旅の準備はじめよう
【九州・沖縄編】日本に来たら参加すべき祭り4選
博多どんたく、博多祇園山笠、長崎くんち、沖縄全島エイサーまつりなど、本記事では勇壮な祭りが多い九州のまつりの中から、オススメの4種類を紹介します。日本に来るなら、まつりに参加しないともったいない!
日本には全国にユニークで大迫力のまつりがあります。日本旅行をするなら、まつりに参加しない手はありません。本記事では勇壮なまつりが多い九州のまつりの中から、オススメの4種類を紹介します。
1.博多どんたく(福岡県福岡市)
Picture courtesy of 福岡市(「博多どんたく港まつり」の様子)
毎年5月3、4日に福岡県福岡市内の各地で開催され、200万人以上を集客する日本有数の大規模なおまつりです。市内には30カ所以上のステージが用意され、あちらこちらでパレードやイベントが催されています。
一番の見どころスポットは明治通りです。伝統的な衣装などで仮装したグループが行列をなして延々と通りを練り歩いたり、踊ったりしておまつりを盛り上げます。趣向を凝らしたグループのパレードは活気に溢れ、見ているだけで元気が出ます。メイン会場である福岡市役所前広場は西鉄福岡天神駅から徒歩で約4分です。
開催地情報
住所:福岡県福岡市博多区呉服町 明治通り
公式HP:博多どんたく
2.博多祇園山笠(福岡県福岡市)
©JNTO
こちらも福岡のおまつり。700年の歴史を持ちます。毎年7月1日から7月15日にかけて開催され、山笠と呼ばれる装飾を施した台車を、男たちが勇壮に引き回します。豪華な山笠が市街地を駆けまわる様子は、見ていて惚れ惚れするほど。
特徴的なのは"かけ声"。山笠を引きながら口にする「おっしょい」というかけ声は、1996年に日本の音風景100選にも選ばれています。
開催地情報
住所:福岡県福岡市博多区上川端町1-41
公式HP:博多祇園山笠
3.長崎くんち(長崎県長崎市内)
Picture courtesy of 長崎県観光連盟
毎年10月7~9日に長崎市内各地で開催される諏訪神社(すわじんじゃ)のおまつりです。日本が鎖国政策(※1)を行っていた時代、長崎は日本で唯一外国との交流がある町でした。そのため長崎はポルトガル、オランダ、中国など、外国の文化による影響を大きく受けており、長崎くんちにもその片鱗が表れています。
長崎くんちでは、各町が踊りを発表したり、おみこし(※2)や山車(※3)を引っ張ったり、行列を行ったり、と内容は多彩です。中でも代表的なものは大きな龍をかたどった人形を操る「龍踊(じゃおどり)」。にぎやかな音楽に合わせて、龍がダイナミックに動く光景は大迫力です。会場は諏訪神社、お旅所、公会堂前広場、八坂神社に設営されています。
4か所ある会場の内、一番人気の諏訪神社での観覧料金は3,000円または4,500円に設定されています。さらに、一人用席、4人掛け席はグレードに応じて2,000~30,000円の料金設定がされています。さらに1人1,500円の当日販売の立見席も用意されています。諏訪神社までの行き方は簡単。路面電車の諏訪神社前で下車し、徒歩で約5分です。長崎の文化がぎゅっと凝縮した長崎くんちは飽きることがないはずです。
開催地情報
住所:長崎県長崎市上西山町18-15(諏訪神社会場)
公式HP:長崎くんち
※1…鎖国(さこく):日本人の出入国や貿易を国が管理・統制・制限をすること。
※2…おみこし:神様の乗り物。おまつりで人が担ぐ。
※3…山車(だし):神様の乗り物。おまつりで人が引き綱を引っ張る。
4.沖縄全島エイサーまつり(沖縄県沖縄市)
Photo by PhotoAC
9月第1土曜日・日曜日に沖縄全島で開催されるおまつりです。沖縄各地から選ばれたグループが、沖縄の伝統的な楽器・三線(さんしん、別名沖縄三味線)と太鼓を演奏しながら、歌い踊ります。太鼓の音楽、踊り、歌で盛り上がった後、参加者全員で沖縄名物のダンス「カチャーシー(※4)」を踊り、花火を観ておまつりを締めくくります。
会場全体が一体化する楽しさを味わえること間違いありません。最終日の会場である「沖縄市コザ運動公園陸上競技場」までは、ゆいレール旭橋駅から徒歩で約3分のところにある那覇バスターミナルから21番のバスに乗り、「沖縄市運動公園」で下車してすぐです。また、市内8カ所から20分に1本シャトルバスも運行しているので、上手に利用しましょう。
開催地情報
住所:沖縄県沖縄市諸見里2-1-1(最終日会場)
公式HP:沖縄全島エイサーまつり
※4…カチャーシー:沖縄民謡の演奏に合わせ、両手を頭上で左右に振り、足を踏み鳴らす沖縄独自の踊り。