。
園内随一の枝ぶりを誇るこの松は、5本の芯柱が建てられ、総数約800本の縄で枝を吊ります。
詳細情報
住所:石川県金沢市兼六町1
開催期間:11月1日~12月中旬
公式HP:兼六園
©MRO
むこ投げ
豪雪地域として知られる新潟県十日町市松之山温泉の行事「むこ投げ」。300年もの伝統を持つ「むこ投げ」は、自分の娘を他の村の男に奪われた(嫁いでしまった)腹いせが起源とされています。
「むこ投げ」の後は恒例の「すみ塗り」もあります。投げられたお婿さんはもちろん、市民や警備の警察官も、「おめでとう」の掛け声とともに墨を塗り合います。
近年は伝統行事というよりも人寄せのイベントとして開催され、投げられる新郎、新婦よりも観光客と写真家を呼ぶためのイベントとして開催されていて、雪深い里が賑やかな声に包まれるイベントとなっています。
詳細情報
住所:十日町市松之山湯本/松之山温泉街薬師堂
開催期間:2018年1月15日
公式HP:むこ投げ
©BSN
蔵王の樹氷
山形で見られる冬の風物詩、樹氷。アオモリトドマツに日本海の湿気を含んだ雪がシベリア偏西風に運ばれ枝に凍りつき、樹木全体が白い氷になった自然の芸術です。
別名アイスモンスターとも呼ばれる山形の冬の風物詩は、常にその姿を変え続けています。蔵王山頂までのロープウェイから見下ろしたとき、そこにはワクワクするような光景が広がっています。見頃は1月下旬〜3月上旬まで。
詳細情報
住所:山形県山形市蔵王温泉229-3
見頃:1月下旬〜3月上旬
公式HP:蔵王
©TUY
おわりに
いかがでしたでしょうか。札幌と岩手の雪まつりと、兼六園で見られる雪吊り。そして新潟で雪の中に投げられる「むこ投げ」と雪と自然が織りなす自然美「樹氷」を映像で紹介しました。
この映像を見て、実際に行きたいと思った方もいるのではないでしょうか。どのイベントや風景も、とても面白く美しいので、是非行ってみてください。
※本記事は2016年9月9日に公開した記事を2018年版にリライトしました。